香港に1年半ぶりヒト感染(鳥インフル)発生で警戒レベル引き上げに至っている件、続報です。とりあえずビックリマターは起こっておらず。
- 2歳児は依然重体。H5N1に特段の変異は認められず。
今回、早期に感染者を検出隔離できたのは、香港のシステムが適切なことを示している。
http://www.thestandard.com.hk/news_detail.asp?we_cat=4&art_id=123110&sid=36614033&con_type=1&d_str=20120605&fc=2 - 今回のヒト感染発生は18カ月ぶり。2歳児はICUに隔離されており、広州の家族には感染者出ておらず、感染拡大可能性は否定的。2歳児は、先月、広州の市場に行ったとき感染した可能性。
http://www.chinadaily.com.cn/china/2012-06/05/content_15473422.htm - 2歳児から検出されたH5N1はクレード2・3・2・1。野鳥から検出、あるいは2010年のヒト感染のと同じ。すべての遺伝子は鳥由来。タミフル耐性なし。
http://www.shanghaidaily.com/article/?id=503021&type=National
とりあえず、ビックリニュースはありません。香港当局の粛々とした仕事ぶり、情報発信ぶりは頼もしいところです。実際、南西アジアあたりでは今でも、「当局が民衆に平静を呼びかけた」系の報道が出てきますから、香港のデータをちゃんと出して大丈夫だと確認する姿勢が対照的に目立ちます。