新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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わずか1週間前に世界の地震専門家がネパールに集まり対策協議していた!

2015-04-26 18:44:56 | 雑感/他分野ニュースから連想

わずかたったの1週間前、地震や社会学の専門家たち50名がカトマンズに集合して話し合っていました。

ここで大地震が起こったら、被害は甚大。今から対策、なにから手をつけるべきかと・・・彼らはそれが時間との闘いであることはわかっていたけれど、具体的にいつがXデーなのかはわからなかった。。。

物理学的にも地政学的にも、まさに我々が恐れていたことそのものが起こってしまったと、ケンブリッジ大学教授のコメント。

MSFの科学者も、今回のエリアを歩き回りながら、(地震が来たら)相当なトラブルになるぞと考えていたとコメント。

活断層の問題だけじゃなくて、現地事情、人的問題から被害拡大するぞと。

おなじ震度でも、カルフォルニアなら人口100万あたり10~30人の犠牲者のところ、ネパールでは1000人の被害、パキスタン・インド・中国の一部では1万人の被害を予測(So the same level of severe shaking would cause 10 to 30 people to die per million residents in California, but 1,000 maybe more in Nepal, and up to 10,000 in parts of Pakistan, India, Iran and China, said USGS seismologist David Wald.)

う~ん。あと5年10年遅く発生していたら、結果は違っていたかもしれないのに。
大自然の非情さを再確認です。

ソースはUT Sandiego
http://www.utsandiego.com/news/2015/apr/25/experts-gathered-in-nepal-a-week-ago-to-ready-for/

 

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