いまヤンゴンにいます。今朝の新聞を開いてみたら、一面トップがいきなりこれです。
ヤンゴン郊外複数個所で麻疹のアウトブレイクが確認され、政府がMRワクチン接種キャンペーンをやってる報道。
ヤンゴン郊外7か所の流行で、なんとか食い止めるべく、ミャンマー政府の接種キャンペーン(この国でもMMRじゃなくてMRみたいです)。
これで感じるのが、日本への麻疹が持ち込まれる火元の国として認識されるインドネシアやタイ以外にも、まだ知られざる国がまだまだあるなあという事実でした。ミャンマーの麻疹は14日付ProMedに記載はあるものの、それ以降は載ってきていません。
ここのところ、日本国内では、「AKB握手会」だの「あべのハルカス」だの、誰でも知ってるボキャブラリーとともに麻疹が報じられることが頻回です。2015年に排除認定うけてる日本の麻疹例は(理論的に)すべて海外からの持ち込みのはずですが、その火元・供給源になる国は、有名どころのインドネシアやタイ以外にも、そしてここ数週に割とよく聞くフィリピン・ベトナム以外にも、まだまだあるなあというのが実感。
いま管理人がおりますミャンマー現地では、これから実習生や外国人労働者として日本へ送り出すべく、政府も人材派遣会社もそれぞれに動いています。つまり、日本とのヒトの行き来も大いに増える実感が感じられるのがヤンゴンです。
今後、突然の麻疹報告がますます頻回化してゆくのか、頭の中に置いておくべきことでしょう。