最後の旅を始めよう

-黒の英雄譚・零-

選挙にもテスト制を取り入れたら良いのではないか?

2024年07月08日 | アイデアノート
以下のブログ記事を書いたのですが、問題点などありましたら教えて下さい。

『選挙にもテスト制を取り入れたら良いのではないか?』

盛り上がった都知事選も
結果的には、小池さんの圧勝でしたね。


正直、小池さん、
バックに海外勢力が付いている疑惑が出た時は
これはもう学歴詐称レベルのスキャンダルじゃねーな!と
流石に、ここまでか・・・と思いましたが


・・・完全に杞憂でしたね。


改めて冷静に考えてみると、
今回の選挙は、圧倒的に小池さんに有利に働いていたなと考えられます。


都知事選は今まで100%現職が勝ってきましたが、
それ自体は、当たり前なのですよね。

東京という土地柄から
都民は、地方民と比べて圧倒的に改革派が少ない訳です。

たとえば、こんな図式、
地方から東京に出て来た人は
勝ち組は東京に居残り、それ以外は地方に帰っていく。
であれば、自然と現状に満足している人間が
多数派になっていく構造だと言えるでしょう。

そして、そういう人達は
下手に波風を立るよりも現状維持を望む筈です。
つまり、東京は大多数の保守派が生まれ易い土地柄という訳です。


更に、今回の選挙は出馬人数が過去最大でした。
そのせいで、ただでさえ数少ない改革派が
更に分散してしまう状況に成ってしまっていました。

その上、改革派の一部の
選挙ポスターを私的に使う等のマナーの悪さが連日メディアに取り上げられ
そんな中、現職の小池さんが劣勢っぽいという雰囲気が流れたせいで
保守派の団結が強くなったのも現職の追い風になったと思います。


そう考えると
今回の結果は、至極妥当であったと言えますね。




さて、そこでふと思ったのですが・・・


よく「選挙に行こう」「投票しよう」みたいな呼びかけを聞くと思いますが

実は私は、これ何時も”違和感”を覚えていたのですよね。
その違和感の正体に今回の事で気付きました。


選挙で選ぶべき人間というものは
「能力・知識・道徳を兼ね備えた上で人々の為にその身を捧げる事が出来る」
そんな人物が理想的ですよね。

しかし、そんな人を選ぶのに
「選挙に行こう」「投票しよう」という呼びかけでは実現しません。

立候補者一人一人の人となりをちゃんと見極め、
誰が一番相応しいかを徹底的に吟味した上で投票する必要が有る訳です。

それを怠った場合、
下調べやリテラシー不足な状態での投票により
見た目だけ良かったり弁が立つだけの中身空っぽな人に
票が入ってしまう恐れもありえます。

つまり、この場合の正しい呼びかけは、
「投票する前にちゃんと立候補者の事を調べよう」であるべきです。
にもかかわらず「選挙に行こう」「投票しよう」と
無責任な事を呼びかけるのは何故でしょうか?


答えは、
それによって、圧倒的に有利になる人間が居る訳ですよ。

もう、お分かりですね?そう、『現職』です。


「選挙に興味も無いけどCMでも行けと言っているし、とりあえず行っておくか」
くらいの熱量の人の場合、
よっぽど捻くれた性格で無ければ、まず現職に投票するでしょう。

なるほど、よく出来ておりますね。
税金使って現職応援のCMを流したら大バッシングをくらうでしょうけど
「選挙に行こう」という内容であれば、たとえ税金を使っても誰も批判しない。
これ考えた人、頭良すぎですね。。。

しかし、そうなると現職に不利に成る様な
「投票する前にちゃんと立候補者の事を調べよう」
というCMは絶対に作られない訳で、

大多数のリテラシーの低い有権者は、
どんなに中身スカスカのカスみたいな立候補者であっても
外面が良くて口が回りさえすれば票を獲得出来て、
詐欺師の様な議員が生まれ続け、政治が腐敗していく
正にデフレスパイラルが起こり続ける構造に成ってしまっている訳ですよね。

この状況に、
なんとかメスを入れるにはどうすれば良いのでしょうか?

リテラシーの低い人でも、一目で立候補者の政治スキルが分かる
そんな夢の様なシステム・・・

実は一つだけ、そんな方法があります。
皆さんも、勿論ご存じのあのシステム。


そう、『テスト』です。


選挙にも試験制を導入すれば、
全ての議員に一定水準の政治知識がある事が保証されますし
人気だけで受かってしまっていた芸能人議員やyoutuber議員なんかも
この時点で弾く事が出来る訳です。

とはいえ、
そんなもの実現するのは無理でしょうと思われたアナタは
リテラシーが高いですね。

そう、選挙の形式は、未だに騒音をまき散らして街頭演説をする
明治時代から全く変わらない時代錯誤な方法が取られている事も、

結局は、今のやり方で勝てている人にルールを作る権限がある以上
このやり方を覆せないシステムに成ってしまっているのですよね。

全ての立候補者が「現状を変える」と口を揃えて言っているのに
この為体なところを見れば、まず選挙機関に試験制の導入をさせるのは
難しいでしょう。

では、どうすればよいのでしょうか?

内部から変えられないものは、
外部から変えてやれば良いのですよ。

たとえば、英検の様に
誰でも受けられる『政治家検定』というものを作り、
合格者を公に発表する様にします。

そうすると、
政治家検定を受けた立候補者は「政検1級」です等と名乗れる様になる訳です。
これなら誰が見ても、この人はちゃんと知識のある人なんだと解かり
信頼性の向上にも成りますよね。

選挙でも「政検1級」を持っている人の方が2級以下や持っていない人よりも
受かる確率が上がると考えられるので、政治家志望の人達は挙って受ける様に成るでしょう。

この様に、民間であっても
十分に新しいシステムを構築していく事は可能だと考えられます。

あと、
この『政治家検定』けっこう儲かる気もするのですよね。
これを受けるのは政治家志望の人間だけでなく、
秘書や官僚、公務員、学生、政治ライターなんかもマーケティング対象になりますし、
これを受けるタイプの人間は、ほぼ金持ちでしょうから
試験費用がある程度高額になっても問題無いでしょう。

また、裏取引で試験問題を流した場合、
億単位での取引も行けそうな気がします。

更に、その情報で後から脅迫すれば、
金はおろか、政治を裏から操る事すら出来るかも知れません。


・・・結局、腐敗してるじゃねーかっ!


という、ツッコミが聞こえてきそうですが、
そういったデメリットも考えられます。という話ですね。

月並みですが、
試験実施や管理の透明性を確保するために第三者機関を設ける等すれば
一定の信頼性を担保出来るかも知れません。

テスト制の導入には課題もありますが、
政治家の資質を問う仕組みは民間や外部からも構築できる可能性が十分にあります。
政治家検定といった民間資格制度が新たに誕生すれば
結果として政治の透明性や信頼性向上につながるかもしれません。

そんな感じで、
アイデア次第でまだまだこの世の中は良くして行く事が
出来るのではないか?というお話でした。
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