老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

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「5.29 大集会 in おおさか」に 参加して(ニュース 76号 / 2022.06.10)

2022-06-09 22:45:10 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
◆暑さに負けず 5.29大集会やりました(ニュース74号)
◆報告と お礼 「 5.29大集会 in おおさか 」(ニュース75号)


(5.29 記録映像)→ コチラ
暑さのため、機器に影響が出て、音声が乱れています。

(5.29 記録音声)→ コチラ


■■ 5.29大集会inおおさか に参加して ■■

5月とは思えない蒸し暑さの中2000人を超す人たちが集会に結集したことは、
関西の反原発運動の粘り強い行動の結果であり、本当に頭の下がる思いです。

同時に40年超えのオンボロ原発を動かすことに対する危機感の大きさの現れです。
このことに政府や電力資本は真摯に向き合うべきです。自分たちにとって
都合のいい「専門家」という名の御用学者のお墨付きを取り付け、
事故が起これば想定外ですむのなら、専門家も規制委員会も必要ありません。

また、参加者が青森から鹿児島まで全国から結集していることは、
老朽原発の問題が決して若狭と東海だけの問題ではなく、全ての原発を
一刻も早く廃炉に追い込むために負けることのできない闘いであると、
全国の仲間が確信しているからです。

まずは美浜3号機の再稼働を阻止し、この闘いを全国につなげていくことが
勝利への道だと今回の集会で確信できました。集会の中で「311子ども甲状腺がん裁判」の報告がありました。原告女性の訴えは多くの人の心に響きました。
しかしこうした福島の被害者の訴えを、政府や電力資本は11年間
踏みにじってきました。

伊方原発から10キロの地で50年間原発に反対してこられた女性は、
福島原発事故の時に「伊方でなくてよかった」と思ってしまった自分を
責め続けてこられました。多くの原発立地住民のかたがそう思ったのでは
ないでしょうか。そのことは「罪」でしょうか。

電力消費地の我々には、原発立地住民に痛みを押し付けてきた大きな責任が
あります。福島や周辺で被曝された方々に対しては償いきれない責任が
私たちにはあると思っています。

事故の収束の目処すら立っていないのに、十分な補償も謝罪もせずに、
次々と原発を動かすなど絶対に許すことはできません。
まして「例外中の例外」とまで言ってきた40年超え原発など直ちに
廃炉にする以外の選択肢などあるはずがありません。
今回の集会での結集の力をさらに全国に広げ、全原発を廃炉に追い込みましょう!!
(伊方から原発をなくす会 名出真一)



■■ 国民を守らない行政にNOを ■■

5月29日、「原発のない明日を―老朽原発このまま廃炉!大集会in おおさか」に
参加しました。

開会の主催者あいさつで中嶌哲演さんがウクライナ戦争での原発施設の核兵器化への
懸念が現実化している事、そして私達の意思を顕在化させるのは今夏の参院選である
と訴えました。 

井戸謙一弁護士から、最近の原発関連で福島原発事故被害者4訴訟が
最高裁に進み東京電力の上告が棄却され加害企業としての責任が確定され、
6月17日の判決でどの様に判断されるか? 子ども甲状腺がん裁判について
何故原告が6人だけなのか?や、20代女性原告の証言に傍聴席から嗚咽がもれ、
裁判官の目が赤くなっていたように見えた。国側の弁護士もそれまでの
傍若無人な発言が止まった。などの報告があり会場内も静かに、しかし力強い
応援の声が溢れました。

私の長女が原告女性と同い年のうえ、甲状腺検査でA2判定を受けています。
今後のリスクへの不安や震災当時のトラウマなど、11年を経過して
最近やっと口に出すことが出来る様になり、声を上げた子どもたちの勇気に
答えるためにもこの裁判をサポートしていく決意を強くしました。

そのほかたくさんの団体の皆さんが全国から駆け付けあいさつやアピールを
されました。原発事業は人をおかしくし、行政もおかしくさせる。
福島では県が避難者を訴え、福島に出自を持つ社会学者が国の復興事業の中で
私たちを風評加害者と呼ぶ。社会システムさえおかしくなる。

国民を守らない行政にNOを突きつけなければと思いながら1日を終えました。
(原発賠償関西訴訟原告団副代表 佐藤勝十志)



■■ 危機感を共有したい ■■

「老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか」が5月29日、大阪市西区の
靱(うつぼ)公園で開かれ、参加してきました。

ロシアによるウクライナへの侵攻があって原発が武力攻撃の標的になることが
実証されています。今現在、世界で3番目に大きいザポリージャ原発で
ロシア軍が占拠している危機的な状況が続いています。これからの戦況により
他の原発でも破壊されたり、事故が起きることもあり得ます。

核兵器を保有することで抑止効果があるとされてきました。でも、もうそれは
無くなったことも実証されました。ロシアのプーチン大統領は核兵器を
第三国が本格介入した場合と、戦況がロシアにいちじるしく不利になった場合に
使用すると言っていますので、攻撃用兵器としての核兵器に変わりました。
核を巡って地球規模の破滅的な状況がつづいているのです。

ところが、この国の政権は危機意識が全くないのか、真剣に考えようともしないで、
真逆のことばかりをしています。老朽原発の再稼働と「核兵器の共有論」です。

国民はなぜこんな政権を支持するのかと、一人焦って悩んでいましたが、
とにかく何とかしなくてはと思い参加を決めました。それと、危機感を共有したい、
危機意識を持ち参加する人に会いたいとも思っての参加でした。

暑い日でしたが、参加者は約2100人とのアナウンスがされ、
共有する人がたくさんいることを嬉しく思った集会とデモになりました。
今後も世界を取り巻く状況は厳しいものになり、この国は破滅の道に進むことに
なるのではと悲観しています。でも、共有することの安心感で、少しでも
抵抗してゆきたいと願っています。
(中電対話デー世話人 早川しょうこ)


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報告 と お礼 「 5.29大集会 in おおさか 」(ニュース 75号 / 2022.06.05)

2022-06-09 22:01:53 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
◆暑さに負けず 5.29大集会やりました(ニュース74号)

(5.29記録映像)→ コチラ
暑さのため、機器に影響が出て、音声が乱れています。

(5.29記録音声)→ コチラ


■ 5.29 原発のない明日を 老朽原発このまま廃炉!大集会 in おおさか ■

■■ 報告とお礼 ■■




福島原発事故から11年が経ちましたが、この事故は原発が現在科学技術で制御できる装置でない
ことを大きな犠牲の上に教えました。その原発が老朽化すれば、危険度が急増することは
多くが指摘するところです。

さらに、去る2月に始まったウクライナ紛争では、ヨーロッパ最大の原発・ザポリージャ原発や
チョルノービリ原発が攻撃・占領され、戦争になれば原発は格好の攻撃目標になることが
実証されました。原発、とくに老朽原発は、あってはならない装置です。

ところで、昨年6月23日に当初の目論見より約半年遅れて再稼働した老朽原発・美浜3号機は、
特重施設の設置が期限に間に合わず、10月23日に、わずか4ヶ月間の運転で停止を余儀なくされました。
一方、老朽原発・高浜1、2号機も特重施設が間に合わず、停止したままです。

老朽原発停止の表向きの理由は特重施設が未完成のためですが、原発電気の消費地・関西と原発立地・若狭が
固く連帯し、また全国からの支援を得て展開された、たび重なる「老朽原発動かすな!」の行動や
各地での裁判闘争が、政府と電力会社の原発推進の暴走に歯止めをかけ、「老朽原発廃炉!」の民意の形成を
後押しし、「原発停止」を勝ち取らせたと言っても過言ではありません。

美浜3号機、高浜1、2号機の特重施設の完成は早くても本年10月頃、来年5月、6月頃といわれていますが、
これらの老朽原発は、特重施設の完成後に再稼働されたとしても、来年末には停止に追い込まれる可能性が大です。
それは、関電が「使用済み核燃料の県外中間貯蔵地を来年末までに探せなければ、老朽原発を停止する」と
明言しており、中間貯蔵候補地探しは至難であるからです。老朽原発停止を突破口に原発全廃に向かって
大きく前進する好機です。なお、「老朽原発うごかすな!」の闘いは、国内だけでなく、
韓国をはじめ世界の脱原発運動から注目されています。

現在、川内原発1、2号機、高浜3、4号機が運転開始後それぞれ37、36、37、37年超えです。
また、韓国の原発5基も35年を超え、2基は来年40年を迎えようとしています。

もし、高浜1、2号機、美浜3号機、東海第2原発の再稼働を許せば、世界の老朽原発稼働の
前例にされます。一方、老朽原発の運転と原発の新設を阻止すれば、最悪でも、2033年に若狭から、
2049年に全国から稼働する原発が無くなり、世界の脱原発を先導できます。

5月29日、大阪市西区のうつぼ公園で開催された
「原発のない明日を ―老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか―」には2100人が結集し、
一昨年(9・6=1600人)、昨年(6・6=1300人、12・5=1600人)を上回る
大集会となりました。

この集会には、コロナ禍で市民団体や労働団体の組織参加は自粛されたものの、
脱原発を目指す市民団体、労働団体、政党の多くの代表が参加されました。
関西、福井をはじめ、遠く関東、東海、四国、鹿児島、青森、島根などからの参加も得ました。

快晴のこの日、うつぼ公園では、赤く染められた「老朽原発うごかすな!」の大横断幕が
参加者を待っていました。

正午から始まった川口真由美さんのグループ、綾部うたごえサークル「広場」を中心とする歌声の皆さんなどの
オープニングライブで盛り上がった後、大集会は13時より、高槻市議・高木隆太さんの司会で始まりました。
主催者挨拶に立った中嶌哲演さんは「ウクライナ紛争は、戦時下には原発施設そのものが核兵器に転化
されかねないことを世界に実感させました。今や、戦争に反対し、老朽原発再稼働に反対する潜在的な
世論は絶対過半数を超えています。その意思を顕在化させる最大のチャンスは今夏の参院選」と訴えられました。

井戸謙一弁護士は、美浜3号機運転差止仮処分裁判と子ども甲状腺がん裁判について語られ、
甲状腺がん裁判では、20代女性原告の証言に、傍聴席からすすり泣きの声が漏れ、裁判官も
目頭を熱くしたかに見えたと報告されました。

その後、 名古屋地裁の老朽原発廃炉訴訟の草地妙子さん、老朽原発・美浜3号機地元の山本雅彦さん、
老朽・東海第2原発地元の披田信一郎さん、原発事故避難者の佐藤勝十志さんの発言が続きました。
次いで全国から駆け付けた約20人が登壇、紹介され、
「なくそう原発・核燃、青森ネットワーク」の中道雅史さん、「さよなら島根原発ネットワーク」の芦原康江さんの
アピールを受けました。

さらに、「老朽原発うごかすな!」のポスターを掲げて集合写真撮影をおこない、
関西の市民団体「脱原発市民ウオーク in 滋賀」「綾部うたごえサークル『ひろば』」「ストップ・ザ・もんじゅ」
「原発ゼロの会 大阪」「原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会」
「原発ゼロ・被災者支援奈良の集い実行委員会」の代表からの連帯のあいさつを受けました。

(中略)さらに、労働組合関係団体「フォーラム平和・人権・環境」「全国労働組合総連合近畿ブロック」
「大阪ユニオンネットワーク」からもあいさつを受けました。

最後に、集会アピール「老朽原発をこのまま廃炉にし、原発のない明日を実現しよう!」が提案、採択
されました。集会には、参議院選挙を闘う6政党および全国で脱原発、核施設建設反対を闘う18団体からの
メッセージが寄せられ、冊子として配布されました。

集会後は、炎天下をものともせず、圧巻の御堂筋デモをおこない、
市民、通行人に「老朽原発このまま廃炉!」を訴えました。

ご参加、ご支援くださいました皆さん、ありがとうございました。
「老朽原発うごかすな!」を7月参院選の争点とし、核依存、原発推進の岸田政権に
NOをつき付けましょう!老朽原発完全廃炉を勝ち取り、それを突破口に原発のない、
人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しましょう!

2022年6月2日
老朽原発うごかすな!実行委員会



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