金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

変形性股関節の理解を深めませんか?

2016-02-23 06:05:30 | 股関節
あなたにお願いがあります。



もちろん手技を勉強して技術を高めるのは素晴らしい事です。



しかし、なぜその疾患が起こるのか。。。



なぜその筋が固くなっているのか。。。



なぜそのアライメントなのか。。。



基礎を学ぶことをすっ飛ばしては、、、



技術の目覚ましい向上は難しいでしょう。。。










どうも(^_^)



昨日は一日お腹の調子が悪かったんですが、、、



「なんか変なものでも食べたのかな~(+_+)」



家族でも調子が悪いのは私だけのようです。。。



私「オレの飯にだけ毒でも入れたんじゃないやろな???(-_-メ)」



嫁さん「。。。。ニヤッ(´艸`*)」



えっ!?まさか冗談でしょ???



冗談と分かりつつ、少し寒気がした男です。。。(´・ω・`)笑








さて、今回は変形性股関節症のメカニズムについて勉強して行きたいと思います。



基礎をやって行きましょう( ˘ω˘ )



何事もそうですが、、、基礎がおろそかになっていてはどんなに優れた治療技術も、、、



「豚に真珠」 「猫に小判」 「嫁さんに。。。」



余計なことを書きそうでしたが、、、それは置いておいて、、、



まあ、基礎が大事だと言う事を感じたことがありましたので。。。





変形性股関節症の種類



骨盤が前傾しているタイプ、後傾しているタイプに分かれる。





前者は二次性のものに多く、後者は一次性の高齢者に多く見られるタイプとされている。



どちらのタイプにも言える事が、骨盤の前傾、後傾運動の能力が低下している場合が多いと言う事でしょう。







股関節の構造



言わずと知れた球関節です。






骨頭は球状で、しかし関節窩は楕円に近い半球状になっています。



この臼蓋は後面部は深い作りになっており、骨性支持が高くなっています。



逆に前面部は浅く骨性支持が低くなっています。



つまり、大腿骨頭前面の臼蓋被覆率は、接触面積が少ない事から少ないと言える。






被覆率



変形性股関節症では、この被覆率の低下が原因で起こる事があり、その為代償として骨盤が前傾して被覆率をカバーするケースが多く見られます。



その為、腰椎の前弯が増強し腰痛の原因ともなり得ると言う訳ですね。



逆に後傾タイプは、高齢者に多い事から胸椎の後弯が原因で骨盤が代償的に後傾する事で起こると考えられます。



先程述べたように、骨頭の被覆率は前面部が浅く骨性支持が低くなっている事から、その低い骨性支持を補う為に、筋の出力を上げざるを得なくなり、筋に負荷がかかり疼痛となって発現する事があります。





bが骨盤前傾時、cが骨盤後傾時






筋の出力のバランス




当然の事ながら、骨盤の前後傾のバランスによって筋の出力にも差異が出てきます。



骨盤の前傾角度が10度での殿筋の出力は、、、



大殿筋32%、中殿筋46%、小殿筋22%であるのに対して、、、



骨盤の前傾角度が20度になれば、、、



大殿筋43%、中殿筋38%、小殿筋19%に変化すると言う報告があるらしいです。






この様に、例えば臼蓋形成不全で代償として骨盤の前傾が起きた場合では上記のような筋出力の変化により、腰痛、頸部の障害に発展して行く事も考えられます。





次回ももう少し続けて股関節をやって行こうと思います。








今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。








おわり

症例報告(筋筋膜性腰痛)

2016-02-22 06:12:08 | 腰部
真剣に考えてみて下さい。



痛くて歩くこともままならないのにレントゲン、MRIを撮り、、、



「特にレントゲンでは異常ありませんね。痛み止めとシップを出しておきます。」



と言われた患者の気持ちを。。。







どうも(^_^)



最近、子供の言葉のイントネーションがおかしくなってきています。。。



というのも、私も嫁さんも田舎の出身である為、方言が多々あります。



しかし、子供はうちの県では都会の方で育った為、



その都会の方の方言と、私と嫁さんの方言が入り交じり、



新たな方言を生み出しているようなのです。



まあ、個性的でいいかと面白いからこのままにしておこう。



と、身勝手な男です(;´Д`)







さて、今回は症例報告シリーズです。



30代男性



病名  腰椎椎間板障害



症状  立っていても座っていても腰が重いだるい
    立ち上がり、起き上がりが特にしんどい
    その重だるさのせいで全ての動きが制限されている感じ
    (本人曰く)



体幹の動きはある程度可能だが、確かに動きがスローで動かしづらそうです。



ドクターにはレントゲン上はほとんど問題なし、



疲れから来ているかもしれないので、安静にして痛み止めと、シップだそうです。



その人は、、、





「ヘルニアとかでもないのにこんなに痛いなんて、、、ヘルニアの人はいったいどんだけ痛いんや。。。」



と言っていたのが印象的でしたね(-ω-)



とりあえず、診察してみようと、、、



なんか、態度がでかく、問診にもあまり協力的ではありません。。。



立ち仕事で、重たいものを持つ仕事と言う事、、、昔から腰の慢性的な痛みはあったが、最近特にひどくなってきて来院したと、、、



うつ伏せにはなれないと、、坐位でも腰を丸めた時の方が痛いと、、、



とりあえずこれだけの情報を引き出しました。



早くせねば時間が、、、



しかし、原因が分からなけば治療のしようがないですからね。。。



強面のお兄さんで、少し威圧的でしたが、、、



私得意の愛想いいトークで頑張りました。






そして、触診。。。



謎は解けました。。。一発で。。。



足を触診した瞬間、犯人がいました。



TAがやばいくらいカチコチなんです。






絶対コイツ犯人やん!!!



しかし一応他の所も一通り評価して、、、



あとは左の大腰筋、腰方形筋が少し怪しかったのが分かりました。






そしてリリースします。



TAだけリリースして評価してみました。固さの割には割かしリリースは簡単でした。



お兄さん「なんで?腰、軽くなってる。。。」



面白いですよね(*´▽`*)






一応他もリリースして、8割がた改善した模様です。



本人も満足されたようで、、、終わりの方では、、、



威圧的な態度から、私の事を先生と呼んでくれるようになっていました(´艸`*)



言葉遣いもため口から、敬語になっていました。笑








やはり、痛みに悩んでいる患者さんは気持ちまで攻撃的になってしまう事がありますね。



痛みが無くなれば、人にも優しく出来る。。。



やはり健康って大事だと感じた症例でした。







今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。








おわり


このアライメントで短縮している筋はどれでしょう?

2016-02-21 07:22:06 | 治療
勉強している人ならすぐに分かります。



この人のアライメントはこうなっていて、、、



この筋が短縮傾向にあって、、、



でも分からない人は続きを読んで下さい。









どうも(^_^)



眠たいです。。。



みなさんはこんな時どうやって目を覚ましますか???



ブラックコーヒーを飲む?



運動して心拍数をあげる?



私はどうするか???



嫁さんにビンタしてもらいます。。。



ウソです(´艸`*)



でもそうなったらホントに怖い。。。



震えで目が覚めた男です(;´Д`)笑









さて、今回は全身のアライメントについて勉強して行きたいと思います。



主に視診の部分ですね。



すごい先生になると、見ただけでだいたい分かるそうな。。。



私も早くそんな風にならねばいけませんね(-ω-)






では、まずこのアライメントの種類を見てみましょう。





まず、向かって一番左側Bぼアライメント。



このアライメントで短縮傾向である筋はどこでしょう???



チっチッチッチッチッチッチッ、、ピコーン!



はい!先生どこですか???



そうですね(*´ω`*)



骨盤が前傾である為、股関節の屈筋群は短縮傾向です。



腸腰筋、大腿直筋、内転筋などですね。



起立筋の腰部も短縮傾向にありますね。



あとは、、、頸部の伸筋群や、後頭下筋群もですね。



逆にハムストや、起立筋の胸部あたりは伸長されますね。



胸部は下方へ落ち込み、呼吸筋にも影響がありそうです。







では次、、、



真ん中のCです。



骨盤は後傾ですね。



脊椎が全体的に真っすぐになっており、、、



この姿勢では、ハムストが短縮傾向になるようです。



殿筋群よりもハムストに負荷がかかりやすいのかな???



ハムストは殿筋の子分みたいなものですから、、、



殿筋が働かないのをカバーしていると言ってもいいのかな?



また、この姿勢では股関節の屈筋群の筋力低下が良く診られるようです。



その為に腰椎の前弯が減少しているのかもしれませんね。





最後に右側のDです。



骨盤は後傾位ですが、前方へ移動しているのが分かります。



Cよりも殿筋は働いていそうですが、、、



やはりハムストの方が短縮傾向にあると言えるでしょう。



また、骨盤の前方移動の為に、大腿直筋が伸長傾向にありますね。



股関節は伸展位になりますね。



腰椎の前弯は減少し、骨盤の前方移動の代償により上半身が後方へ移動します。







患者さんによってアライメントは違います。



全員に同じ処置をしていてはダメだと言う事です。



それは自分の治療を患者さんに当てはめているだけで、プロのする事ではないと思います。



イヤイヤ、うちはみんなに同じ治療して全員が良くなっている!!!(-ω-)



とかいう人はすごいですね。。。



そんな治療方法あれば教えて欲しいですね。



もはや神の領域ですね( ˘ω˘ )



しかし、私は神様では無いので、、、キチンと評価をして、、、



患者さん一人一人にあった治療を展開して行きたいと思います。








今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。







おわり

あなたは普通の治療家になりたいんですか?

2016-02-20 06:26:25 | マインドセット
あなたは不思議に思った事はありませんか?



なぜ、一部の治療家は、、、



患者さんを救い、なおかつお金を儲けて自分も幸せになる事ができているのか。。。



それは、普通じゃないからではないでしょうか???









どうも(^_^)



もうすぐ子供の卒園式です。



早いですね。。。この前産まれたと思ったのに。。。



将来の夢はパン屋さんだそうです(*‘∀‘)



でも、そこはパパのお嫁さんと言ってほしい。。。



と、少しだけ思った男です(-ω-)







さて、今回は「どんな治療家になりたいか?」を考えてみたいと思います。



沢山の患者さんを良く出来る治療家?



沢山お金が稼げる治療家?



それぞれの想いはあると思いますが、、、



果たしてそれは他の治療家とは違う特別な治療家ですか?



それとも、よくいる普通に治療して普通だけ稼ぐ普通の治療家になりたいんですか?



この質問をすると、、、ほとんどの人が特別な他とは違う治療家になりたいと考えると思います。




そう思っていても、いざ何か選択を迫られたときほとんどが普通を選んでしまうと思います。






お金で言う所、月に100万稼ぐ治療家は全体の10%ほどしかいないらしいです。



この10%の人は特別で他とは違うとある意味言えるでしょう。



この様な人たちは、ほとんどの場合少数派です。



つまり、何をするにしても、普通の、、、すなわち多数派に属してはダメだと言う事です。



特別な治療家になりたいのであれば、、、








しかし、組織ではこの少数派の人達はよく煙たがれる傾向にあります。



協調性がない。



輪を乱す。



自分勝手。




等言われることが多いのではないでしょうか???



しかし、少数派の方が特別になる可能性が高いのでは???



と、最近考えます。



なぜなら、私が成功していると感じるほとんどの治療家は、、、



みんな変わっている。普通じゃない。からです。



失礼ですね(-ω-)/笑




とかいう、私も実は自分で分からないだけで変わり者と思われていたりして、、、



今はなんかそっちの方がうれしいような。。。







ですから、そんな人達の少数派に入りたいのなら、、、



なにかぶっ飛んだことをしたり、思いもよらぬアイディアを出したり、、、



普通じゃない事をやって行かねばならないと言う事です。






私の悪い癖は、、、



「普通、みんなはこう考えるだろうからこうしよう。。。」



これじゃダメなんですね(-_-メ)



突拍子もない事でもいい。



普通と違う方を選択しなければ。。。






大きな箱と小さな箱どちらか一つ選ばなければいけない。。。




普通なら謙虚に小さい箱を、、、




でしょうが、そうではなく、、、




無理やり両方選ぶ!!!




こんな選択を当たり前に出来る人だけが、




特別な治療家になって行くんではないかと考えた、今日この頃です。




決して周りの輪を乱せとか、そういう意味では無くて、、、




周りとは違う存在にならなければと言う事です。



私はそうなっていきます!!!絶対!!!







今回は昨日思った事をそのまま書いただけでした(-ω-)



今回は以上です。







おわり


あなたは柔整師の将来を考えたことはありますか?

2016-02-19 06:08:25 | 思い
こんな事を言われた事ありませんか?



「これからはお年寄りが増えるからこの仕事はいい仕事ですね~(^^)」



「資格があって、手に職あるからいいわね~(*‘ω‘ *)」



あなたが本当にそう思っているのなら、、、



それはとんだ間違いだと私は思います。。。









どうも(^_^)




次女がトイレでうんちに成功しました!二回も(^O^)/



しかし、まじまじと出たものを見ると、、、



こんな大きいものがこの小さい体から出るとは。。。



その事を嫁さんに言ったら、、、



「私は3キロあるもん二人も股から出したしそっちのがすごいわ!」



。。。確かにおっしゃる通り。。。



この世で一番強いのは母である。と思った男です(;´Д`)







今回は、私の保持国家資格である柔道整復師の将来について考えてみたいと思います。



この資格に未来はあるのか!?






それはね、、、自分次第だと思います。






まず、この資格を持つ人口の推移を見てみましょう。



あなたは知っていますか???





平成14年。。。



私が柔道整復師の道を志した年です。



*百人以下は四捨五入します



柔道整復師  32000人 


接骨院    26000軒





平成18年。。。



私が現在の整形外科に就職した年です。  



柔道整復師  39000人


接骨院    31000軒





平成24年。。。



この辺から私は治療の楽しさに目覚めました。



柔道整復師  59000人


接骨院    42000人






平成28年現在。。。



柔道整復師  予測65000人


接骨院    予測50000軒





最後は私の予測で正確な統計ではありませんが、、、



すごい増加です。



毎年5000人以上の新しい柔道整復師が誕生しています。






まあ、辞めていく人もいるでしょうが、、、



これは養成校の増加も背景にあり、どんどん増殖して行きます。



ライバルが増えていくんです。



もうすでに接骨院は飽和状態だと言うのに。。。






では、10年後は???



20年後は???どうなっているのでしょう???



間違いなく私はまだ現役でいるはずです。。。



生き残っているのでしょうか。。。



安心してください!私は生き残って、成功し続けていますよ(*´▽`*)



と、根拠のない自信はあるのですが、、、(笑)







実際にこれだけ増えてしまうと、お上の監視がいっそう厳しくなりそうなのは皆さん言わなくても分かりますよね?



そう!保険請求の制限がさらに厳しくなっていくのです。



さすがに、保険が使えなくなる事は無いとタカをくくっていますが、、、



分かりません。。。(-ω-)/






だって、骨折、脱臼、打撲、捻挫の患者が極端に増える訳ないのに、、、



その保険請求だけ増えていくと言うおかしなことが起こっていくんですから。。。



そりゃあ、お上が黙っていませんよ。



今でも黙っていないのに。。。




では、どうやって生き残っていけばいいのか?



一つ言えるのは、、、



間違いなく自費治療でしょう。



もうハッキリ言って保険は限界です。



しかし、沽券が使えないとなると、、、柔整師は。。。



ここに今から焦点を当てて、来る時代の準備に余念がない所が、生き残っていく可能性があるんではないかと考えます。



今回は少しいつもと違うお話でした。



今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。







おわり