金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

広背筋はこうやってリリースしては?

2016-05-20 06:46:17 | 触診
私がこの話をするのはなぜだと思いますか?



それは勉強熱心な先生に少しでも、、、



出来る限り協力して患者さんを救っていただきたいからです。








どうも(^_^)



皆さんコロンブスの卵という話しを知っていますか?



有名な話しで、卵をテーブルの上に立てられるのか?



少し卵を割って立てれば出来る。しかし、、、



「それなら誰だってできるよ。。。」



そんな周りの声に対して私の発見はこの卵と同じで、人まねなら誰でも出来る。



しかし、それを最初に行動し実行できる奴がすごいんだ!と周りを納得させたという話しです。



私はコロンブスの様になりたい!と思った男です(-ω-)/











さて、今回は広背筋の触診&リリースの勉強です。



広背筋は大きな筋肉で、体幹の中部~下部と上腕を連結する面白い筋肉です。



この広背筋の働きは腰部のみならず、頸部にも大きな影響を与えます。



この広背筋はどのように触診&リリースするのか、やって行きます。






まず広背筋の走行を見てみましょう。




この様にけっこう大きな筋肉です。



作用は上肢の伸展と内転・内旋でしたね。



アメリカでは「手錠筋」とか言われているらしいですね。



この筋肉が逮捕姿勢に持っていく時に使用されるかららしいですが、、、



まあ、それはさておき、、、




広背筋でしっかりと触診出来るのは肩甲骨の外側縁の部分です。








この様に触診します。






ガシッと坐位では後ろからつかみます。



グーグルの画像から拝借しました。



この部分でなら簡単に触診出来ます。







では、どうやってリリースするのか?



この触診の肢位のまま両方の広背筋に振動刺激を加えましょう。



この時片側だけではなく、両方を把持して行う事がポイントです。



もしくはぎゅっと握ったまま力を抜いて待ちましょう。



この時も両方を把持してください。



広背筋は両側でつながっていますからね。








それだけでもリリース出来ます。



その後に体幹の回旋や頚の回旋を診てみましょう。



他には肩関節の屈曲とかも改善されたりしますよ。








今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)




また次回。









おわり



体幹回旋時の腰痛はここを診ろ!

2016-05-19 06:42:11 | 腰部
あなたとこの秘密を共有させてください。



腰を回すと腰痛が出る人いますよね?



こんな人はここを診る事で改善することが出来るのですが、、、












どうも(^_^)



何でも新しい事を始める時は反対する人が出てきます。



誰だって誰もしていない事をするには勇気がいります。



かの有名なコロンブスでも地球は丸いと言った時は皆の笑いものになったそうな、、、



しかし、その自分の考えを信じ行動したからこそ、自分が正しい事を証明できたんです。



私も今独立するにあたって周りから反対意見を多く頂きます。



しかし、自分を信じて自分が正しいと言う事を証明するぞ!



と誓った男です(-ω-)/











さて、今回は腰痛です。



腰を回した時に痛みが出る方もけっこういらっしゃいます。





そんな時腰が痛いから、やはり腰を治療しようと思ってしまいますよね。



腰椎椎間関節の運動を出すためにこの方向に力を加えてアジャストさせて、、、



回旋時に働くのは、、、起立筋だから起立筋をマッサージしよう、、、



とか思いがちではないですか?



それは私だけですかね?



もちろん、それで結果が出る患者さんもいるでしょうし、その患者さんにはそれでいいのですが、、、



良くならない方の方が多いと思うんですよ。



そんな時はここをみてはいかがでしょうか?







大殿筋と広背筋です!








これはBFL(バックファンクショナルライン)でつながっています。



 

いわゆる機能的ラインです。



例えば体幹右回旋をする時には、、、



右広背筋と左大殿筋が短縮します。



反対に左広背筋と右大殿筋が伸長します。







反対のFFL(フロントファンクショナルライン)では、、、



体幹右回旋時は、、、



左大胸筋と右内転筋が短縮し、



右大胸筋と左内転筋が伸長します。






この事実を知っていれば、、、



回旋時の痛みはどちらの広背筋、大殿筋にアプローチすればいいのか考える事が出来ます。







もちろん、絶対にここが原因とは言い切れませんよ。



一人一人痛みの原因は違いますからね。



でも、多くの症例でこの様な事が診られるので、



良ければ一度お試しください。









今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。








おわり










股関節の外旋制限の原因がまさかこんな所に、、、

2016-05-18 06:44:46 | 股関節
私も意外でした。



股関節の痛みを訴える女性の、



痛みの原因がまさか上肢にあるなんて。。。








どうも(^_^)



最近やる事が多すぎてイライラする事が多いです。。。



そんな中イライラを吹き飛ばしてくれることがありました。



子供が保育園で好きな家族の絵を書く時間があったみたいなんですが、、、



なんとパパの絵を書いてくれたそうです(*´ω`*)



大人のイライラを吹き飛ばす子供の力と、



単純な自分の頭に驚いている男です(-ω-)/










さて、今回は股関節について勉強して行きたいと思います。



股関節の痛みを訴える女性は多いですよね。



原因として出産や、骨盤の形状、関節窩の浅さなどがあげられていますが、、、



そんな中で、変わったところが原因の股関節痛の患者さんがいました。







40代女性



股関節の外旋時痛++ 内旋時痛+ 本人もROM制限が強いと感じる





歩行時痛、腰部の疼痛、ツッパリ感、





最初はまあ、いつものごとく大腰筋や殿筋、下肢の筋を診て行ったのですが、あまり原因がつかめませんでした。



正直、あまり改善出来ないまま初回の治療を終えました。



二回目も、頸部や肩回りを評価して行きましたが、あまりここだと言う場所が今回も見つからず、、、



またまた、あまり改善出来ないまま治療を終えてしまいました。。。



これはどうしたものか。。。



考えていたのですが、、、いい考えが浮かばないまま三回目の治療です。







患者さんに聞いてもやはりあまり変化が感じられないそうです。



こんな時は初心に帰って再度、問診です。



何処か他に痛みを感じたり違和感がある所は無いかと聞くと、、、



最近指が頻繁につる事があると言いました。



もしかして、、、



と前腕を評価してみると、母指球筋と腕橈骨筋がカチコチではありませんか。



もしやと思い治療、テストしてみると、、、



反応があるではありませんか。








この方は、左股関節痛だったのですが、右の前腕の筋肉が原因だったのです。





面白い例ですね。



確かにアームラインからファンクショナルラインで股関節までつながっていますからね。



前腕の治療後、内旋制限は少し残ったものの、外旋制限はほぼ無くなりました。



こんな事があるから治療って面白いんですよね。








歩行する時にFL(ファンクショナルライン)は機能します。






右の大胸筋から腹筋群を介して左の内転筋群まで続きます。




右の手を前に振り出すと、左の足も前へ出ます。



右肩関節の屈曲と左股関節の屈曲が同時に起こります。



この様に反対側同士でで機能しているラインです。



このラインからさらにアームラインへのつながりがあります。





おそらくこの様な背景から今回のようなケースがあったのではないかと考えます。






今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。








おわり



足がよくつる人の対処方法とは?

2016-05-17 06:39:23 | 勉強
よく考えてみて下さい。。。



寝ている時に足が頻繁につるなんて、、、



睡眠障害、筋損傷の危険性、、、



あまりいいことなんてありませんよね。。。













どうも(^_^)



昨日は暑かったですね。。。



嫁さんとそんな話をしていましたが、、、



ふと、私が思いついた言葉を言ってみました。



私「確かに暑いけど、僕の君への気持ちの方が熱いけどね(^_-)-☆」



嫁さん「。。。寒い。」



諦めたらそこで試合終了だよ?



今日も冷たい視線に耐える男です(+_+)












さて、今回は足がよくつるご相談が増えて来たと言う事で、、、



足がつる原因や対処方法を考えてみたいと思います。



一般的に、この時期に増えて来たと言う事は暑くなって、基礎代謝が上がり汗を今までより多くかくことによって起こる、



脱水、ミネラル不足がまず考えられますよね。



バランスが崩れる事で筋肉が収縮しやすい状態になってしまうんですね。



のどの渇きが意識しにくいお年寄りの多いですね。



意識して水分をとる事を指導するとともに、糖尿病等の疾患が無い方にはスポーツドリンクを進めるのもいいですね。



どうしてもお年寄りはお水やお茶ばかりを好んで飲む傾向がありますからね。



これだけでもけっこう予防できることが多いです。







他にも疲労によるものも考えられます。疲労物質がたまり、血液の循環がとどこおり、筋肉が収縮してしまった状態になる為に起こるものですね。



これは、皆さんの得意分野ですよね。



循環を改善するのは我々の専売特許でしょう。



そんな足のこむら返りに腓腹筋にアプローチするのは誰でも思いつきますし、もう一つ考えてアプローチしたい所ですね。





腓腹筋はSBL(スーパーフィシャルバックライン)に含まれます。





そのラインは足底まで続いています。



そう、腓腹筋と一緒に足底筋膜も一緒にリリース出来れば、こむら返りを更に予防できます。






そして、最後に内臓から来るこむら返りです。





上の方法を行っても治らないこむら返りもあります。



これは肝臓、腎臓、心臓などが原因に上げられるかと思います。



ここで言う内臓の不具合とは、単に血液検査に出る異常だけを指すものではありません。



内臓を支える筋膜の異常、位置の変化、なども指します。



ここへの徒手的アプローチが難しい所ですね。







そんなん薬とかじゃなきゃ治せないのでは?



と思うかもしれませんが、、、



ところがどっこい、全然私達セラピストでも対処できることが多いです。



むしろ、私達でなければ対処できない部分も多いのではないかと思います。



まあ、その方法まではここでは書けませんが、、、



こんな深い所まで、患者さんを診れればいいですね。



私もまだまだ勉強中であります(*´ω`*)








今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。











おわり












立ち上がりの際に腰が痛いのは実はここが悪いからかもしれません。。。

2016-05-16 06:37:06 | 治療
少し勉強している人ならすぐに分かります。



椅子から立ち上がる際に腰が痛いのは、、、



実は腰に原因がない事に、、、











どうも(^_^)



子供に逆上がりを指導しています。



自慢げに私が出来る所を見せてさせようとしますが、、、



子供はあまり乗り気ではありません。。。



でも、子供は周りが出来るのに自分が出来ない事を気にしています。



そこで、私は少し厳しく無理やり気味に指導しました。



でも、これってどうなんだろうか。。。(._.)



無理矢理やらせたって楽しくないし、上手くなりっこありません。。。



子育て指導は難しいと悩んでいる男です。。。(´・ω・`)









さて、今回は立ち上がり時の腰の痛みについて勉強して行きたいと思います。



立ち上がる時に腰に痛みが出る人、、、





いますよね?



立ち上がり時だけ痛みがあって、歩いてしまえばそんなに痛くないと言う人、、、



いますよね?



こんな人たちはどこが悪いのでしょうか?



その腰の痛みの原因はどこにあるんでしょうか?








皆さんはどこが原因だと思いますか?








大腰筋?







大殿筋?






腰方形筋?






けっこう腰回りの筋を皆さん考えたのではないでしょうか?






残念。。。違います。





原因は、、、ズバリ、、、





頸椎にある場合が多いのです。






なんで頸椎?



では、立ち上がり動作を考えてみましょう。



みなさんも椅子から立ち上がってみて下さい。



せーの、、、



はい!



今、最初に身体を前に倒す動作をしませんでしたか?





そうです。



立ち上がりの際には頸部(頭部)から動きが始まり、脊椎ではドミノ倒しの様に椎間関節が上から順番に動いていくのです。



その頸椎の動きがなんらかの原因で障害されていたとしたら、、、



どうなりますか?



他の部位が過剰に動くことになったり、他の部位も関連して動きが悪くなったりすると思いませんか?



そう!



その頸椎の動きの代償が腰の痛みとなって出ている事が多いのです。



ですから、この様なケースでは腰部ばかりを頑張って治療しても中々、改善が難しい事が多いのです。







では、具体的に何処の筋が考えられるのでしょうか?



これも一概にここだとは言いにくいのですが、、、



多いのが、やはり僧帽筋上部繊維が原因のことがあります。



私の経験側でしかありませんが、、、



ここをまずは評価してみるべきではないかと思います。








また、頸椎と腰椎はジンクパターンと言うものでリンクしているという考え方もあるようです。






興味のある方は勉強してみてはいかがでしょう?







今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。








おわり