金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

質問に答えます(膝の屈曲制限)

2016-05-10 06:28:13 | 
率直に申しますと、、、



私の回答は合っているのか分かりません。



なぜなら、患者さんは一人一人痛みの原因は違うからです。



私の経験側から多いパターンをご紹介しているだけです。。。












どうも(^_^)



ゴールデンウイークも終わり、勤務先では私の退職準備が始まっています。



申し送りに、引継ぎ、患者さんへの説明。。。



私は現在、責任者ですからけっこう伝える事が多くて大変です。



疲れます。。。



しかし、うれしい事もありました。



患者さんへ辞める事を告げると、私の所へついてくると言う患者さんが何人も。。。



本当にうれしい限りです。



患者さんのおかげで更に気合いが入った男です( `ー´)ノ












さて、今回も質問に答えていきたいと思います。



膝に屈曲制限の患者さんみたいですね。



屈曲90度で制限、大腿後面、膝窩に強いツッパリ感、痛みが出る患者さん。



これだけの情報で考えてみましょう。



質問者様は大腿前面の筋の短縮による膝蓋骨の上方移動、下腿の前方移動により、膝関節のロールバック機構が破綻しているためと考えたようですね。



確かにそれも考えられる一つの原因かもしれませんね。









では、私の考えを説明して行きます。



正直、これだけの情報では山ほど原因が考えられますが、、、



その中でも多いと感じる原因をご説明して行きます。



あくまで私の個人的見解ですが、、、







では行きます。



それは膝窩部の筋の滑走性不全です。



これはどういうことか?





膝窩部には、内側ハムと腓腹筋が交わる所、外側ハムと腓腹筋が交わる部分があります。



ここの筋の滑走性が何らかの原因で悪くなり、膝の屈曲を邪魔している事がけっこうあります。



特に、内側ハムと腓腹筋の交差ポイントでは硬結が出来やすく、ここが原因で屈曲障害を引き起こしている事があります。



先日の記事にも書きましたが、ここの滑走不全で、筋が縮まらない状態になっている事が往々にしてあります。



もちろん、外側の部分のこともあります。



外側の部分なんかはツボでも説明できます。








興味がある方は勉強してみて下さい(^^)



ではどうすれば、ここの滑走不全を改善出来るのか?



その前に本当にここが原因なのか?



簡単にテストしてみて下さい。



ここの交差ポイントを押圧しながら屈曲させてみて下さい。



それでROMが上がるのなら、、、



そこの滑走不全が原因の可能性が高いです(*^▽^*)







なんとかそこを緩めるかストレッチするかして治療しましょう。



方法は何でもいいです。



押圧しながら屈曲伸展を繰り返すだけでも結構ROMは上がりますよ。








今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



質問頂いた先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。









おわり

後脛骨筋の触診はここを診ます!

2016-05-09 06:18:13 | 触診
これを試してみてくれませんか?



この後脛骨筋を正しく触診出来る事で、、、



あなたは腰痛や頸部痛を改善させることが出来るかもしれません。











どうも(^_^)



家族で外に出ている時に、私の友達と偶然出会いました。



そこでの嫁さんの愛想の良さ。。。



家では見たことのない笑顔を振りまいています(;´Д`)



その愛想の10分の1でも私に欲しいなー。。。



欲しがりません勝つまでは。



今日も仕事に励む男です(-ω-)/










さて、今回は触診です。



後脛骨筋の触診について勉強して行きたいと思います。





後脛骨筋は下腿の深層の筋です。



ここ、触診できるの?



出来ます。しかも直接触れる部分があることを皆さんはご存知ですか?



解剖学の本かアプリを開いてみましょう。









ここです。



ここからなら直接に触診出来ます。



汚い足と下手くそなマーキングはご容赦ください。。。



他の部分でヒラメ筋を介して触診する事も出来ますが、



この外果から3~4横指上部の脛骨の内側部分にトリガーポイントも出来やすい部分があるんです。



本当に脛骨のきわを内側にえぐるようなイメージで触診します。



ただ、、、



ここ結構痛いんです(;´Д`)



あまり強く押圧すると、、、飛び上がる人もいます。



気を付けて触診しましょう。



この筋はDFL(ディープフロントライン)で大腰筋と関係性が深いです。





例えば、ぎっくり腰等で大腰筋を直接触れれない時、DFL上で痛い部分を直接触れない時、



この後脛骨筋をリリース出来ると、かなり便利です。







腰痛、膝痛、頸部痛、幅広く治療できるようになるかもしれませんよ( *´艸`)



この筋は経験上、固くなっていない人はほとんどいません。



ほとんどの日本人は、足関節が内反していると聞いた事がありますが、、、



それと関係しているのでしょうか。。。



自分でも触診の練習できるのでお試しください。









今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。










おわり











質問に答えます(膝痛)

2016-05-07 06:20:21 | 
また、頂いた質問に応えさせていただきます。



膝の痛みを抱える患者さんも多いですね。



膝の裏が痛い。。。



それにはこんな理由が考えられるのですが、、、













どうも(^_^)



最近は勤務外にも患者さんを診ており、帰るのが遅くなる事が多いです。



しかし、嫁さんがめずらしく文句言わずに子供の面倒を見てくれ、



私の分のご飯も別に用意してくれています。。。



これはどうしたものか。。。



何か裏があるのでは?(;´Д`)笑



いいや。やっぱり私の頑張りを応援してくれているのでしょう。



感謝の気持ちと、また気合いをいれて頑張ろうと誓った男です( `ー´)ノ









さて、今回は頂いた質問に応えさせていただきます。



膝の裏の痛みについての質問です。



確かに膝の屈曲時に膝窩に痛みが出る患者さん、いますよね。



正座がしにくい、出来ないと言う患者さん。



さあ、これはどこが原因なんでしょう?







私の経験側で答えさせて頂きます。



患者さんは一人一人、痛みの原因は違います。



なので、全ての人に当てはまる訳ではありませんが、



多いパターンをご紹介したいと思います。






私が多く診るのは内側ハムストリングスのトリガーポイントが原因の場合が多いです。





もっと詳しく言うと、下腿の停止部に近い部分で出来ている事が多いです。



ここが固くなり、伸びないのではなく、屈曲時に縮みこまなくなっているんです。



ですから、ここを縮みこませることが治療のポイントになってくるのではないかと思います。



屈曲時にこのハムの収縮を徒手的に最初に出してしまい、膝の屈曲をさせるとあまり痛みなく屈曲できるようになる事が多いです。



筋肉版のモビライゼーションとでもいいますか。



この筋肉の介助+他動的屈曲を何回か繰り返すと、痛みが軽減するケースが多いです。








しかし、







なぜ、このハムストにこの様な事が起こるのかその原因を探していくことが、、、




本当の意味での根本的な治療になります。



先程の方法でもその場での痛みは取れるかもしれませんが、、、



すぐに元に戻る可能性は高いです。







では、何処が原因になっている場合が多いのか?



これも人それぞれで、絶対とは言えませんが、、、



多いパターンは、大殿筋です。





ハムストは大殿筋の子分みたいなものです。



大殿筋の負荷をハムストが肩代わりするのはよくある事です。



ぜひ、大殿筋も合わせて治療してみる事をおすすめします。



そうする事で、もどりを防げる確率はあがります。



参考になればよいのですが、、、











今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



質問頂いた先生。




有難うございます(*´ω`*)




また次回。











おわり







五十肩をなかなか改善出来ないあなたへ

2016-05-06 06:12:45 | 肩関節
五十肩ってなかなか治らないですよね。。。



痛い所を一生懸命施術しても、、、



なかなか結果が出ない。。。



なんとか長い時間をかけて改善出来たと思ったら、、、



反対の肩が痛くなってしまう。。。










どうも(^_^)



私はいつも嫁さんに叱られます。



なぜか?



いつも嫁さんが言ったことを忘れてしまうからです(T_T)



ですから、言われたことを忘れないようにこの間小さいホワイトボードを買ってメモしようと試みました。



しかし、そのホワイトボードはすぐさま次女のお絵かきボードになりました。。。



昨日また言われたことを忘れて怒られました。。。



うん。今度は手帳でも買ってこようかな。



怒られて落ち込んでいる男です。。。(T_T)












さて、今回は五十肩の治療法です。





五十肩で悩む患者さんは多いですよね。



しかも、なかなか良くならない。。。








確かに筋膜連鎖を使った治療をしてもなかなか結果の出ない患者さんもいます。



しかし、半分くらいは改善できる患者さんはいると思います。



しかし、患部だけを頑張って治療し、なんとか時間をかけて改善して、、、



あー良かったと思っていたら、、、今度は反対側が痛くなって来たと言う患者さん。



先生なら経験した事があるのではないですか?



私は過去こういった患者さんをたくさん経験しました。









患者さんにとっては絶望ですよね(;´Д`)



せっかく時間をかけて直したのに、、、



また反対側を一から治療するなんて、、、



それでも頑張ってきてくれた患者さんも確かにいました。



その時の患者さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。。。



こんな患者さんを少しでも減らすためには、、、



どうしたらいいのかを、あなたにお伝えしたいと思います。



しかも、超簡単な方法です。







確かに筋のつながりを使い評価し、そのターゲットの筋を絞り込んで治療して行くのが一番いいのですが、、、



その評価が難しい、筋のつながりがイマイチ把握できていないと言う先生に、、、



やって欲しい方法です。



少し邪道な方法ですが、、、






とりあえず、多くの先生はまず患部周囲を治療すると思うんですよ。



それでなんぼか改善できるとするじゃないですか。



しかし、ある程度良くなったらなかなかその先へ、もう一歩改善すれば、、、て言う所の壁に当たる事が多いと思うんです。



私は昔こういうことよくありあらゆる手技を患部に試したりしていました。



しかし、ほとんど変わらず、むしろ悪化した事もありました。。。



それでもあきらめずに根気よくやっていると時間はかかりますが、少しづつ良くはなります。



でも、、、先ほど言ったように反対側の五十肩へ移行してしまいます。。。




これを防ぐ為に、ある程度改善の割合が停滞してしまったら、もう患部の治療は止めて、



反対側の治療をしましょう。



反対の何処を治療するのか?



それが分かるなら、最初からして欲しいんですよ。。。



しかし、分からない先生、又はそれでも患部を治療し続ける先生。



患側と同じような治療でいいです。



ある程度患部の治療で改善して、それ以上中々良くならないのであれば反対側の治療をして下さい。



そっちの方がはるかに改善する可能性は高いです。



しかも、反対側の五十肩の発症を防げるかもしれません。








むしろ、最初から患部を無視して反対側だけ治療してもいいんじゃないか?



新人なんかにはそう教えた方がいいのではないか?



そっちの方が治る確率上がるんではないか?



ホントにそう思っています。



もちろん、評価が苦手な先生に言っているだけであって、、、



何処が痛みの原因かキチンと評価治療できる先生はそうしてくださいね。









まとめると、、、評価がイマイチできない先生は、幹部を無視して反対側の治療をしましょう。



もちろん、全てがこれで良くなる訳ではないが治る確率は患部のみしているよりははるかに上がりますよ。



と言う事です。








今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。








おわり




症例報告(重度の腰痛)

2016-05-04 07:51:20 | 腰部
正直に言うと、困っています。。。



どんなに頑張っても、今の自分の力量では、、、



改善出来ない痛みがあると言う事に、、、



しかし、諦めたらそこで試合終了だよ。。。










どうも(^_^)



昨日は一日子供の相手をさせられてヘトヘトになりました。



その間、嫁さんは公園で張ったテントの中で本を読みながらリラックスモード全開です。。。



しかし、いいこともありました。



小学1年生の長女がやっとこさ、補助輪無しの自転車に乗れるようになりました(*^▽^*)



少し遅いですが、少ない練習量で頑張りました。



疲れましたが、子供の成長を感じた一日を過ごせ、いい気分の男です(^^♪












さて、今回は腰痛です。



やはり腰痛の患者さんは一番多いですからね。



ここは得意になっておきたい所です。



私も比較的得意な分野なんですが、、、



今回ご紹介する患者さんはすごく難しい症例です。



ハッキリ言って「これ、治るの?」と思ってしまいました。。。(T_T)








30代男性



主訴  腰痛

・車に長時間乗っている時に重い感じと嫌な感じが腰に出てくる

・重い物を持つ時に腰部に痛みが走る

・腰を回す動作で痛みが出る

・その腰痛が10年以上続いている



既往歴

・骨折(両手首、右足首、肋骨骨折、、、)

・アトピー

・円形脱毛症

・冷え性

・胃下垂

・肺疾患の疑いで検査入院


職業  美容師・理容師


痛みが出る部位 

・胸椎部中央、腰椎部中央、左臀部上部、尾骨部、左大腿前面のシビレ








こんな感じです。。。



勤務時間外で診た患者さんなんですが、、、けっこうなヘビー級な患者さんです。



悩みも深く、完治を望んでいます。



職人気質な方で明るくいい感じの方です。







皆さんに聞きたいのですが、、、



酷い症状を診ると、逃げたくなりませんか?



私は正直逃げたくなる事があります。。。



しかし、逃げません。



私にとっては大勢の中のうちの一人の患者さんですが、、、



患者さんにとっては自分しかいないのだと。。。



そう考えるようにしています。







他の治療家なら治せるんじゃないか、、、



そういう事も考えてはいけません。



目の前の患者さんにとっては、自分しか頼れる治療家はいないのだと。。。



そんなマインドを作るように心がけています。



そしたら、逃げる選択肢は無くなりますからね。











話しを戻して、、、



よーく話しを聞いた後に触診してみます。



全体的に冷たい感じがします。。。



固い硬結部位は、、、



これと言って目立ったところはありません。



何か所かは気になる所はありますが、、、



痛みと比較すると、、、うーーーん。。。て感じです。



痛みが出る動作を規定しようとしても、、、



イマイチはっきりしません。。。



この辺で、私はもうこれは筋骨格系だけの問題ではないと感じました。








もう一度、問診に戻ります。



よく聞くと接骨院で経絡系の治療を受けたことはあるそうで、その時は変化があったそうです。



しかし、マッサージ屋さんや電気治療なんかでは何も変化しない、又はひどくなるようです。



そして、既往歴のアトピーや胃下垂、円形脱毛症、肺疾患の疑い。。。



これは、ズバリ、内臓が原因の痛みです。strong>









血液検査や、尿検査を最近したが、数値的には問題なかったようです。



本人も、身体の具合が悪いのを感じているのか、医者にはかかっているみたいで、、、



総合漢方薬みたいなものは服用しているみたいです。






しかし、腰の痛みは治らず、悩みを抱えている現状です。



皆さんはどう思いますか?




・内臓が原因?私達が出る幕じゃないよ。。。


・内臓が原因の腰痛なんてある訳ないでしょう。


・そんなの精神疾患じゃないの?


・そんなの、あなたの思い込みでしょう?


・なんかの宗教?





こんな風に思った先生は、、、



残念ながら私とは価値観が違うようです。。。



しかし、価値観は人それぞれですからね。








私は、こんな患者さんこそ、私達、治療家が助けてあげなければ、誰が助けてあげるの?



と思ってしまいます。



もちろん、こんな患者さんに結果を出すのは難しいです。



私も恐いです。私に果たして治せるのか?



しかし、一つだけ言えることがあります。



ここで逃げたら、患者さんの為にもならないし、自分も成長出来ません。



私は腹を決めてこの患者さんを改善させます。



また報告させて頂きます。









そういえば、この患者さん、左利きなんです。



でも、ボールを投げるのは左。



ボールを蹴るのは右足なんです。。。



こんな所も少し厄介なんです(T_T)/~~~






まあ、この辺は賛否がある部分かもしれないので、、、



皆さんの考え方に任せます。









今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)




また次回。










おわり