せっかくの3連休は、春の嵐に吹き飛ばされてしまった。
20日はマルイカ、ヤリイカ、フグのいずれかに釣行するつもりだったが、
南西の強風予報にあえなく断念。目覚まし時計を解除したにもかかわらず
3時に目が覚めてしまう釣り人の性に自らを慰める。
3連休のツマミをどうするべきか早朝から悩む。
そこで思い出したのが、冷凍庫の奥で眠っている外房大原の地ダコ。
前回のヒラメ釣りで定宿の女将さんから土産に頂いた1.5キロ級のマダコは、
正月前には大原漁港近くの魚屋でもキロ8,000円は下らない上物である。
久しぶりに上等のタコ刺しを食らうため、早朝から下処理に取り掛かる。
ナマのままビニール袋に入れて冷凍されたタコを、
鍋の中で流水をさらしながら解凍する。
ほどよく解凍できたら、頭(胴)をひっくり返し内臓をきれいに取り除く。
全体に適量の塩をまぶし、頭の表裏から足の一本一本まで丁寧に塩もみする。
ヌメリと汚れが取れたら、流水で水洗いしながら十分に塩を落とす。
この水洗いが大切で、吸盤の中に残りがちな塩分をしっかり落とさないと
刺身にしたときに塩気が残り、興醒めする。
まな板の上にタコを広げ、すりこ木(大根がベター)で足を一本ずつ叩く。
こうすることで足の繊維が断ち切れ、仕上がりが柔らかくなる(…はず)。
眉間に包丁を入れ、両目を搾り出すようにして取り除く。
クチバシが気になるようであれば、両方の親指でニキビを潰すように押し出そう。
茹で上がりのタコがきれいに丸まるよう、
目の下あたりの足と足の間の付け根に切れ込みを入れる。
大き目の鍋にたっぷりの水を入れて沸騰したら
番茶(緑茶)を入れたパックを投入。これで茹で上がりのタコは
スーパーで見かけるアフリカ産タコのピンク色とは比べ物にならないほど
小豆色がかった美味しい色合いとなる。
いよいよ、タコの入湯。
頭に指をひっかけ、チョンチョンと上下させながら足先を湯の中に入れ、
足がカールするのにあわせてタコを沈めていく。
途中、上下を返しながら、茹で時間は好みのもよるが、
タコ本来の旨みが味わえる半ナマのレア状態がオススメ。
重量×1.5~2.0が目安で、1.5キロなら3分程度となる。
ザルの上で粗熱を取り、ペーパーとラップをかけて冷蔵庫で冷やせば
後は、刺身、タコ飯し、桜煮、天ぷら、おでん、タコ焼き…と
地ダコの旨さを思う存分に味わえる。
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20日はマルイカ、ヤリイカ、フグのいずれかに釣行するつもりだったが、
南西の強風予報にあえなく断念。目覚まし時計を解除したにもかかわらず
3時に目が覚めてしまう釣り人の性に自らを慰める。
3連休のツマミをどうするべきか早朝から悩む。
そこで思い出したのが、冷凍庫の奥で眠っている外房大原の地ダコ。
前回のヒラメ釣りで定宿の女将さんから土産に頂いた1.5キロ級のマダコは、
正月前には大原漁港近くの魚屋でもキロ8,000円は下らない上物である。
久しぶりに上等のタコ刺しを食らうため、早朝から下処理に取り掛かる。
ナマのままビニール袋に入れて冷凍されたタコを、
鍋の中で流水をさらしながら解凍する。
ほどよく解凍できたら、頭(胴)をひっくり返し内臓をきれいに取り除く。
全体に適量の塩をまぶし、頭の表裏から足の一本一本まで丁寧に塩もみする。
ヌメリと汚れが取れたら、流水で水洗いしながら十分に塩を落とす。
この水洗いが大切で、吸盤の中に残りがちな塩分をしっかり落とさないと
刺身にしたときに塩気が残り、興醒めする。
まな板の上にタコを広げ、すりこ木(大根がベター)で足を一本ずつ叩く。
こうすることで足の繊維が断ち切れ、仕上がりが柔らかくなる(…はず)。
眉間に包丁を入れ、両目を搾り出すようにして取り除く。
クチバシが気になるようであれば、両方の親指でニキビを潰すように押し出そう。
茹で上がりのタコがきれいに丸まるよう、
目の下あたりの足と足の間の付け根に切れ込みを入れる。
大き目の鍋にたっぷりの水を入れて沸騰したら
番茶(緑茶)を入れたパックを投入。これで茹で上がりのタコは
スーパーで見かけるアフリカ産タコのピンク色とは比べ物にならないほど
小豆色がかった美味しい色合いとなる。
いよいよ、タコの入湯。
頭に指をひっかけ、チョンチョンと上下させながら足先を湯の中に入れ、
足がカールするのにあわせてタコを沈めていく。
途中、上下を返しながら、茹で時間は好みのもよるが、
タコ本来の旨みが味わえる半ナマのレア状態がオススメ。
重量×1.5~2.0が目安で、1.5キロなら3分程度となる。
ザルの上で粗熱を取り、ペーパーとラップをかけて冷蔵庫で冷やせば
後は、刺身、タコ飯し、桜煮、天ぷら、おでん、タコ焼き…と
地ダコの旨さを思う存分に味わえる。
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いま昼下がりですから、レアの一品見ても平気ですが、夜、これを見たら晩酌したくなりますよ。間違いなく!(^^;;)
早々のコメントありがとうございます。
今回は刺身だけにしましたが、噛めば噛むほど旨みが広がる地ダコはやっぱ酒が進みます。
毎日足2本ずつ、土曜から4日間連続昼夜食ってました(笑)。
下処理のすりこ木で足を一本ずつ叩く、茹で時間:重量×1.5~2.0 全然知らずいつも適当でした^^;
うちは購入後すぐ作って解体して冷凍ですが、1.5kgまるごと冷凍庫に入るって業務用ですか?
ところでクイズの答は、【タコをド突いた時、痛いっ!と言って頭を押さえたのが腕】でした。本当は両目の真下にある二本です(多分)。他の足に比べて、太くて短く、旨みが強くて歯ざわりも最高!
昔、岡山勤務当時に駅前の鮨屋で、茹でたばかりの腕を丸ごと一本、明石の塩でかぶった事を思い出す。予約しないと、他の常連さんに食べられてしまう事もしばしば。
腕だけは、どうかそのまま切らずに食べて欲しい。
コメントありがとうございます。
タコもイカも、下処理して冷凍するよりも
そのまま冷凍して解凍後に処理するほうが
本来の旨みが残ると思いますよ。
-60℃の強力冷凍庫が欲しいのはやまやま。
ウチのは普通の冷凍冷蔵庫ですから。
そのままタコを冷凍すれば、1.5キロ級でも
意外に薄くコンパクトに凍ってくれます。
コメントありがとうございます。
海のものを煮るときは畑のものを入れるとよいとか。
やわらか桜煮のコツは、ダイコンの下ろし汁を入れます。
そのまま入れてもエエんですけどね。
太い腕のでっかい吸盤。切り取って軽く湯通しして
山葵醤油で食べるとアノ食感がなんともいえません。
意外なところでは、マヨネーズ醤油もクセになるくらいいけるんですぜ。
時化のテンヤはさて置いて、ヤリイカの薀蓄をアップされたし。パラソルの写真も見たいよぅ。待ってるよ~~~
コメントありがとうございます。
大シケのテンヤも、パラソル満開のヤリイカもネタは揃ってるんですけど…。
デジカメぶっ壊れちゃったし。近日中に結果だけでもアップしますんで。