見るからに「カンコ」に似ている「ハチカサゴ」。
カンコと言われても疑う自信はなく、それこそ「ウッカリカンコ」である。
ネットで検索しても、カンコとハチカサゴの魚類上の違いははっきりしない。
ハチカサゴ
ウッカリカサゴ(カンコ)
今年1月のオニカサゴ釣行で釣れたカンコと見比べてみた。
生息地の違いや個体差もあるのだろが、素人目の検分として…、
カンコの腹回りは白っぽいの対して、ハチカサゴはオレンジがかっている。
また、体表にある白い斑点はハチカサゴの方は、はっきりとした黒縁取りになっている。
左がカンコの斑点。右のハチカサゴは鮮明に黒縁取りになっている
ついでに、「胸鰭軟条数」というのだそうだが、
ハチカサゴの胸ビレの本数を数えると17条ある。カンコのそれは不明。
アカメバルとクロメバルの学術的な違いはこの本数の相違らしいから、
カンコが釣れた機会に調べてみたいと思う。
うっかりしてハチカサゴをカンコと見間違えなければよいのだが。
2日間寝かせても身の硬さは残るが、しっとりとした旨さが感じられる
ハチカサゴとカンコの大きな違い。それは食味にあると思う。
白身のカンコはクセのない味わいだが、やや淡泊で旨みに欠ける。
オニカサゴの外道としてお目にかかることが多いため、
刺身としてはオニカサゴの隣に出る幕はなく、
もっぱら鍋ダネとして追いやられる。
3日目には皮下の脂の旨みが広がり、カンコとの違いを思い知らされる
一方、ハチカサゴの刺身は、カンコよりもややピンク色を帯びていて、
甘みのある身肉と皮下の旨みが溶け合い、なんともコクのある味わいがある。
2日間寝かせたのと、3日間寝かせた刺身を食べ比べたが、
後者は皮下の脂が身に浸透し、さらに旨くなったことは言うまでもない。
分厚い胃袋と乳白色のきれいなキモ。立派な胸ビレはヒレ酒用に干すことにした
根魚料理でお楽しみの胃袋、キモ、皮のポン酢和えも申し分ない。
大きくて分厚い胃袋のコリコリとした食感と、皮の濃厚な甘み。
それらがなめらかな舌触りのキモと交じり合い、極上の酒肴となる。
根魚が釣れたら、コレを食べるのがいちばんの楽しみでもある
おまけ画像
釣り当日に食したハチカサゴの兜煮。身肉のギシギシとした食感はまるで鶏肉のよう
今年不漁が伝えられる大原のイセエビ。漁港の水槽にもわずかしか見ることができなかった
船宿の女将から土産に頂いたイセエビ(冷凍)。一匹は立派な妊婦だった
手のひらサイズの小ぶりでも、イセエビ丸ごとの贅沢な味噌汁になる
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ネットで検索しても、カンコとハチカサゴの魚類上の違いははっきりしない。
ハチカサゴ
ウッカリカサゴ(カンコ)
今年1月のオニカサゴ釣行で釣れたカンコと見比べてみた。
生息地の違いや個体差もあるのだろが、素人目の検分として…、
カンコの腹回りは白っぽいの対して、ハチカサゴはオレンジがかっている。
また、体表にある白い斑点はハチカサゴの方は、はっきりとした黒縁取りになっている。
左がカンコの斑点。右のハチカサゴは鮮明に黒縁取りになっている
ついでに、「胸鰭軟条数」というのだそうだが、
ハチカサゴの胸ビレの本数を数えると17条ある。カンコのそれは不明。
アカメバルとクロメバルの学術的な違いはこの本数の相違らしいから、
カンコが釣れた機会に調べてみたいと思う。
うっかりしてハチカサゴをカンコと見間違えなければよいのだが。
2日間寝かせても身の硬さは残るが、しっとりとした旨さが感じられる
ハチカサゴとカンコの大きな違い。それは食味にあると思う。
白身のカンコはクセのない味わいだが、やや淡泊で旨みに欠ける。
オニカサゴの外道としてお目にかかることが多いため、
刺身としてはオニカサゴの隣に出る幕はなく、
もっぱら鍋ダネとして追いやられる。
3日目には皮下の脂の旨みが広がり、カンコとの違いを思い知らされる
一方、ハチカサゴの刺身は、カンコよりもややピンク色を帯びていて、
甘みのある身肉と皮下の旨みが溶け合い、なんともコクのある味わいがある。
2日間寝かせたのと、3日間寝かせた刺身を食べ比べたが、
後者は皮下の脂が身に浸透し、さらに旨くなったことは言うまでもない。
分厚い胃袋と乳白色のきれいなキモ。立派な胸ビレはヒレ酒用に干すことにした
根魚料理でお楽しみの胃袋、キモ、皮のポン酢和えも申し分ない。
大きくて分厚い胃袋のコリコリとした食感と、皮の濃厚な甘み。
それらがなめらかな舌触りのキモと交じり合い、極上の酒肴となる。
根魚が釣れたら、コレを食べるのがいちばんの楽しみでもある
おまけ画像
釣り当日に食したハチカサゴの兜煮。身肉のギシギシとした食感はまるで鶏肉のよう
今年不漁が伝えられる大原のイセエビ。漁港の水槽にもわずかしか見ることができなかった
船宿の女将から土産に頂いたイセエビ(冷凍)。一匹は立派な妊婦だった
手のひらサイズの小ぶりでも、イセエビ丸ごとの贅沢な味噌汁になる
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このてのさかなくんたちは ワタも旨いんですよねぇ~
それにしても 刺身の盛り付け上手ですね!
すし屋さんみたい!あたしは面倒で途中で放棄してしまいます!
結婚当初 かみさんに『味噌汁の具は何が好き?』と聞かれ
迷わず『伊勢海老っ!』と答え
ムッとされたことを 思い出しました(^^;
ハチカサゴの兜煮、旨かった筈。目の横に付いてる頬の身は最高!真鯛などもここが一番美味いですよね。兜煮だけで、ご飯一杯行けたんじゃないですか(^^)。
コメントありがとうございます。
根魚の内臓系はホント美味いですからね。
奥方様は極上を知っていらっしゃる。
こればつかりは旅先でくらいしかお目にかかれません。
ミソがみそですから。
コメントありがとうございます。
デカ頭は身がたっぷりでした。くちびるコラーゲンもプルプル。たまりませんね。
湾フグは相変わらず好調のようで、期待しています。
ハチカサゴ、カンコと見分ける自信まったくないしです(笑)
斑点の縁取りの違いくらいは覚えられました。
私は、イセエビが飛び出している味噌汁が飲みたい。。。
コメントありがとうございます。
見分け方難しいです。そっくりですからね。
あの味噌汁は、味噌汁の王様でしょう。
毎度毎度お見事な刀使いですねぇ。
大原は10月になると「河豚」「平目」で釣り客で盛り上がりますが「伊勢海美」の漁も10月からでしたよね。
去年孝栄丸の女将さんに土産で貰いましたけど味噌汁美味かったなぁ。
お隣さんに「料亭の味だ!」ってめちゃくちゃ喜ばれたのを想い出します(笑)
コメントありがとうございます。
エビ漁は確か7月解禁じゃなかったかな⁇
土産貰った話は言ってたね。いい宿ですからね。
フグ釣りに一緒に行きますか⁇
斑点の黒縁取り、違いを感じさせますね、マカサゴが大きくなって深みに落ちたような印象を持ちます。
まずは1度自分の舌で確認したい所ですが、いつそのチャンスが訪れるのか...。
何か新しい情報を発見したらお知らせします。
コメントありがとうございます。
カンコとの違いについては今イチ自身がりませんので、
今後もリサーチしたいと思います。