![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/bb/c2084a80cc9f6494d3e86a0fdeec73af.jpg)
外房フグ釣りのメッカ、大原漁港で2月19日(日)、
第5回ふぐカットウ釣大会が開催された。
定宿の孝栄丸が初参戦すると聞き、池ちゃんを誘って参加した。
参加船宿10艘、参加人員192人と、大会記録を更新する大盛況。
5時から市場内で行われた開会式には、シマノ協賛とあって
TV「釣りロマン」から外房の若大将と永浜いりあ嬢が登場し、
特別参加のゲストとして華を添えた。
司会を務めた内房のフグ娘・忍ちゃんをはじめ、
釣り情報の発行人や元バスプロのMさんなど業界有名人の顔も見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/ae/05ddec56bccc9c231e4dc06834e89b63.jpg)
大会ルールは5匹までの総重量で競い合う。
スタート時に使う仕掛けは、大会スポンサーのヤマリア(ヤマシタ)から全員に1セットずつ配布されたワタカラーの2本針カットウ仕掛けを使用するのが決まり。ロストした場合は各自の仕掛けを使用しても良いが、枝バリの装着はNG。
また、エサのアオヤギも統一して同じメーカーのものを使うという念の入れようで、同一条件下で競い合う、意外にもきっちりした大会運営で感心する。後は、釣らせる船頭の腕次第といったところか。
孝栄丸には14人が乗船し、5時半に出船。
大半の船が大型狙いに標準を定め、水深30メートルのポイントに集結する。
6時15分に大会スタート。ストップフィッシングは11時と決められている。
配られたアオヤギは、いつものよりもワタが小さくて心もとなく、
6~8個付けてようやく通常並みとなる。
ひと流し目はポツリ、ポツリと船中で数匹上がったようだが、
自分には音沙汰なし。
早掛け賞の商品がかかったふた流し目も、自分の出番はなく沈黙する。
それより何より、両手指先がちぎれるような冷たさに閉口した。
凍傷気味の指先に感覚はなく、池ちゃんはタオルを巻きつけて一時リタイア。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/b3/3b8ea39858c93d5c0f04b3d597f4f76c.jpg)
移動中、ポケットに忍ばせたホッカイロで指先を温めるが、
マヒした指は痛く、足の指先まで感覚がなくなってしまう。
開始1時間ほどで、船中でやっとツ抜けしたかどうかといった具合。
「計量の5匹を釣ることができるかどうか」と常連さんとニガ笑いする。
太陽が顔を見せ始めたのとは裏腹に、船中には暗雲が立ち込み始める。
ここで意を決したわれらが船頭は、深場で粘る僚船を尻目に、
単独、太東岬沖の根回りに大移動を決断する。
この思い切りの良い判断が、見事ジャストミート。
水深17、8メートルの根の中に仕掛けを投入すると、
すぐに本日初の、そして今年初のアタリが竿先を襲う。
「ガツン」の衝撃の後に続くたっぷりの重量感。
上がってきたのは25センチに迫る良型だった。
「反応が出っ放しだからね~。
根掛かりしないように底を切って
ジャンジャン合わせてよ~」
一発で反応を当てた船頭の軽やかなアナウンスが響く。
それからは、船中あちらこちらで良型フグが宙を舞った。
時折、でっぷりとした30センチオーバーの横綱級も交じる。
カラッポだった桶の中の海面が、見る間にフグで埋め尽くされていった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/ce/8a5b64fa2ce03a341c60a37d3b6354bc.jpg)
「そろそろ仲間に連絡しなきゃいけないから、
この流しで数を稼いでくださいよ~。
チャンスですからね~。でかいのもいますよ~」
心なしかトーンを押さえ気味の船頭アナウンス。
遊漁船の間では、群を見つけた船は僚船に連絡するという紳士協定があるからだ。手返しが勝負とばかり、誰もが色めき立って投入を繰り返す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/00/3660c0ba8405c376c6048d375f1778d6.jpg)
やがて沖合や岩船方面から、全速で駆けつける船影が近づき、
あっという間に自船の周りに集結した。
それからは、各船が競い合うようにフグの魚影を追ったが、
面白いのは、自船が移動した航跡を追うように数隻が後についてきたこと。
魚群発見の功労者にあやかろうということだろうか。
そして、終了まで15分を残し、一番に沖上がりとなった。
船中の釣果は15~40匹。型はさておいて、
数的には間違いなく10艘の中でダントツに違いない。
注目の検量は、1,600グラム台を記録したSさんが優勝。
自分は1,300グラム台で平均並みだったろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/56/8f1e5f0ac24754f5268bcac49e47c326.jpg)
ちなみに、総合優勝はS栄丸に乗船した
タレントで釣りガールの“ひなたさゆり嬢”。
総重量は40センチ級と30センチ級の大型フグを含む2,135グラム。
女の子で、しかもフグ釣り初挑戦で192人の頂点に輝く快挙なのだから、
釣りガールとしてやはり何かを持っているのだろうか、ホトホト恐れ入る。
これから是非“外房のフグ娘”として益々活躍してほしいものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/a6/075571afad573570a88a013691b5ad0d.jpg)
「群を見っけたのはウチなんだから、
船宿賞で探検丸くらい貰ってもバチが当たらないよね。
良型が釣れて大会が盛り上がったんだからさ~」
自船から総合入賞を逸した船頭は
フグを捌きながら冗談半分にぼやく。
船頭さん、あなたがアッパレ船頭賞であることは
この日乗船したみんなが知っていますから。
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第5回ふぐカットウ釣大会が開催された。
定宿の孝栄丸が初参戦すると聞き、池ちゃんを誘って参加した。
参加船宿10艘、参加人員192人と、大会記録を更新する大盛況。
5時から市場内で行われた開会式には、シマノ協賛とあって
TV「釣りロマン」から外房の若大将と永浜いりあ嬢が登場し、
特別参加のゲストとして華を添えた。
司会を務めた内房のフグ娘・忍ちゃんをはじめ、
釣り情報の発行人や元バスプロのMさんなど業界有名人の顔も見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/ae/05ddec56bccc9c231e4dc06834e89b63.jpg)
大会ルールは5匹までの総重量で競い合う。
スタート時に使う仕掛けは、大会スポンサーのヤマリア(ヤマシタ)から全員に1セットずつ配布されたワタカラーの2本針カットウ仕掛けを使用するのが決まり。ロストした場合は各自の仕掛けを使用しても良いが、枝バリの装着はNG。
また、エサのアオヤギも統一して同じメーカーのものを使うという念の入れようで、同一条件下で競い合う、意外にもきっちりした大会運営で感心する。後は、釣らせる船頭の腕次第といったところか。
孝栄丸には14人が乗船し、5時半に出船。
大半の船が大型狙いに標準を定め、水深30メートルのポイントに集結する。
6時15分に大会スタート。ストップフィッシングは11時と決められている。
配られたアオヤギは、いつものよりもワタが小さくて心もとなく、
6~8個付けてようやく通常並みとなる。
ひと流し目はポツリ、ポツリと船中で数匹上がったようだが、
自分には音沙汰なし。
早掛け賞の商品がかかったふた流し目も、自分の出番はなく沈黙する。
それより何より、両手指先がちぎれるような冷たさに閉口した。
凍傷気味の指先に感覚はなく、池ちゃんはタオルを巻きつけて一時リタイア。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/b3/3b8ea39858c93d5c0f04b3d597f4f76c.jpg)
移動中、ポケットに忍ばせたホッカイロで指先を温めるが、
マヒした指は痛く、足の指先まで感覚がなくなってしまう。
開始1時間ほどで、船中でやっとツ抜けしたかどうかといった具合。
「計量の5匹を釣ることができるかどうか」と常連さんとニガ笑いする。
太陽が顔を見せ始めたのとは裏腹に、船中には暗雲が立ち込み始める。
ここで意を決したわれらが船頭は、深場で粘る僚船を尻目に、
単独、太東岬沖の根回りに大移動を決断する。
この思い切りの良い判断が、見事ジャストミート。
水深17、8メートルの根の中に仕掛けを投入すると、
すぐに本日初の、そして今年初のアタリが竿先を襲う。
「ガツン」の衝撃の後に続くたっぷりの重量感。
上がってきたのは25センチに迫る良型だった。
「反応が出っ放しだからね~。
根掛かりしないように底を切って
ジャンジャン合わせてよ~」
一発で反応を当てた船頭の軽やかなアナウンスが響く。
それからは、船中あちらこちらで良型フグが宙を舞った。
時折、でっぷりとした30センチオーバーの横綱級も交じる。
カラッポだった桶の中の海面が、見る間にフグで埋め尽くされていった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/ce/8a5b64fa2ce03a341c60a37d3b6354bc.jpg)
「そろそろ仲間に連絡しなきゃいけないから、
この流しで数を稼いでくださいよ~。
チャンスですからね~。でかいのもいますよ~」
心なしかトーンを押さえ気味の船頭アナウンス。
遊漁船の間では、群を見つけた船は僚船に連絡するという紳士協定があるからだ。手返しが勝負とばかり、誰もが色めき立って投入を繰り返す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/00/3660c0ba8405c376c6048d375f1778d6.jpg)
やがて沖合や岩船方面から、全速で駆けつける船影が近づき、
あっという間に自船の周りに集結した。
それからは、各船が競い合うようにフグの魚影を追ったが、
面白いのは、自船が移動した航跡を追うように数隻が後についてきたこと。
魚群発見の功労者にあやかろうということだろうか。
そして、終了まで15分を残し、一番に沖上がりとなった。
船中の釣果は15~40匹。型はさておいて、
数的には間違いなく10艘の中でダントツに違いない。
注目の検量は、1,600グラム台を記録したSさんが優勝。
自分は1,300グラム台で平均並みだったろうか。
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ちなみに、総合優勝はS栄丸に乗船した
タレントで釣りガールの“ひなたさゆり嬢”。
総重量は40センチ級と30センチ級の大型フグを含む2,135グラム。
女の子で、しかもフグ釣り初挑戦で192人の頂点に輝く快挙なのだから、
釣りガールとしてやはり何かを持っているのだろうか、ホトホト恐れ入る。
これから是非“外房のフグ娘”として益々活躍してほしいものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/a6/075571afad573570a88a013691b5ad0d.jpg)
「群を見っけたのはウチなんだから、
船宿賞で探検丸くらい貰ってもバチが当たらないよね。
良型が釣れて大会が盛り上がったんだからさ~」
自船から総合入賞を逸した船頭は
フグを捌きながら冗談半分にぼやく。
船頭さん、あなたがアッパレ船頭賞であることは
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呑みの延び延びになってるけど、沖で会えそうっすね。
その前にディープ新橋行っちゃう?
桶の中に旨そうなショウサイが次々取り込まれ、楽しかったでしょうねぇ~(^^)
そういえば久しくショウサイを食ってませ~ん(^^;;)
緊張感溢れる釣行でしたね!
大きな大会はやはり非日常な雰囲気にワクワクしますよね~。
(それにしても今年の冬は寒すぎ!!)
たかじんさんが参加されてたとは!!
このようなイベントに参加するのも 緊張感あっていいっすね
お疲れ様でした(^^)
コメントありがとうございます。
大型を当てたデカイ船長はリーダー船として得意げだったね。
ディープ新橋は、深いよ。
コメントありがとうございます。
日本で唯一のカットウ釣り大会でしょうね。
大原は久しぶりに車であふれ、大盛況でした。
久しぶりのてっさは、この時期ならではの味でしたね。
コメントありがとうございます。
大会ならではの抽選大会もあって盛り上がったようです。
大原のイセエビやサザエなど結構な商品でしたが、自分はかすりもしませんでした。
指がちぎれるような冷たさには参りました。
感度が鈍りそうですが、専用グローブが必要ですね。
コメントありがとうございます。
いりあチャンは細くて、TVで見るよりも断然かわいかったですよ。
3/4には、また大原でヒラメ釣り大会があるようです。
いかがですか~?