一般に、市販されているクジラ肉は冷凍モノがほとんど。
居酒屋などで出されるクジラ刺しもルイベなどが多い。
そんな中で、新鮮な生肉を手に入れることができる和田浦の
ツチクジラ漁は、クジラ好きにとって貴重な職漁と言える。
ツチクジラの大和煮
捕獲したツチクジラは、身をやわらかくさせるために
16時間ほど海中で熟成させてから解体される。
“産地直買”の生肉は、まさに新鮮そのもので、
肉質は驚くほどやわらかく、箸で簡単に切ることができるのだ。
まずは、滋味あふれる生の味を堪能すべく、生姜醤油で刺身をいただく。
ツチクジラの肉は血を多く含んでいるものの、
血の臭いや生臭さはまったくと言っていいほど感じない。
溶けるわけではないのだが、呑み込んだ後に上質な牛刺しにも似た、
ふくよかな余韻が口の中に広がっていく。
クジラと言えば給食を連想する世代には忘れられない味が「竜田揚げ」。
醤油、酒、みりんの漬け汁にたっぷりのおろしニンニクを入れて一晩漬ける。あとは片栗粉をまぶしてごく短い時間、油で揚げるだけ。
サクッと噛めば、ほぐれていく肉の旨さに舌を巻くと同時に、
少年時代の昔日の給食風景がよみがえる。
竜田揚げとともに懐かしい給食献立として人気があったのが「ノルウェー煮」。揚げたクジラと竹輪などをケチャップ、ウスターソース、酒などで炒めた料理で、なぜ相棒が竹輪なのか、なぜノルウェーなのか、いまだに不思議だ。
地方によっては「オーラロ煮」などと呼ばれていたらしいから、
北欧の捕鯨国のクジラ料理はハイカラなケチャップ煮、
が由来なのかもしれない。
※撮影がうまくいかなかったために画像なし。冷凍中のモノで再度料理し紹介したい。
1センチほどの厚さに切った肉に塩・コショーをして鯨ステーキに。何枚でも食べられるから不思議だが、翌日のウ○コはコールタールのような真っ黒になるから笑える。
麻雀パイほどの大きさに切った肉を醤油・酒・みりんでコトコトと煮る。
なんちゃって佃煮は予想以上に旨かった。が、これも真っ黒になる素。
雄々しい肉食にあわせた酒は、宮城の銘酒「男山」の震災復興バージョン。
東日本大震災で被災した気仙沼の酒屋さんを応援するため
地元の仲間と共同で購入したもので、復興に向けて力強く前に進む
「負げねえぞ気仙沼」が何とも逞しい。
被災した石巻の捕鯨基地・鮎川の復興を願いながら
クジラを肴に銘酒を煽れば、たちまち酔鯨になってしまった。
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ツチクジラの大和煮
捕獲したツチクジラは、身をやわらかくさせるために
16時間ほど海中で熟成させてから解体される。
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肉質は驚くほどやわらかく、箸で簡単に切ることができるのだ。
まずは、滋味あふれる生の味を堪能すべく、生姜醤油で刺身をいただく。
ツチクジラの肉は血を多く含んでいるものの、
血の臭いや生臭さはまったくと言っていいほど感じない。
溶けるわけではないのだが、呑み込んだ後に上質な牛刺しにも似た、
ふくよかな余韻が口の中に広がっていく。
クジラと言えば給食を連想する世代には忘れられない味が「竜田揚げ」。
醤油、酒、みりんの漬け汁にたっぷりのおろしニンニクを入れて一晩漬ける。あとは片栗粉をまぶしてごく短い時間、油で揚げるだけ。
サクッと噛めば、ほぐれていく肉の旨さに舌を巻くと同時に、
少年時代の昔日の給食風景がよみがえる。
竜田揚げとともに懐かしい給食献立として人気があったのが「ノルウェー煮」。揚げたクジラと竹輪などをケチャップ、ウスターソース、酒などで炒めた料理で、なぜ相棒が竹輪なのか、なぜノルウェーなのか、いまだに不思議だ。
地方によっては「オーラロ煮」などと呼ばれていたらしいから、
北欧の捕鯨国のクジラ料理はハイカラなケチャップ煮、
が由来なのかもしれない。
※撮影がうまくいかなかったために画像なし。冷凍中のモノで再度料理し紹介したい。
1センチほどの厚さに切った肉に塩・コショーをして鯨ステーキに。何枚でも食べられるから不思議だが、翌日のウ○コはコールタールのような真っ黒になるから笑える。
麻雀パイほどの大きさに切った肉を醤油・酒・みりんでコトコトと煮る。
なんちゃって佃煮は予想以上に旨かった。が、これも真っ黒になる素。
雄々しい肉食にあわせた酒は、宮城の銘酒「男山」の震災復興バージョン。
東日本大震災で被災した気仙沼の酒屋さんを応援するため
地元の仲間と共同で購入したもので、復興に向けて力強く前に進む
「負げねえぞ気仙沼」が何とも逞しい。
被災した石巻の捕鯨基地・鮎川の復興を願いながら
クジラを肴に銘酒を煽れば、たちまち酔鯨になってしまった。
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マルッチもクジラの竜田揚げ 給食のメニューの中で大好き世代です(^^;)
しかしノルウェーオーロラは記憶無いです!
生なんて口にしたことないと思います
手に入るのは羨ましい!!
小笠原で食べたクジステーキはご機嫌でした
あと海亀刺も(^_^)V
コメントありがとうございます。
クジラ竜田は忘れなれない味ですよね。
マルッチさんの行動力なら、ノルウェーまで行って食べられますよ。
さすがに海ガメは未経験ですわ。
俺もウ○○真っ黒になってみた~ぃ
マジに唾がでてきました
鯨で育った昭和30年台としては堪らないノスタルジーであります。
蔵書の「なつかしの給食」(アスペクト編集部編)でも1番目に鯨の竜田揚げ、2番目が鯨のオーロラソースとなっています。ちなみに3番目が鯨の大和煮、4番目が酢鯨と上位完全独占です。
私の通った小学校では鯨のノルウェイ煮という献立名でしたが捕鯨国ノルウェイから付いたネーミングという話でしたね。
オーロラソースとはケチャップ+ソースの事らしいですが、初期は味噌を入れて和風テイストにしたと書いてありました。
私も竜田揚げが大好きだし、自慢のレシピでもあります。チビの頃のわが家の懐かしいカレー風味です(^^)。
takajinxeさんのは、おろしニンニクが絶妙のアクセントになってるようですね。食ってみたい!(^0^)
コメントありがとうございます。
新鮮生肉は現地に行かないと買えませんから
ホント貴重ですね。
ウ○コ真っ黒になってもいくらでも食べたくなります。
コメントありがとうございます。
「なつかしの給食」で上位独占食材ですか。
肉に飢えていたあの頃、唯一手軽に口にすることができたのがクジラだったんでしょうね。
まるかつさんであれば、クジラを使ったいろいろなメニューができたことでしょうね。
コメントありがとうございます。
薀蓄なんて、ウンチくろい…、てなもんです。
竜田揚げの料理名を知ったのは、給食で出されたクジラ竜田でしたから。
あの頃はツチクジラよりもっと旨いナガスクジラなどの大型クジラだったんでしょうね。
いまや食べることはかないませんが、日本の鯨食文化はいつまでも大切に受け継がれていってほしいと思います。