あみものOTOKO

人と人とのつながりを 大切にしたいです。

サンプルモチーフ

2012-07-25 22:44:16 | 日記

カルチャースクールで 使用する サンプルモチーフ を 作ってみました。  もちろん 作品を作る為の 見本という事もありますけど、 どのくらい 時間がかかるのか、どの位 糸を使うのか は 実際に 作ってみないと 解りませんからね・・・  聖光院有彩 先生の 著書を テキストにしていますので その中から 選んだものです。 本に書かれているから、その通りつくれば 作れる ・・・ という方は 多いかもしれませんけど、ただ単に 同じ形になればいいというのなら それで良いのでしょうけど、そのモチーフには どういう技法が使われていて、その技法は どこをどうすれば 綺麗に作る事ができて、 ここは こいいう意味の 形になっているので、こういう風に意識して作る ・・・ という事が ちゃんと 理解できているかどうかで、その後の 作品が より良いものになると思うんですよね。 説明書きでは 書ききれない事が多いと同じように、結び図だけでは 読み取れない技法も隠されている事に 気が付いていない方が 多いんじゃないでしょうか。 

子供達が使っている 学校の教科書 と同じで 本だけみて 理解出来る事には 限界がある訳で、そこで 教師という立場の人が 書かれている事のみならず、書かれていない大切な事を 付け加えて説明して下さる事で 理解出来る訳だし、 勉強の仕方によって、本当の学力がついたり、不足したりという差が出てくるんですよね ・・・ 最近 教師の不祥事がニュースで 騒がれていますけど、一部が クローズアップされ 多くの 教師がダメみたいな 印象を受けてしまうのは、実に残念です。  多くの教師は ほとんと夏休みを取る事も無く 子供達の為に 時間を割き、より理解出来るように 子供と向かい合い、自分自身も 教える立場として 様々な事を学んでいるんですよね ・・・

手芸だって 同じ事で 単に 同じ物が作れるから 技術レベルが高い と思うのは とっても危険な事で、本当に理解しているかどうかすら 解らない場合もあるんですよね ・・・  例えば 画像にアップしたような モチーフ について 同じ形を 作る事が出来る人が、 このモチーフの持つ 意味や 技法の特徴、注意点 どこの部分に本には書かれていない 技法が使われているか、綺麗に作る為には どうしたらいいのか、一見 綺麗に見えるけど、この作品の どこに 残念な部分があるのか ・・・ ( 私の作った作品 にも 実は3目だけ 違う技法で 作った所があるんですよね・・・ 急いで作って 3目作り忘れが見つかったので、違う技法で 補ったんですけど ・・・ 完成したら 全く解りません ・・・ でも ここの部分がそうで それは まだ 教えていないけど こういう技法で 作ってあるんですよ・・・ って 先のことまで 教えてしまうんですよね ・・・・素直な とっても良い性格ですから ・・・そこが 可愛いとこなんですけど ・・? ) 

ここの部分には こいうい意味で この形になっていて これは 昔、こういう事から これが使われ 愛されて来たので こうした作品には こうした意味が込められていて、 だからこそ 優雅に見える訳です。 だから それを意識しながら 作ると 作品に 愛情が 込める事が出来るんです ・・・・ という事を どれだけの方が 解っているんでしょうか・・・・そうやって 考えると たったこれだけの モチーフでも とっても 素敵な作品になる訳です。  誰がなんと言おうと 私にとっては 素敵な作品なんですよね ・・・