1月27日(金)、昨日は愛知県高浜市を訪れました。視察目的は『公共施設等総合管理計画』の先進事例。
高砂市は現在『公共施設等総合管理計画』策定においては(素案)が発表され、公共施設の総床面積において今後の20年で15%、40年で30%削減を目指すとしています。
このことは現在国の指針に基づき全国の自治体が取り組んでいる流れの中にあるのですが、この高浜市が先進事例であるのは、既に総論作成に加え各論のプランも提示し、「◎×施設は廃止、○○公民館、××センター等は今後建替える学校校舎の1階に入れる」という様に市民生活に直接関係する具体論を示して事を進めているということです。
そしてそのことは市民の関心にも顕著に表れ、総論を示した段階では説明会にも殆ど人は集まらなかったのに、各論になると非常に多くの市民が集まったとのことでした。
またこの高浜市は全国初となる賃借契約をした市役所庁舎の自治体で、つい最近完成した庁舎は民間が建設し市が借り受けている施設です。
[左側が借り受けている新庁舎で、今年の1月からオープン(供用開始)しました。右側が従来の庁舎]
賃貸庁舎はスペースが縮小され書類保管庫確保も中々難しく、書類を5分の1に削減することを目標に最終的には5分の2に迄削減できたとのこと。賃貸期間は20年間、その背景には補修時期やIT技術の進歩による職員の減少の可能性等を考慮しての計画とのことでした。
視察で得る先進事例、斬新な発想によって自分達の自治体政策にどう反映することができるか、これがないと視察の意味がありません。少しでも反映できることを反映させられる様、取組みたいと思います。
追伸)帰路、人生で初めて熱田神宮を参拝。あまり時間が無い中でしたが、荘厳な雰囲気を味わってきました。