白黒写真

カラー写真が普及していた頃に
父親の趣味は白黒写真だった
弟が産まれるまでは私がファインダーの中心
沢山のアルバムがある

父親の部屋に黒い布を貼り暗室を作り
光が入ると上手に現像出来ないので
「今から入って来てはいけないよ」と
言われていた
白い四角いプラスチックのバッドに
独特の匂いの現像液を作り、現像用紙を水で洗ったり乾かしたりしていた
部屋には洗濯バサミで挟んだネガ
乾燥させる機械
小さな私ははっきり覚えている

私のアルバムにはカラー写真と白黒写真が入り混じっているが、白黒写真に愛着があるのは父親が現像する姿を覚えているからだと思う

カーネーション

昨日よりも5℃上昇！
と言っても－10℃…
柴犬爺ちゃんは外に出てきて小刻みにぷるぷる震えている
ジャーキーを食べてすぐ小屋に戻る

最近は夜明けが遅いのか私の起床が早いのか爺ちゃんが青く映る

仕事の余りのカーネーションをお仏壇用に頂いた
母の日に嬉しいカーネーション
花の無い真冬でもとても嬉しい

熊出没注意

小清水町 9月
神の子池の入り口にある看板
熊さんからすれば
「人間出没注意」
熊の住む森に足を踏み入れるのは人間
熊は人間が怖いから襲うのだと言う
刺激をしない様に
静かに神の子池を見て早々に戻ってきた

ひまわり畑 9月

女満別空港の近くのひまわり畑
(今年9月)
観光スポットで、ひまわりを撮影する高い台が設置され、観光客の方々が台の下で順番待ちをしていた
私はそっと隅の方から撮影した
圧巻な黄色の花達が一斉に太陽の行方を追っていた
今は強い光を放つ太陽が懐かしい1枚


記憶が間違いなければ
1度開花させて全て抜き取り、もう1度咲いていた…(間違えてましたらごめんなさい)

屈斜路湖の夕陽 6月

今年の６月に撮影した屈斜路湖の夕陽
ゆっくりと静かに水面に溶けていく様子を見る事ができた
小さな人達の住む、小さな水面に大きなまま沈んで消えた

次の朝、水彩画の様な夜明けの水面に1隻の小型船がそろりと進んでいた

静かなエンジン音がことこと聞こえていた