模型以外の趣味は70~80年代の洋楽。
不定期アップの第1回はシンプリーレッド。
ギックリ腰も我慢して解散コンサートに行ってきました。
このグループ、デザイナー1年目(当時下っ端の私は事務所のレコード担当。どんなに忙しくても
レコードが終わるとディレクターから「おい!次なんかかけろ!」と怒鳴られてました。)によく聞いていました。
しかも真夜中に。
客は年齢層の高いコンサート。
ボーカルのミックが「一緒に!シンギン!」観客シーン。「恥ずかしがらないで!」とミック。
コンサート最初の方は日本人オーディエンスにありがちの「控えめな反応」でした。
中盤からなぜか観客総立ち。私の前の方達も立ち上がり。
ギックリ押して一緒に立ち上がる。
そのまま大盛り上がりでした。(よかった。よかった。)
このバンド。活動期中頃に日本人の屋敷豪太が参加していました。
この方、日本で活動後海外にわたりsoul ll soulでグラウンド・ビートを作ったハイセンスな人。
フジF1中継で昭和シェルのセナのプロモビデオのようなCM音楽にも使われていました。
アンコールで登場!1曲だけドラム叩いてさっさと引き上げる。いや~かっこいい。1曲だけ。
シンプリーレッドはデビューから聞いていたのですが、この屋敷豪太参加のあとくらいからあまり聞かなくなり、
今回の解散コンサートも友人から誘われて、ああまだ元気に活動していたんだ。くらいのノリで見に行きました。
コンサートの途中で「ギター、ケンジスズキ!」と紹介されていて、あれ?鈴木憲司?学生服着てギンギンの?(ってこの人だったような?)
帰ってきてネットで調べたら、この人も参加していたんだそうな。知らなかった。
2時間少々でコンサート終了。
友人に年齢層高かったね。というと、そうかな~な反応。
と、そこへどう見ても70歳くらいのご婦人が3人目の前を通り過ぎました。
え、イギリスのロックバンドよ。サブちゃんじゃないよ。
暫く前を歩いておられたので「凄いですね。カッコいいですね。コンサートよかったですか?」と声をかけてみました。
お一人がぎょっとした顔で「私よくわからないんです。」。
真ん中の人のお孫さん(甥っ子だったかも)が演奏しているのでおつきあいで見にきました。とのこと。
そしたら、その真ん中のご婦人が「ギター弾いていいたのが身内なもので。」お~。
そうですか!鈴木さんの!(鈴木さんって。間抜けだな私。)
知っていますか?とご婦人。
もちろんです。有名でものすごく巧い方ですよ。と私。(あのギンギンの鈴木憲司なら知っています。勘違いでなければ)
えらく感動していました。ご身内のご婦人。
なんだか妙な気持ちで会場を後にしました。
でもなんだかな。
アンコール終わると、最近のコンサートって「ああ終わりだな」と思ってしまうんですよね。会場も妙に明るくなってしまうし。
昔のコンサートは「予定どうり」とはいえアンコール2回くらいはやっていたのにな。
レッドツェッペリンとかスプリングスティーンとか3時間ですよ。3時間。
どうも事務的。結構盛り上がっていたのだからセットリストになくてもあと1曲くらいやれば良いのに。