昨日のカウンタックに続いて今日は30年以上前のラジカセ(ソニーSir lll)のメンテナンス。
マルイのプラモにソニーのラジカセと、2015年のこの時代に浮世離れしていますが、これが楽しい。
ラインインからiPodにつないで鳴らしてますがやはり接点不良から音が途切れ途切れになります。
また、ボリューム・トーンコントロールの調整時もバリ音が微妙にあります。
裏面のカバーを外して各部に接点復活スプレーを吹き付けました。
左の写真は70年代のCF-6600(ジルバップ)の中面。Sir lllに比べてシンプルです。
外したカバーは30年以上の埃を取り除くため入念に洗浄しました。
カバーを外したら電池を発見!購入時底面まで確認していませんでしたが
「時計用電池カバー」がありました。(今頃気付く!)
電池室には懐かしいソニーのマンガン電池が。
おそらくラジカセ新品当時から入っていたものかもしれません。(わずかに液漏れがありました。)
電池室の腐食を取り除き、新品の電池を挿入すると・・・・
死んでいた液晶パネル(液晶パネルには寿命があります)が復活しました(!!!!!)
新品当時のマンガン電池の電池切れから交換せずに液晶非表示になったままだったのかも。
そうと仮定すれば液晶パネルの寿命を迎えないままでいたのかもしれません!
以前の記事 で液晶パネルは死んでいて非表示としていましたが思わぬ復活で飛び上がりました!
ただし取扱説明書が無いので時計合わせが出来ません。。(色々いじりましたが結局わかりませんでした)
チューナー表示も電池という「別電源」だったとは。現代の感覚に完全に慣らされてしまっています。
筐体パネル各部は経年から腐食・煤の付着が激しいです。
これらは家庭用中性洗剤ではボチボチしか取り除けません
タミヤのコンパウンドで根気よく磨けばキレイになります。
メッキ仕上げの腐食もピカピカになります。
取り外しのできるスイッチ類は同様にコンパウンドで磨き上げました。
中古購入時から開かなかったカセット挿入ドアはガチャガチャいじっていたら開きました。
が、ヘッドユニットが微妙に持ち上がっていてカセットテープが収まりません。
ディスプレイとして入れておきたいところですが破損の恐れがあるのであきらめます。
当時のカセットテープDUADを仕込もうと思っていたんんですけど。。。。
透明パネルもコンパウンドで研ぎ出しました。ぱっとみピカピカになりました。
スピーカー部の「丸孔」を極細綿棒でクリクリやればもっとキレイになると思います。
後ろのジルバップとSir lllをiPodでライン入力し
音楽の年代で使い分けて使用しています。
ジルバップは1978年くらいまで。1979年以降はSir lllという感じです。
やはりジルバップの方が音が丸く低音の鳴りもいい感じです。
Sir lllの方は低音の鳴りに若干迫力がありません。iPodのEQで少々増幅させています。
ヤフオクでも当時のラジカセは注目されていて、先週「探していたコレ」を競い負けしました。
「出品者への質問」でも「ライン入力は生きていますか?」と問い合わせがあるようで
私のようにiPodをつないで鳴らしたい。と考えている方が多いみたいですね。