「家族の標本」
著者:柳 美里
見た目が実に幸薄そうで、確かに著書も不幸系のが多いのだが…。
このヒトはまさに「曲者(クセモノ)」である。
様々な家族を第三者視点で見つめ、描写する。
(その中には自らの家族も含まれている。)
これだけの「家族」を「標本」にするのに、どれだけの「場」を踏み、
どこまで「交流」を深め、どれほどの「情報」を積み重ねていく必要があるだろうか。
毎回、短編小説が書ける位の「ネタ」を惜しみ無く投下して築き上げた本著は
まだまだ著書の持つ膨大な「データ」の一端に過ぎない…。
※…なんかこの本、レビューを二回書いているような気がする…。
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ