ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2024年05月07日 10時31分49秒 | 読書
「Q.E.D.iff-証明終了-(27)」
著者:加藤元浩

 ※過去作など「まとめ記事」はこちらっ資料室(仮):「加藤元浩」へGO!

・「ドールハウスの殺人事件」
 …いつのまに可奈さんそんな事にww←間4巻ばかり飛ばしてるからwww
  謎解きの中心が「ドールハウス」という一風変わった物語。全ては「そこ」に示されている。
  …似たタイプの話だと北村薫の「覆面作家シリーズ」に有ったな(結局ラブコメになってた記憶←ネタバレ乙←ぶろぐ主のザル記憶だからなぁw)。
  燈馬の影響か、それともの本人の覚醒か…脇に居るニギヤカシ系ヒロインのはず(誰が?いつ?)の可奈がミステリの「中央」に居る感がスゴい。
  あくまで「謎を解く」役で燈馬が居るだけで、まとめて〆てるのは明らかに彼女。

  …作者はこの物語を何処へ持って行きたいんだろう…?

・「臨時特別寝台列車事件」
 …アガサ・クリスティのあまりに有名な「アレ」(っこんな映画を見て来ましたっANOTHER:「◯◯◯」)を彷彿させる舞台。ミステリーの王道「クローズドサークル」。

  コレを「悪意」と呼んでいいのか?
  よく事件事故の際に「逃げたり伏せたりする前に、スマホを構える」と揶揄される「日常」がココで…。

  最後に涼しい顔で強烈な皮肉を放つ燈馬は、一方で冒頭にて可奈に対する信頼感を見せている。

  …そういえば可奈は「Q.E.D.」無印の最初の頃からこういうキャラではあった。

  揺るがないのは燈馬だけではなかった、か。


「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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