ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2018年03月08日 12時58分27秒 | 読書
「佳代のキッチン」
著者:原宏一

フツーのホンワカ日常ご飯モノ小説かと思ってた。
なんか意外に重い話が出て来た。

…悪くない。結構サクサク読める。

「何らかの意図をもって持ち込まれた素材(必ずしもそうとは限らないが)」から料理を生み出す…そして生み出された料理はまた、別の何かを新たに生み出す。
転がり方が面白い。

ヒロインの出生の秘密のアレみたいなのは島田荘司の「羽衣伝説の記憶」「涙流れるままに」にも似た(←いやそこまでエグくは無いが…意見には個人差が)。

…正直、こんな両親はちょっと…とは思う…。
何年もの間探し求めた理想郷を一言で論破されるとか…なんか果てしない徒労の旅…。

…そうか…「青い鳥」なのか…。

続編は既に刊行済。…たぶん読む。

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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