マメ科、Fabaceae、クマのアシツメクサ(アンティリス)属、ヨーロッパ原産、北アフリカ、ヨーロッパから西アジアに分布。
学名: Anthyllis vulneraria var. coccinea 別名:Anthyllis vulneraria ssp.iberica、
和名:クマノアシツメクサ(熊の足詰草)、
英名:Kidney Vetch、Lady's-fingers、 Red kidney Vetch、Red lady's Fingers、
2004年4月、ポルトガル、アルガルベ地方で、2014年4月7日、2015年4月29日、5月5日、2016年6月1日、5日、2018年5月1日、3日、4日、5日、10日、コスタ・アズール地方で、2009年6月21日、ベイラ地方で撮影、
アンティリス・ヴルネラリア・コッキネア Anthyllis vulneraria var.coccinea の花。
山の道沿いにも咲く。
大西洋を望む断崖で強風に耐えて必死に生きている。
アンティリス・ヴルネラリア・コッキネア Anthyllis vulneraria var.coccineaでした。
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(GKZ植物事典より) 和名が学名の音読みから。属名は、ギリシャ語のanthos(=花)とiolos(=産毛)の合成語から。種小名は「傷を治す」の意。変種名は「赤色の」の意。
アンティリス・ヴルネラリア・コッキネアは、マメ科の一年草である。本種は、原産地の項に記した広い地域の石灰岩質な土壌に分布する野草である。本種にも帰化状態にあることが報告されているクマノアシツメクサからの変種として分類される。草丈は5~40㎝程度となる。茎は複雑に分枝をする。葉は奇数羽状複葉で、小葉は狭楕円形である。葉には,白色の細毛が密生する。4~7月頃、径1~2㎝程度の花序を出し赤色の小花を多数つける。花はマメ科特有の蝶形花である。英名にLady's fingerとあるように、白色の萼筒の先に、小形のマメ科特有の蝶形花をつける。(GKZ植物事典より)