The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ビデンス・アルバ Bidens alba

2020-12-25 10:15:44 | ポルトガルの野の花

キク科、Asteraceae、センダングサ属、熱帯アメリカ原産、1年草、薬用、

学名:Bidens alba、

和名:オオバナノセンダングサ(大花栴壇草)、別名:タチアワユキセンダングサ(立淡雪栴壇草)、サシグサ(沖縄本島)、ムツウサ(宮古島)、シロノセンダングサ(白野栴壇草)、

英名:Romerillo、Shepherd’s Needles、Beggar's Tick、Cobbler's Pegs、Fisi'uli、Hairy Beggar-Ticks、Hairy、Kofe Tonga、Matakaro、Spanish Needles、

葡名:Carrapicho-De-Agulha、Picão-Preto、

2014年9月25日、ポルトガル、バイラーダ地方で、2016年11月22日、2018年1月30日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

 

ビデンス・アルバ Bidens alba の花。花期は9月~11月。

 

白色からレモンイエローの舌状花と黄色い筒状花のある頭花を咲かせる。

 

舌状花は5~8枚。花の直径は3センチほど。荒地や道端に自生。古い時代にアジアや環太平洋地域に分布。現在では、世界中の熱帯・亜熱帯地域に広く帰化している。

 

茎は直立し、草丈は50~110センチ。葉は奇数羽状複葉で、鋸歯のある卵形の小葉が3~9個つく。

 

ビデンス・アルバ Bidens alba でした。

©2020 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)属名はギリシャ語の bi(=2)と dens(=歯)の合成語からで、果実に歯のような形の刺が2本あるため。種小名は「白色の」の意。

オオバナノセンダングサはキク科の多年草である。草丈は0,5~1,5m程度。茎断面は4~6角形で、淡緑色、多毛である。葉は5枚の小葉で構成される複葉で、下部は茎に対生し、上部では互生する。開花期はほぼ通年で、径3㎝程度の頭状花をつける。舌状花は白色、筒状花は黄色。痩果は平たい4稜形で、頂部に刺を持ち、衣服や動物の毛に容易に付着する。我が国へは、弘化年間(1844~1848)に観賞用として導入されている。昭和38年(1963)に高知県で帰化状態にあることが確認されており、その後各地に広まりを見せている。我が国の外来生物法では要注意外来生物に指定している。日本生態学会選定した我が国の「侵略的外来種ワースト100」にも本種は含まれている。一方、近年の各種の研究結果、薬用としても注目され、また、ネコブセンチュウに対する駆除効果があるとして自然農法への取り組みの上で着目されつつある(GKZ植物事典より)

 

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