マメ科、Fabaceae、シャジクソウ属、ヨーロッパ原産の多年草、
学名:Trifolium repens、
和名:シロツメクサ(白詰草)、クローバー、オランダゲンゲ(阿蘭陀蓮華)、シロレンゲ(白蓮華)、オランダウマゴヤシ(阿蘭陀馬肥)、ミツババナ(三葉花)、トリフォリウム・レペンス、
英名:White Clover、Dutch Clover、Ladino Clover、葡名:Trevo-branco、
2010年5月4日、ポルトガル、エストレマドーラ地方で、2014年4月7日、21日、2018年5月3日、23日、コスタ・アズール地方で、2018年6月20日、ベイラ地方で撮影、
トリフォリウム・レペンス Trifolium repens の花。
茎は地上を這い、葉は3小葉からなる複葉であるが、時に4小葉やそれ以上のものもあり、特に4小葉のものは「四つ葉のクローバー」として珍重される。
花期は春から秋。花は葉の柄よりやや長い花茎の先につく。色は白(ほんのりピンク)。
雑草防止、土壌浸食防止等に利用されることもある。日本においては明治時代以降、家畜の飼料用として導入されたものが野生化した帰化植物。根粒菌の作用により窒素を固定することから、地味を豊かにする植物として緑化資材にも用いられている。
近縁の植物に、ムラサキツメクサ(アカツメクサ Trifolium pratense)、ベニバナツメクサ (T. incarnatum)、タチオランダゲンゲ (T. hybridum)、ツメクサダマシ (T. fragiferum) などがある。トリフォリウム・レペンス Trifolium repens でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、昔は、この草をガラス製品等が割れないように輸送荷物の安全のためにパッキング材料に用いたことから。属名は、「三葉の」の意。種小名は「匍匐する」の意。
シロツメクサはマメ科の多年草である。茎は地に伏して分枝して広がる。葉は互生し、長い柄の先に3枚の小葉がつく。小葉はハート型で、表面に白緑色の斑紋が表れる。葉の腋から10~20㎝の長い花茎を出して、多数の白い蝶型花を球状につける。花期は初夏から初秋まで。わが国へは弘化年間(1844~48)に渡来している。(GKZ植物事典より)