イソマツ科、Plumbagnaceae、イソマツ属、地中海沿岸地方原産、多年草、
学名:Limonium sinuatum、
和名:ハナハマザシ(花浜匙)、通称:スターチス、
英名:Wavyleaf Sea-lavender、Statice、Marsh Rosemary、
葡名:Estátice、
2013年5月23日、2014年4月2日、ポルトガル、エストレマドーラ地方で撮影、
リモニウム・シヌアトゥム Limonium sinuatum の花。草丈は 45~60cmで、茎は直立し、角張っていて翼があって葉のように見える。
葉は槍形で、葉縁はしばしば波打ち、浅く裂ける。
花期は夏から初秋。日当たりの良い沿岸、岸壁の上などに自生。半耐寒性の短命な宿根草。
茎の先に円錐花序または穂状花序をつけ、個々の花は筒状である。萼片は青や紫、白、黄、桃色など多色で目立ち、花弁は白くて小さい。リモニウム・シヌアトゥム Limonium sinuatum でした。
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(GKZ植物事典より)和名の語源については不詳。別名は旧属名(スターチス)が今も園芸界の流通名となっていることから。因みに、現在の学名はリモニウム属となっている属名の Limonium はギリシャ語で「海岸沿いの草原」の意。種小名は「強い波状の」の意。
わが国で一般的にスターチスと呼ばれているのは、和名をハナハマサジと言い、一部の園芸店では「三角」とも呼ばれているリモニウム・シヌアートゥムである。ドライフラワーに出来、それを振ると音がするので人気がある。草丈は 40~60㎝ 程度。葉は根生し、ロゼット状につく。葉長は 20㎝ 程度。花茎には翼状の襞が見られる。頂きに小花をたくさんつける。一般的に花として観賞されるのは、実際は萼である。(GKZ植物事典より)