キク科、Asteraceae、ヒオセリス属、地中海沿岸地域原産、
学名:Hyoseris scabra、
英名:Annual Hyoseris、Lesser Hyoseris、仏名:Chicoree scabre、
2016年2月7日、29日、2021年3月1日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
ヒオセリス・スカブラ Hyoseris scabra の花。花の直径は 3~5ミリととても小さい。
葉は先の尖ったタンポポ型でロゼット状。草丈は 10cm 程度で 30cm ほどに広がる。
日当りの良い草原などに自生。花茎は 2cm ほど。あまり直立しない。5弁~10弁の小さく黄色い花を咲かせる。
種小名の scabra=scabrus=scabrida はラテン語で『ざらざらした、でこぼこの、荒い、うろこ状の』の意。
ヒオセリス・スカブラ Hyoseris scabra でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、英名の音読みから。属名は、ギリシャ語で「豚」と「サラダ菜」の合成語から。種小名は「ざらざらした」の意。
ヒオセリス・スカブラはキク科の1年草である。本種は、原産地の項に記した地の岩礫質な土壌地帯で向陽地の草原に自生の見られる野草である。草丈は10㎝程度となる。葉はすべて根出葉でロゼット状に広がりを持つ。葉は、狭楕円形で、縁部は羽状に深裂する。2~4月頃、短い花茎を斜上し、径3~5㎜程度で黄色い舌状花ばかりの花をつける。舌状花の数は5~10個となる。(GKZ植物事典より)