オオバコ科、Plantaginaceae、ヒメツルウンラン(キクキア)属、地中海沿岸地域原産、
学名: Kickxia lanigera、
英名: Wooly Fluellen、葡名: Falsa-verónica-roxa、
2016年8月19日、8月26日、27日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
キクキア・ラニゲラ Kickxia lanigera の花。花の直径は 3mm ほどで長い距がある。
草丈は 5cm ほどで枝分れし匍匐し、最大 1m ほどに広がる。
花顎や茎、葉は毛深い。5mm ほどの葉は丸く互生。
花は舌型で白色に中心部に紫色の斑点がある。キクキア・ラニゲラ Kickxia lanigera でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、19世紀ベルギー人植物学者 Jean Kickx への献名。種小名は、「羊毛を生ずる」の意。
キクシア・ラニゲラはオオバコ科(←ゴマノハグサ科)の多年草である。草丈は5㎝程度までであるが、本種の茎は長さ50㎝程度まで地を這いながら横走する。全草が白色の細毛で覆われている。葉は径0,5~1㎝程度のほぼ心形であり、縁部は全縁、先端部は幾分尖り、互生する。7~10月頃、葉腋から長い花柄を伸ばしその先に径3㎜程度で白色の唇形花をつける。花の喉部には紫紅色の斑点模様が入る。葉の後方には長い距がつく。果実は径4㎜程度で球状の蒴果をつける。(GKZ植物事典より)