ヒメハギ科、Polygalaceae、ヒメハギ属、ヨーロッパ原産、多年草、
学名:Polygala vulgaris、和名:コモン・ミルクワート、
英名:Heath Milkwort、葡名:Erva-leiteira、Polígala、
2015年12月24日、ポルトガル、アルガルヴェ地方で、2009年6月21日、2016年6月16日、ベイラ地方で撮影、
ポリガラ・ヴルガリス Polygala vulgaris の花。花はごく小さく 1cm 未満。濃い青色で蝶型。木質の地下茎を持つ。
葉は互生し卵型~楕円形。茎頂の総状花序に濃い青の花をまばらに付ける。
近縁種、北アメリカ原産のセネガ(学名:Polygala senega)には去痰作用があり、セネガシロップとして使う他、龍角散、改源咳止液Wなどに配合される。元々はアメリカインディアンのセネガ族がガラガラヘビに咬まれた時、応急に用いたものである。しかし、そのような効果は期待できず、迷信と思われる。
セネガ根のセネガサポニン(senegasaponin)類には小腸でのグルコースの吸収抑制等による血糖値上昇抑制活性が認められた。ポリガラ・ヴルガリス Polygala vulgaris でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、英名の音読みから。属名は、ギリシャ語の polys(=多)と gala(=乳)の合成語から。種小名は「普通の」の意。
コモン・ミルクワートはヒメハギ科の多年草(亜低木))である。草丈は35㎝程度となる。根および茎下部は木質化する。葉は長さ10~20㎜、幅2~4㎜程度の楕円形で、縁部は全縁、先端部は尖り、枝に互生する。5~7月頃、茎頂に散形花序を出し、4~7㎜程度で濃青色で蝶形の花を数個着ける。(GKZ植物事典より)