マメ科、Fabaceae、シャジクソウ(ソラマメ)属、ヨーロッパ地中海沿岸地方、西アジア、北アフリカ原産、半蔓性1年草、
学名:Vicia lutea、
和名:キバナカラスノエンドウ(黄花烏豌豆)、オニカラスノエンドウ(鬼烏豌豆)、イエローベッチ、
英名:Yellow Vetch、Smooth Yellow Vetch、
葡名:Ervilhaca-amarela、Ervilhaca-de-flor-amarela、Ervilhaca-do-sul、
2011年3月10日、2014年4月20日、2018年5月26日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2018 年 5 月 15 日、アレンテージョ地方で撮影、
ヴィキア・ルテア Vicia lutea の花。田舎道の沿道に、10mほどに渡って群生している。
葉は羽 状複葉で先端が巻きひげになる。葉腋に黄白色の蝶形花が数個つく。
小葉は狭卵形~卵状長楕円形、長さ1~2.5cm、幅2~5mm。托葉は小型で狭卵形、全縁ときに裂片がある。
萼は長さ10~12mm、萼裂片は不同長で、最下の裂片は他よりも長く、萼筒と同長または長い。ヴィキア・ルテア Vicia lutea でした。
©2022 MUZVIT
(GKZ植物事典より) オニカラスノエンドウはマメ科の1年草である。草丈は45~60㎝程度となる。茎は平伏~斜上し、巻きひげで他物によりかかり伸長する。葉は羽状複葉で茎 に互生し、小葉は6~10対となる。小葉は線状楕円形で、長さ1~2,5㎝、幅、2~5㎜程度となる。小葉の先端部はほぼ鋭頭で、中央脈は伸出し、基部は 丸味を持ち、縁部は全縁となる。3~5月頃、葉腋に無柄で長さ2~3,5㎝程度の蝶形花を1~2個着ける。花冠は淡黄色~白色~淡紫色となる。花後の果実 は、長さ2~4㎝、幅0,8~1,4㎝程度の莢果で、下縁は丸味を帯びている。果実の中には3~8個の種子を内包する。本種は、本来地中海沿岸地方が原産地であるが、広く温帯地域に帰化状態にある。我が国では昭和29年(1954)に神奈川県で発見されたのが国内での帰化状態の最初である。その後、神奈川県を中心に広がりを見せている。 (GKZ植物事典より)