アブラナ科、Brassicaceae、ヤマガラシ属、ヨーロッパ原産、2年~多年草、
学名:Barbarea vulgaris、
和名:ハルザキヤマガラシ(春咲山辛子)、フユガラシ(冬辛子)、
英名:Bitter Cress、 Herb Barbara、 Rocketcress,、Yellow Rocketcress、Winter Rocket、Wound Rocket、
葡名:Barbarea vulgaris、Barbarea arcuata、Barbarea stricta、Sisymbrium barbarea、Campe barbarea、Crucifera arcuata、Crucifera barbarea、Crucifera stricta、Agrião-da-terra、Erva-de-são-julião、Erva-dos-carpinteiros、Erva-de-santa-bárbara、
2011年3月10日、2015年1月12日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
日当たりの良い草原や道端に自生。北アフリカ、オセアニア、北アメリカ、アジア(日本を含む)で雑草として帰化している。
草丈は20-90cm。羽状に切れ込みのある葉は艶のある緑色で、茎の周りにロゼット型につく。
黄色い花は、密度の濃い集合体となって日本では5月から10月頃に葉の先に咲く。ポルトガルでは1月から咲き始める。この植物はもともとある種の害虫に対する抵抗性を持っている。コナガに対しては、この抵抗性はサポニンに依る。その他の化学物質としては、グルコシノレート、グルコバルバリンやモンシロチョウを引き寄せるグルコブラッシシン等が含まれている。この緯度の地方で、春を明るくする植物の1つであると言われている。ヤマガラシ、フユガラシとの和名のとおり、辛味があって食用となる。味はクレソンに似ており、使用方法も同様である。
日本では1960年にムギ類に混入することで導入され、群馬県神津牧場にて野生化が確認された。現在では日本各地に定着している。在来種の植物を駆逐する恐れがあるため、自然度の高い国定公園などでは駆除が実施されている。外来生物法にもとづいて要注意外来生物に指定されているほか、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。(Wikipediaより)バルバレア・ヴルガリスBarbarea vulgarisでした。
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(GKZ植物事典より) 和名は春咲きのヤマガラシの意から。属名は、St.Barbara(聖バルバラ)の名に因んでいる。種小名は「普通の、通常の」の意。
ハルザキヤマガラシは、アブラナ科の多年草である。全草無毛で、草丈は30~70㎝程度。茎は直立し、株元で叢出する。根生葉は有柄で、羽状複葉となり、 ロゼット状となる。茎葉は無柄となり互生する。葉には幾分厚味があり、表面には光沢がある。4~6月頃、径6~8㎜程度で鮮黄色の十字花をつける。本種はムギ類の輸入に付随して渡来し、我が国各地で野生化している。(日本に限らず世界的な傾向と化している。)現在我が国では、日本生態学会により侵略的外来種ワースト100に選定され、外来生物法により「要注意外来生物」に指定されている。 (GKZ植物事典より)
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