外病院実習は和やかなオペ室で、器械出しの看護師さんも外回りの看護師さんも学生に声をかけてくれますが、
「先生、おいくつなんですか…?」
「あ、24です」
「え、そんなに若いの?」
「再受験の学生さんかと思った」
という定番のやり取りで今日も盛り上がりましたとさ(笑)。医大生・たきいです。
今年のノーベル医学生理学賞はまたもや日本人の先生ということでおめでとうございます。
指導医の先生から、
「オートファジーは最新の医学教育で習うの? 僕が基礎研究にいたときは2つ学説があったんだけど現在の見解はどっち?」
という非常に厳しい質問を喰らって慌てふためきました。お恥ずかしながら言葉を知っている程度で、記憶は風化しております。反省。臨床でそのあたりの知識か必要に迫られたことこれまで皆無だったからな…。
今回の大隅先生、
「科学で役に立つことが、「数年後に起業できる」と同義語のように使われることが問題だと思っています。将来を見据えて、科学を一つの文化として認めてくれるような社会にならないかなと強く願っています。」
というお言葉。全面的にわたしもそう思います。
そして、「科学を一つの文化」とすることのみならず、「学問を一つの文化」と認める社会こそが成熟した社会であると私は思います。科学だけでなく、素人には「役に立たない」と思えてならない文系の学問だって非常に重要でとても大事であるはず。一般市民からすると、学歴社会だけど学問の地位は低いように思えてならないわが国日本を少し憂います。
「オートファジー」の口頭試問に首を傾げてしまった私に偉そうなことをいう資格はないかもしれませんが。笑
(看護師さんにブロガーなことがバレるとなんかやりづらい人(笑))