医大生・たきいです。

医大生的独言。

「春よ来るな2巻」を読んで

2016-10-23 18:43:10 | 読書感想文

恐ろしいことに必修BSLの終わりが見えてきました。明日から1診療科、公衆衛生ウィーク2週間を挟んでその次の診療科が必修ではラストになります。恐ろしい事実であります。「実習が始まると学生生活はあっという間」と散々先輩たちから聞かされてきた言葉の重みを感じる次第です。医大生・たきいです。





さて、本日ご紹介したいのがこの一冊。

春よ来るな(2) (KCデラックス 月刊少年マガジン)
草水 敏
講談社


医学生の青春群像劇を描いた「春よ来るな」。ドラマ化か映画化を期待したい作品です。

基礎医学系の講義でのスケッチとか懐かしい。あまり得意ではなかったので、基礎医学を卒業してこれで解放されたと思っておりました。ところが、この前の手術カンファレンスで術中所見の絵を書いた上でのプレゼンをやらされて非常に動揺したので医学部カリキュラムは油断がなりません……。

このスケッチが上手に書けない天然系の女の子。あるあるじゃん、と思いきや、そこには隠された秘密が。物語は大きく動いていきます。



因みにぼくのお気に入りのキャラは親川乃彩ちゃんです。

頭が切れて、美人で、毒舌というあるあるな医学部女子。こんな感じの友達何人かいるけど、控えめに言ってタイプです。手玉に取られたい。今後、親川乃彩ちゃんメインで活躍するお話しも読んでみたい!



オープンキャンパス(オープンキャンパスで1,000人の前で講演してきました)とか大学説明会(24歳になりました!)でも、自分の大学の宣伝を差し置いてこの作品の宣伝もしておきましたが(笑)、医学部ってどんなところなんだろうと思っている医学部受験生たちにもオススメです。2巻は特に、医学生の当時者の自分にも全く違和感なく読めました。




フラジャイル7巻。こちらも草水敏さんの最新巻です。こちらもよかった是非お手に取ってみてください。
フラジャイル 病理医岸京一郎の所見(7) (アフタヌーンコミックス)
草水敏,恵三朗
講談社


春よ来るな(1) (KCデラックス 月刊少年マガジン)
草水 敏
講談社








(マンガじゃなくて教科書読まないといけない局面かなと冷静に思っている人(笑))
医大生的コラム。医大生・たきいです。