マラソン大会の2日前の今日は休足日
そして前日となる明日も休足日の予定
走らないことにしたのはいいけれど
相変わらず坐骨神経痛とシモヤケは痛くて…
とても
当日までに良くなるようには思えない
夜中に
降り続いていた雷雨は上がって
走ろうと思えば走れなくもないけど
やっぱり本番までは
無理にでも休むことにしよう…
気温も昨日や一昨日からみれば
幾分下がってて少し寒いし…
ただ
湿度が高めだから
震えるほどの寒さではないけど…
走らないことに決めた午前中
何をしようか思案していると
幸いにも朝からカミさんがお出かけしたので
プチチートデイにしようと思ってたら…
前庭の松の木の伐倒処分を依頼した
シルバー人材センターから連絡があって
9:30頃から作業を行いたいと…
神様のハカライだろうか?
休足日に決めた今日
松の木の伐倒に立ち合うことになったのは…
やがて
シルバー人材センターからやってきたのは
どう見たって僕より年上に見えるジイさん
しかも一人っきりで
軽四の作業ダンプに乗って…
おまけに脚が悪いのかビッコを引き気味で
無事に作業できるのか
大丈夫なのかと不安になるくらいの…
まぁ
シルバー人材センターというくらいだから
若い作業員がいるわけはないんだろうけど…
この庭のシンボルみたいな松だから
無くなると寂しくなるねぇ〜
作業員のジイさんが
僕の想いを充分にわかってるみたいに
作業の準備を淡々と進めながら言ったけど…
返事を返そうと思った途端
胸の奥から込み上げるものがあって
言葉に詰まってしまった
ジイさんの動きは
それほどテキパキしたものじゃなかったけど
松の木はあっという間に切られてしまった
枝が切り落とされるのは
なんだか手足がもがれてるような気がして…
松の木の魂
許してくれるだろうか?
何十年も前に松を植えたオヤジ
空の上から勘弁してくれるだろうか?
涙が出てきてしょうがないですよ〜
何十年も一緒に育ってきたのに
あっという間に切られちゃって…
シルバーのジイさんは
女々しく涙を拭う僕をどう思っただろうか?
僕の方を振り向きもせずに
無言で淡々と作業を進めた
テキパキとはしていないものの
伐倒作業に慣れているのだろう
自分なりの手順で淡々と…
思い切って
ジイさんに年齢を尋ねてみると76歳だと…
僕より9歳上か…
終戦直後?の生まれか…
そんな年齢になっても
こうやって外作業というか
働いていることに尊敬してしまうけれど…
このジイさんもまた
外作業をしているときが
自分の居場所なのかもしれない
そんな気もして…
全ての作業は
ちょうどお昼に終わった
お昼ご飯を食べ終えてから
あと掃除に1時間ほどかけて
ようやく綺麗に片付けることができたが…
もう今日から
前庭の中心に鎮座していた松の姿はない
ポッカリと穴が空いたような前庭
このままにしておくしかないのか?
たぶんそうなるだろうなぁ
根っこは見えないけれど
地の下に広く這っているだろうから…
切り株だけ残された前庭を見ていると
なんだか気持ちが落ち着かず
整理がつきそうにない
これからどうしていいのかわからない
果たして
休足日にして良かったのだろうか?
松の木の伐倒に立ち合えて
本当に良かったのだろうか?
わからないまま
今日一日が終わってしまうのか…
さようなら
松の木さん…
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