ありふれた人生
もう何も考えまい
君が欲しかったものも
僕が欲しかったものも
生きていくことの愚かささえも…
10月末の地元のマラソン大会
今朝の地元紙の朝刊の記事じゃ
どうやら実施することに決まったらしい
それはそれはと喜びながら
実際のところ
嬉しいような後ろめたいような…
コロナの第５波が収まってきたとはいえ
決して収束したわけではなく
年末あたりには第６波の予想も…
なのに
呑気にマラソン大会って…
走らない人々は
絶対にそう思ってるだろうなぁ…
とりあえずは
今月も目標の200キロを何とかクリア…
なのに
10歳年下のチームメンバーの記録を覗くと
400キロ近くの距離数…
月間400キロってさ
陸上経験者のアスリートならいざ知らず
まったくカンケーのない
剣道部出身の奴なのに…
いくら
僕より10歳年下だとは言え
月刊400キロってさ…
10年前でも僕は絶対に走れないなァ…
明日からは10月
いよいよマラソンシーズンの始まり？
とは言え
あと何回
僕はマラソン大会を走れるだろうか？
ひょっとして
これが最後かも…
66歳のジジイだぜ？
もはや
長年の目標だったサブフォーは
あと一歩で達成できないとしても…
もう一度だけ
もう一度だけでいいから
100キロ超のウルトラを完走してみたいと…
もう一度だけでいいから…
今年初めて褐色のカマキリを見つけた
ジジイの寝室の窓の網戸にへばりついていた
写メを撮りながら
ふと
暑かった夏も終わったんだなぁ
と…
日中はまだそこそこの暑さでも
夕方になればどこからとなく
虫の音が聞こえ始める
蝉の声の代わりに…
９月の終わりだというのに
当番ノースリーブのウェアから
抜け出せそうにないけど…
涼しくなっても
滝汗で走るジジイの姿は
真夏の頃と何ら変わらなくて
風情がまったく感じられない
風情どころか
醜い老体を晒してるだけか？
たぶん…
チャラ息子がタバコを忘れていった
テーブルの上
一見して何の箱なのかわからなかったが
開けてみると10本入のタバコのようで…
まだ喫ってるのかと…
僕のタバコと比べてみると
ちょうど十分の一の強さ
タールもニコチンも…
１本だけ味見させてもらったけど
微かにハッカの香りがするだけで
まるでスカスカ
殆どタバコを喫ってる気がしない
こんな調子じゃ
死ぬまでタバコはやめられないなぁ
よっぽど
病気にでもかからないと…
まぁ
いまさらやめたところで…
走れなくなるのが先か？
タバコをやめるのが先か？
あと何年後？
いずれそう遠くないのかも…
どっちにしたところで…
裏庭
と言っても庭というテイではなく
広すぎる洗濯物干し場という感じか…
もっとも
地目は宅地ではなく畑地なのだが…
その裏庭
先日にひと通り草刈りをしたとき
栗の木と柿の木の間に生えてたのを
なんの草花かわからないまま
刈らないで残したままにしていたら…
赤い花が咲いて
どうやら彼岸花というらしい
用事があって訪れた妹に
教えてもらった
ちょうど
お彼岸の時期か…
いい歳になったジジイなのに
草花や庭木は何にも知らなくて…
毎日手入れをしている前庭の木々も
たくさんあるけど松の木と椿の木
そしてツツジくらいがわかるだけ…
そういえば
いつも剪定や落ち葉掃きに難儀している木が
槇の木だということを
先日訪れた不動産屋から聞いた
なんでも
かなり手のかかる木らしいが…
涼しくなってきたので
久しぶりに重い大きな鉄製の脚立を取り出し
電動の庭バサミでザックリ剪定したものの…
下手くそな素人の仕業で
無様な仕上がりに…泣
見てくれもさながら
今の時期に剪定することが
果たして良いのかさえ…
大きな葉っぱで
夏に白い大きな花を咲かせる木
カミさんが何とかいう木だといって
花を玄関に飾っていたが
その名前も忘れてしまった
伸びすぎて
高くなりすぎたので
この間バッサリと散髪したものの
あまりの雑さに
自分でも呆れて…
モミジの類も３つほどあるけど
どれが何という種類なのか
まったくわからない
どれも初孫くんにとっては
手の形をした葉っぱの木で
そうだねぇ〜と笑いながら…
66歳のジジイの草花や庭木の知識
3歳の初孫くんと何ら変わらず…笑
30年前に死んだオヤジが
何も言わず残していった庭の木々
世話をするだけでも四苦八苦の息子…
そんなもんさ
僕という人間は…
いくら会社で仕事ができて
そこそこ出世したって
退職すればただのジジイ…
速くもないのに
毎日走ることだけが能の
素人ランナーでしかない
そんなもんさ…
３連休の最終日
前日に続く台風一過の晴天
10日ぶりに10キロ超ランを走ろうと…
走り始めて20分近く
チラッと一見しただけで
僕とはまったく違うランナー２人の姿
３キロ地点の交差点で出会った
僕の少し前を走る男女カップルが…
速い！
速すぎる！
見るからに蹴り足の高さが違うし
上半身がほとんどブレてなくて…
現役のアスリートか
少なくても陸上経験者の走りだと…
交差点から500メートルほど走っただけでも
200メートル以上は差がついただろうか？
みるみるうちに離され…
僕がキロ6分ちょっとだから
キロ4分を軽く切ってるのかもしれない
3分台か…
男の方は女に合わせてるのか
ストライドがやや大きくて
ゆったり走ってるように見えるけど
女の方は割と目一杯のようにも思えた
いずれにしてもその速さは
少なくても30歳代の走り
ひょっとすると20代かもしれない
コッチは66歳の素人ジジイランナー
２人にかなう？どころか比べることさえ…
とりあえず
カップルの後ろを追いかけたので
3〜4キロの1キロ区間が
11キロジョグのベストになったという…笑
ジョグによくあること…
文字どおりあるあるだね
ところで…
母家と渡り廊下で続いてる離れを壊して
チャラ息子のマイホームを
新築することになった
決めたのは4〜5ヶ月前の春頃
初孫くんがいわゆる年小という年齢になって
あと３年すれば
小学校に入学するということで
いつまでもアパート住まいというわけにも…
で…
離れを解体する前に
いろいろとタンスなどの家具や調度類
そして
その中に収まっているものなどの整理を…
整理を始めると
昔の懐かしい写真アルバムやら何やらで…
思わず昔を思い出して
整理の作業が止まってしまう
若かりし頃の己れの写真を見つけて
昔のオレって結構カッコ良かったじゃん！
などと感慨深く…
そんな中で
思わず見覚えのある表紙の本？
というか
開く前に思い出した！
ちょうど50年ほど前
高校１年の時の僕自身の日記！
中3から高2までの3年間ばかり
日記を付けていたんだっけ…
読み返すと
15〜16歳の頃の僕自身の思い
って…
苦すぎて
稚拙すぎて…
読み返すのも恥ずかしすぎて…
ひょっとして
このブログも
50年後に読み返せば
恥ずかしさの極地になってるのだろうか？
まぁ
もっとも
50年後には
いくらなんでも生きてるはずはないけど…
あと何年
何年生きられるのだろうか？
素人ランナーのジジイ…
あと何年…
死んだオヤジの歳まであと1年半…
金沢マラソンにでられるんですか〜？
午前9時過ぎのいつものコース
自宅をスタートして２キロほどの地点
住宅街から田園地帯へ
向かおうとしていたとき…
白い日傘をさした普通のオバちゃん？
オバちゃんと言っても
僕よりずっと歳下のたぶん50代くらいの…
そんな見知らぬオバちゃんに声をかけられた
毎日走ってて
声をかけられるのは初めてじゃないけど
そんなに滅多にあるもんじゃない
しかも知ってる人とかじゃなくて
見知らぬオバちゃんだぜ？
ましてや
金髪に近い茶髪に白いアゴ髭
そしてサングラスの怪しげな60半ばのジジイに
声をかけるなんて…
僕がそのオバちゃんだったら
絶対に声をかけないだろう
怪しすぎて不審者みたいなジジイには…
それとも
清々しい青年ランナーにでも見えたのか？
まさか
そんなことはあるまい…
もしかして
毎日走ってるのを
どこかで見られてるのかも…
ということで
しばし立ち話…
ハイ！
一応走る予定です
ウチの娘２人も走るんですよ〜！
おお〜っ！
そうですかぁ〜
でもひょっとして中止になるかも…
コロナですか？
えぇ
同じ10月開催予定だった東京マラソンも
どうやら中止が決まったみたいだし…
そうなんですか？
金沢マラソン
中止にならなければいいですね〜
僕もそう願ってますよ〜
じゃあ
頑張ってくださいね〜！
はい
ありがとう〜！
手を振って激励してくれたオバちゃん
僕も軽く手をあげて再び走り始めたが
嬉しそうに話すオバちゃんとの
ちょっとした会話で
ジジイのテンションもかなりアゲアゲに…
思わず
スピードアップしてしまって…
単純なジジイだ
単純でしかない…
もちろん自覚してるけど…
おかげで
いつもは7〜8キロのジョギングなのに
今日は10キロも走ってしまった
滝汗のクタクタ…
やっぱり
単純なジジイだ…
単純でしかない！
