ありふれた人生
もう何も考えまい
君が欲しかったものも
僕が欲しかったものも
生きていくことの愚かささえも…
暖かい日が2〜3日続いて
積雪もかなりとけてきたと思ってたら
ここへ来てまたもや暴風雪の警報が…
この週末
もう走れないかもしれないな
結局
今月も目標の200キロにはほど遠く…
わずかに半分ばかり…
去年の１月は300キロも走ったのに…
先週から少しずつ寒さが緩んで
これからはもう
いつものように走れるだろうと
すっかり安心してたけど…
まだ１月だということをすっかり忘れてた
雪国暮らしなのに…
これでまた当分
走れないかも…
早く毎日走れるようになってほしい
生きがいのないジジイには
走るだけが唯一の楽しみ
走ることによって
少しでも家から離れていたいという
そういう意味もあって…
（家からというよりカミさんからか？）
気温が下がり始めた昨晩
チャラ息子が迎えに来る前
初孫くんと遊んでいると
ベランダに顔を出した不意の訪問者
初孫くんが遊んでいた
プラレールの上を走る
オモチャの電車を食い入るように眺め…
（ネズミと勘違いしてる？）
（というより猫の本能か？）
この三毛猫くん
時折我が家の前庭を訪れることがあって
僕の姿を見かけると
逃げるように駆け抜けていくのだが…
なぜか昨晩は
部屋の中の僕たちに怖気付く気配もなく
走り回る２台の電車を目で追い続け…
毛並みも整っていて
どこか近所の飼い猫だろうか？
野良猫では無さそうだが…
でも
同じ三毛猫だった
我が家のミ〜ちゃんよりは幾分ブサイク…
初孫くんの方も
不意の訪問者の三毛猫くんに釘付けの様子…
なんだか
奇妙なコントラストの
初孫くんと三毛猫くん
果たして
どっちが賢いのだろうか？
お互い
ジッと身動きしないまま…
思えば…
チャラ息子もグウタラ娘も大学生で
我が家を離れて暮らしていた時期…
僕とカミさんの間に漂う
冷たい空気を和ましてくれたのは
19年間にわたる同居人のミ〜ちゃんだった
そして
チャラ息子もグウタラ娘も結婚して
我が家を巣立ってからのいま
その役目は初孫くんへと移り…
そのおかげで
僕たち夫婦は別れないでいられると
つくづく思うけど…
そう思うのは僕だけだろうか？
そんな最近
我が家にやってきた
新しい同居人？
初孫くんがいないと凍ってしまう
ジジイとババア２人だけの日常…
ほとんど言葉を交わすこともなく
必要なことすら…
我が家で聞こえてくるのは
テレビからの音声だけで…
そんな暮らしに耐えかねて
カミさんが買ってきたのか？
オッケーGoogle…
おはよう！
オッケーGoogle…
今日の最高気温は何度？
オッケーGoogle…
○○の曲を流して！
オッケーGoogle…
行ってきます！
オッケーGoogle…
ただいま〜
僕に話しかけることは全く無いのに
オッケーGoogleくんには何度も…
そして律儀に？
オッケーGoogleくんは答えてくれるのだ
鷹揚のない機械的な声で…
そんな声でも
２人だけの気まずさは薄らぎ…
とりあえず
ありがたいのだが…
奇妙な老夫婦の暮らしぶり
これで
もうしばらく
僕たちの冷め切った暮らしは
続けていけるかもしれない
そうだろ？
オッケーGoogle…
気がつけば
大寒はとっくに過ぎ
やがて１月も終わろうとしている
本当に早いものだ
特に今冬は…
大寒を過ぎたからか
昨日は雪から雨へと…
といっても
すぐ春が訪れるわけじゃなく
庭先に積まれた雪の大きなカタマリ
簡単にはとけそうにない
埋もれた小さな低木たち
大丈夫だろうか？
寒さのピークも過ぎただろうが
少なくても立春までは
寒さにも雪にも気を緩めることなく
構えておいた方が我が身のため…
と言うのは戒めというより
玄関先に置きっぱの
スノーショベルやスコップを
片付けないための言い訳だったりして…
大寒が過ぎたということは
グウタラ娘の誕生日も過ぎたということ
32歳の…
決して
娘の誕生日を忘れてたわけじゃないけど
特に連絡をすることもなく…
カミさんと娘とは割と頻繁に
メールのやりとりをしているようだが…
父親と娘って
もともとそんなもんだろう
必要がなければ何も…
特に大人になって
嫁いだあと別々に暮らせば
やがて段々と
他人のようになっていくのかもしれない
まぁ
本質的にはチャラ息子も
グウタラ娘と同んなじなんだろうけど…
息子とは初孫くんの送迎で
ほぼ毎日顔を合わせるから
そんなでもないか？
グウタラ娘に赤ちゃんが生まれても
遠く離れてるから初孫くんと違って
ジジイの僕が面倒を見れるわけじゃないし…
そう思うと
子どもが近くにいるかどうかってのは
結構重要なことなのかもしれない
それでも
チャラ息子は僕たち親の手から離れて
自分の家庭をベースに生きている
当たり前だけど…
もう僕たちの子どもではない
初孫くんの親としてシッカリ…
血のつながり
繰り返しながら
時代が流れていくのなら…
僕の時代はとっくに…
断続的に降り続いた冷たい雪
すでに今冬一番の峠は越えただろうか…
とけては積もり…
積もってはとけ…
繰り返して重なった積雪の深さ
まるで
僕の心を見透かすように…
残った雪
とけるのを待っているのか
とけるまでが猶予なのか…
明日を迎える道しるべのようにも
閉ざされた道の果てのようにも…
僕には見え…
垣間見える青空の下で
遠くない春を告げる凍えた冬
それでもまだ
何もかもを覆いつくす白い冬
目の前にある冬は
果たしてどちらの…
未来へ続く兆しなのか
覆ることのない過去なのか
不確かな想いに揺らぎながら
窓の外の雪景色に目をやれど…
答えはない
どこにも…
当たり前だ
もともと
答えなんてないのだ
人生に…
正しく生きようと
間違いだらけだろうと…
何が正しくて
何が間違っているのか
それすらも…
大袈裟に言えば
生と死すらも
何の意味もなく…
まるで重大な意味があるように
喜怒哀楽を繰り返しながら
もがき続けて生きるのは…
愚かな人間の業でしかない
ただの勘違いだと…
僕には思える
ただ死んでいくために…
表が裏に
裏が表に
ただそれだけのことだろう
答えが見つからなくても…
新年に入って１月もすでに半ば過ぎ
日々の経過って早いもんだとつくづく…
今冬は
去年の12月中旬から１ヶ月間ばかり
荒天が多く続いている
そのせいで
まともに走れていない状況
まぁ
天候だけじゃなく
身体の調子とかもいろいろあったりして…
ということで
今月はまだ４回しか走れていない
半月経ってわずか４回
しかもたったの31キロ…
これじゃ
今月は目標の200キロどころか
100キロにさえ届かない予感…
走行日記を確認してみると
去年の１月は300キロだったのに…
マラソンを走るためには
距離だけが全てじゃないことは
自分でもわかってるつもりだが…
ほかの練習に取り組むことなく
ジョグしかやらないジジイには
やっぱり毎日重ねる距離だけが…
まぁ
どっちみち
参加できるマラソン大会も
当分はないんだし…
しばらくは
春になるまでゆっくり待てばいいか？
と思ってたら…
一昨日
チームのメンバーから
マラソン大会に出ようというお誘い！
隣県で
毎年５月下旬に開催されているマラソン大会
これまでは
同時期に開催されている
反対側の隣県のウルトラマラソンに参加のため
１度も走ったことはなかったが…
コロナ禍が続く中
どの大会も軒並み中止になって
近隣で開催の可能性のあるのは
この大会のみ
メンバーたちに促され
どうしようか迷いつつも
早速エントリーの手続きを取った
先着順のエントリーを終え
メンバーたちに報告すると…
ラッキーでしたね〜
そんなリアクション…
どうやら
僕がエントリーしてすぐ
あっという間に定員に達したらしく…
ギリギリセーフって感じ…
そうだよなぁ
コロナ禍の中で開催される大会
どこをみてもなかなか無いから…
ひょっとして
全国から申し込み殺到ってとこか？
かもしれないな…
ただ
この大会の開催の可否も
３月にならないと判明しないということで
中止になる可能性はそれなりに高いらしい
まぁ
中止になればなったで仕方がないさ
こんなご時世だから…
とりあえず
走るモチベーションが上がらなかった中
たとえ中止になったとしても
２ヶ月の間は目標ができて走れることに
感謝すべきか…
大会が中止にならないことを祈りつつ
身の入った練習ジョグに取り掛かるとするか…
そうなると
恨むべきはなかなかとけそうにない雪
いつものコースの歩道の雪がとけるのは
いつになるだろう
春が待ち遠しい…
大雪警報…
ようやく解除されて
注意報に変わったものの…
前庭の松の木
雪吊りしてないけど
大丈夫だろうか？
円錐型の松は何とか持ち堪えてるが
暴れ松の方はヤバいかも…
松だけじゃなく
深雪に埋もれて
まったく見えなくなった低木たちも…
最初の降り始めのうちは
枝や葉に積もった雪を払い落としていたけど
もはや庭に入ることすらできず…
いや〜
車を停めるスペースが
玄関にあって助かりますよ〜
朝早く
月忌参りに訪れた菩提寺のご住職
Ｔ大卒の…
ご主人
一人で雪かきされてるんですか？
ええ…
毎日大変でしょう？
僕なんか肩や腕が筋肉痛で…
まぁ…
こんなに積もっちゃ走れないんで
逆に雪かきがジョギング代わりの
いいトレーニングになりますよ…笑
なるほど
そんなポジティブな考え方も
できるわけかぁ…笑
今日で5日連続になった雪かき
それなりに覚悟もしていたけど
さすがにネを上げてる現状…
ご近所さんたち
なんて我慢強いのか…
というより
3連休だからか
家族揃っての雪かきdays…
夫婦や親子の絆が
それで強まれば…
もちろん
我が家では無縁
寒いのに汗だくジジイの孤軍奮闘…
それでも
3時間ほど頑張って
ひととおり終えた
午後になると
久しぶりに明るい陽射しも出てきた
とけてくれるといいが…
とにかく雪よ
これ以上積もらないでくれ！
もうカンベンしてくれぇ〜
早く走らせてくれぇ〜
冬将軍さま〜
