バカ暑かった昨日
上棟工事が行われた隣地の一区画
あっという間に二階建ての棟が上がり
我が家のリビングからの景色は
またもや変わってしまった
町外れのノンビリした田舎の雰囲気が
段々と住宅地の風景に変わっていくような…
残された区画全てに家が新築されれば
我が家は三方取り囲まれることになり
閉塞感が漂うというか…
といっても
前庭や裏庭が広い分だけまだマシか?
だけど
カミさんは気に食わないようで
空き地を売った僕を恨み続けるんだろうなぁ
それでも
街中の混み合った狭い住宅地に比べれば
まだまだ恵まれた環境だと…
そんな前庭から
棟の上がった工事中の家を横目に
ランニングアプリをスタートして
今日も日課のジョグへと…
この子をお供にして…
昨日は5キロで折れてしまったから
今日はどうしてもいつもの8キロをと
心に決めてスタートした
気温は幾分低いものの
湿度が高すぎて汗の出方は昨日とおんなじ
風向きや強さもほぼ同じ
スタートして1キロくらいは
老体のエンジンがかからず
いつもギコチナク無理やりな感じで
そのうちそれなりに調子が出てくるのだが…
ところが2キロあたりになっても
昨日と同じように脚が動かずシンドくて
下り坂になってもテンポが出ない
3キロ付近の交差点を曲がると
向かい風が追い風に変わって
無風状態に感じるのも昨日とおんなじ
俄に止まらなくなる汗を
手にしたポケットハンカチで拭いながら
ひょっとして昨日の二の舞かもと…
不安を感じながらも
今日はショートカットせずに
8キロコースへと向かったが
心はすでに後悔の念でいっぱい
やっぱり今日も5キロにしとけばよかった
そんなことを思いつつ
6キロからの長い上り坂に差し掛かると…
あまりの辛さに
絶対に歩かないと誓った上り坂
ついに歩いちまうことに…
おいおい
1キロもある上り坂を全部歩くのか?
弱くて甘い自分に鞭打つように声をかけ
歩いたり走ったりして何とか…
上り切って平坦になっても辛さは変わらず
ここでも歩いたり走ったり…
とても最後まで走り続けられない…
こんなに辛かった8キロは久しぶりかも…
尿路結石のせいもあって
体調不十分だとはいえ
今日のザマは我ながら情けない
熱中症でフラフラになったわけじゃなく
単に走るのが辛すぎただけなのだが…
もしかして
根性なしになっちまったのかも?
以前なら
たかが8キロくらいで歩くなんて
いくら暑くってもあり得なかったのに…
よわい古希を目前にして
とうとう…
まだまだ当分は走れるものと思ってたけど
ひょっとしたら走れなくなる日は
ある日突然にやって来るのかも…
長い人生に何が起きても不思議はない
これまで何もなかったから
これからもと思ってたら…
一寸先は闇ということだってある
半年前の正月の地震がそうだと…
たかが走れなくなっても
生死を分けるほどのことじゃないけど
走るしか能のない
ポンコツランナーの僕にとっては…
71歳で71キロをとか
欲をかいてる場合じゃないかもしれない
近いうちに走れなくなる日が
必ずやってくることを覚悟して
毎日のジョグを噛み締めながら走らないと…
そう思いながらも
本当に覚悟が出来るのだろうか?
覚悟して走れるのだろうか?
なかなかなぁ…
そんな簡単にはいかないよなぁ…