10月だったか、子どもの学校の給食試食会があって参加してきました。行かないつもりだったのだけれど、担任の先生から申し込みしてないのがウチだけだから是非来てほしいと誘われたから、仕方なくといったところです。
給食は期待してなかったけれど案の定それほどうまくなかった。特に鮭のホイル焼きにエゴマが散らしてあったのだけれど、粒のまんまだったから口に残って余計だと思ったから感想文に思ったとおりに書きました。
給食終了後に町の中心校からやってきた栄養教諭の講話を聞かされたわけですが、メタボ対策としての食育や、早寝早起き朝ごはんの重要性を主張していました。それからオレが否定したエゴマを「皆様の家庭でも作ってみてください。」などと自慢されてしまいました。この人たちも食育だとか地産地消だとか上からの指導でがんじがらめにされ、町の特産物であるエゴマを使わなければならず、無理にメニューに入れたのかなと思いました。
栄養教諭という職は、当時与党の自民党文教族と、社会のあらゆる問題を家庭(憲法)と学校(教育基本法)の責任にした安倍内閣に学校栄養士の団体がすり寄ってその職を手に入れたらしい。そして権力の怖さを知らない栄養教諭たちが権力を持ったと勘違いして、学校はもちろんのこと家庭まで指導しようとする傲慢さが伺える。
栄養教諭が早寝早起き朝ごはんが大事だとか、朝からマクドナルドに行くべきではないと個人的に主張することについて否定するつもりはない。しかしそれを唯一の正義だと言って家庭にまで押しつけてこられると反発したくなる。だいたい国が旗を振って国民運動などと言い出すとろくなことにはならないと思っている。学校にいる教職員は学校で最大限できることを実践することであり、家庭環境に関係なく子どもたちの成長発達のために働くことであると思う。実践的には全ての学校で給食を無償で提供することや、朝ごはんがそれほど大事なら学校で提供することだって追求すべきだ。早寝早起き朝ごはんも、バランスの取れた食事も大事なのはわかるけれど、貧困によるダブルワークや雇用不安など子どもたちが背負う家庭の背景は様々で、正論を振りかざせば振りかざすほど子どもたちを追いつめ、切なさを増大させるのではないかということ。つまり社会全体が豊かになって、時間的・経済的なゆとりがなければ食も豊かにならないだろうし早寝早起き朝ご飯もないと思う。そういう条件がないところでいくら朝食摂取率や個食率を調査して食育を主張しても虚しいだけだとオレは思う。
それからメタボ対策としての食育も医療費削減という観点で厚生労働省の旗ふりで指導されているようであるけれども、肥満には遺伝的要素もあると思うから、それほど食による自己責任論を振りかざすべきではないと考える。肥満だから医療費がかかるとか長生きするとかしないとか言われるけれど、そこには個人ではどうにもできない要素も含まれているだろうし、統計的に言われているだけで科学的根拠があるのかどうか疑問である。とにかく肥満を自己責任にして社会全体で追いつめようという差別意識は、喫煙差別、高齢者差別、障害者差別とも連動している気がして危険な論調であると思う。思い起こせば成人病を生活習慣病と言い出したあたりから自己責任論が浸透してきたような気がするなぁ。また逆の見方をすれば、食を指導している栄養教諭や栄養士に肥満はいないのかと言いたくもなる。
とにかくオレの食や嗜好について、上から目線で指導される覚えはないし、人間なんてそう簡単に変われるものではないと思う。
給食は期待してなかったけれど案の定それほどうまくなかった。特に鮭のホイル焼きにエゴマが散らしてあったのだけれど、粒のまんまだったから口に残って余計だと思ったから感想文に思ったとおりに書きました。
給食終了後に町の中心校からやってきた栄養教諭の講話を聞かされたわけですが、メタボ対策としての食育や、早寝早起き朝ごはんの重要性を主張していました。それからオレが否定したエゴマを「皆様の家庭でも作ってみてください。」などと自慢されてしまいました。この人たちも食育だとか地産地消だとか上からの指導でがんじがらめにされ、町の特産物であるエゴマを使わなければならず、無理にメニューに入れたのかなと思いました。
栄養教諭という職は、当時与党の自民党文教族と、社会のあらゆる問題を家庭(憲法)と学校(教育基本法)の責任にした安倍内閣に学校栄養士の団体がすり寄ってその職を手に入れたらしい。そして権力の怖さを知らない栄養教諭たちが権力を持ったと勘違いして、学校はもちろんのこと家庭まで指導しようとする傲慢さが伺える。
栄養教諭が早寝早起き朝ごはんが大事だとか、朝からマクドナルドに行くべきではないと個人的に主張することについて否定するつもりはない。しかしそれを唯一の正義だと言って家庭にまで押しつけてこられると反発したくなる。だいたい国が旗を振って国民運動などと言い出すとろくなことにはならないと思っている。学校にいる教職員は学校で最大限できることを実践することであり、家庭環境に関係なく子どもたちの成長発達のために働くことであると思う。実践的には全ての学校で給食を無償で提供することや、朝ごはんがそれほど大事なら学校で提供することだって追求すべきだ。早寝早起き朝ごはんも、バランスの取れた食事も大事なのはわかるけれど、貧困によるダブルワークや雇用不安など子どもたちが背負う家庭の背景は様々で、正論を振りかざせば振りかざすほど子どもたちを追いつめ、切なさを増大させるのではないかということ。つまり社会全体が豊かになって、時間的・経済的なゆとりがなければ食も豊かにならないだろうし早寝早起き朝ご飯もないと思う。そういう条件がないところでいくら朝食摂取率や個食率を調査して食育を主張しても虚しいだけだとオレは思う。
それからメタボ対策としての食育も医療費削減という観点で厚生労働省の旗ふりで指導されているようであるけれども、肥満には遺伝的要素もあると思うから、それほど食による自己責任論を振りかざすべきではないと考える。肥満だから医療費がかかるとか長生きするとかしないとか言われるけれど、そこには個人ではどうにもできない要素も含まれているだろうし、統計的に言われているだけで科学的根拠があるのかどうか疑問である。とにかく肥満を自己責任にして社会全体で追いつめようという差別意識は、喫煙差別、高齢者差別、障害者差別とも連動している気がして危険な論調であると思う。思い起こせば成人病を生活習慣病と言い出したあたりから自己責任論が浸透してきたような気がするなぁ。また逆の見方をすれば、食を指導している栄養教諭や栄養士に肥満はいないのかと言いたくもなる。
とにかくオレの食や嗜好について、上から目線で指導される覚えはないし、人間なんてそう簡単に変われるものではないと思う。
みんなで「朝マック?」
http://www2.hayanehayaoki.jp/kyougikai/
こんな全国組織があったとは、健康日本21とか食育基本法などという法律まで作って国民運動を展開しているわけですから、かなりの税金を投入しているでしょうし、企業からの寄付金も集めているのでしょう。私などは単なる文部官僚の天下り先なのではと勘ぐってしまいますが。
それにしてもマックが協賛しているとは???です。やはりみんなで朝マックですね。