灯籠流し

　何年かぶりで延期になっていた灯籠流しを見に行って来た。船引に住んでいるとき以来だから６年ぶりくらいか。実は船引に住んでいる時だって花火しか見なかったのだから、灯籠流しそのものを見るのは子どものとき以来かもしれない。

　オレらが子どもの時は夏休みは８月２０日までで、どういうわけか最終日の２０日の夜に灯籠流しをやっていたと思う。それで夏休みの宿題が終わってなくて、連れていってもらえないと脅されて必死で宿題をやっていたような気がする。絵の宿題が最後の最後まで残ったりして、灯籠流しの絵を描きたいと思っていても、絵を仕上げなければ連れて行ってもらえないわけだからそんな絵など描けるはずもない。もっとも灯籠流しから帰ってきてからでは眠くて絵など描けるはずなどないことは親が一番良く知っていただろう。



　今年は８時過ぎに役場付近の灯籠を引き上げるあたりで見ることにした。引き揚げ場所付近だとあまる風情がないのだが、祭りを支えている企業や団体の皆さんの大変さが伝わってくる。川に入ってゴールまで引っ張ったり押したりしてもうヘトヘト感が伝わってくる。放射線にも負けず今年も開催できたことに感謝したい。
　花火も盛大に打ち上げられた。協賛してくださった企業や個人の皆様ありがとうございました。