新自由主義による財政構造改革を的確に批判していて読みやすい本でした。暉峻淑子さんの「豊かさとは何か」「豊かさの条件」はどれも生活者の視点で語られていてどちらもおすすめです。
この本の中では経済でも教育でも今のこの国を覆いつくしている新自由主義は差別と競争で果てしない競争を生み、その先にあるのは戦争なのだと述べています。
特に教育の分野についてはフィンランドと比較しながら、日本の教育産業に多額のお金を払うシステムや、できる子とできない子を分ける習熟度別授業の批判と現行「教育基本法」にこそ理想の思想が描かれていてその理想を活かすことをせず、正反対の方向に改悪しようとしていることについても批判しています。
最後の章で国民は、様々な制度が権力やお金を持っている人たちに都合がよく変えられていくので税金の集め方や使い方について真剣に監視しなければならない。人間は選別社会でなくて助け合いの社会に喜びを感じる生き物であること。そしてそういう社会にするために市民の立場からできることに取り組むことが必要だという意見にとても共感しました。60ページですが中身が濃くていい本でした。
この本の中では経済でも教育でも今のこの国を覆いつくしている新自由主義は差別と競争で果てしない競争を生み、その先にあるのは戦争なのだと述べています。
特に教育の分野についてはフィンランドと比較しながら、日本の教育産業に多額のお金を払うシステムや、できる子とできない子を分ける習熟度別授業の批判と現行「教育基本法」にこそ理想の思想が描かれていてその理想を活かすことをせず、正反対の方向に改悪しようとしていることについても批判しています。
最後の章で国民は、様々な制度が権力やお金を持っている人たちに都合がよく変えられていくので税金の集め方や使い方について真剣に監視しなければならない。人間は選別社会でなくて助け合いの社会に喜びを感じる生き物であること。そしてそういう社会にするために市民の立場からできることに取り組むことが必要だという意見にとても共感しました。60ページですが中身が濃くていい本でした。
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