takubonpapa blog

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政権交代選挙終わってみれば

2009-09-02 22:49:35 | 社会
 今回の総選挙は格差・貧困が社会問題化する状況での選挙だったので共産・社民がどれほど議席を増やすか期待していましたが、ふたを開けてみれば自民・公明の議席が民主党に回って308議席も与えてしまう結果となりました。前回の郵政選挙の時に言われた抵抗勢力がまんま自民党になっただけで、民主党が数の力で憲法改正や財界よりの新自由主義政策を推進するのではないかという不安があります。今回の選挙でも明らかなように自民党が自分たちに都合がいいように作った選挙制度の中では護憲少数政党は議席を増やすことができないようです。これで比例の議員定数を減らしたら共産・社民は消滅し護憲政党はなくなってしまうことでしょう。減らすなら小選挙区の定数を減らしてほしいけど民主党が自分の身を切るようなことはしないでしょう。議員を減らすより先に税金の山分けの政党助成金を廃止すべきだと思います。オレらの払った税金が支持もしていない政党に議員の数によって配分されるなんておかしいし、共産党は受け取っていません。

 護憲勢力の共産と社民が消滅して保守二大政党にでもなったら、憲法改正は必至だし、核保有を検討するだろうし、金持ち優遇の棄民政策で消費税増税も避けられないでしょう。とにかく憲法9条と25条が危うくなり、金も権力も持たないオレらにとってろくな世の中にならないと思います。

 119人残った自民党の顔ぶれは精鋭の右翼議員ばかりのような気がします。この際だから党名を「右翼党」とかにしたらどうでしょう。しかし今回の選挙ではあまりにも追いつめられたせいか、お得意の差別と偏見のイデオロギー攻撃に出たようですが、小泉さんに生活を破壊された多くの国民にとって愛国心も郷土愛も日教組もどうでもいい問題だということに気づいていないKYぶりには驚きました。そういう意味では「イデオロギー党」もしくは「KY党」というのはどうでしょう。日教組批判といえば今回落選した中山前国土交通大臣が日教組批判で更迭されたけど元文部大臣でありながら連合日教組が10年以上前に文部省とパートナーになっていることを知らなかったのだろうか。差別と偏見の「イデオロギー党」が主張するほど今の日教組に力などないし右翼的に扇動しているに過ぎないと思います。そう言えば全国学力テストを導入したのもこの人で、後に自説を証明するためだったと述べており、自己満足のために毎年60億の税金が投入されて学力競争を煽っているとは。政界からいなくなって良かった。

 民主党は数はいるけどいろいろなグループがあって分かりにくいような気がするなぁ。もうちょっと分かりやすいように「小沢経世会グループ」とか「松下新自由主義グループ」とか「社会リベラルグループ」とかにしたらどうでしょう。まあなんのかんの言ってみても国民の支持を得て308議席を獲得したわけですから大したモンです。お手並み拝見といきましょう。

 オレが民主党に期待する政策は、貧困問題の解消ですね。ワーキングプアと呼ばれる働く貧困層を根絶すること。子ども手当も実現してほしいけど、月額2万円でいいから、その分給食費をタダにしてほしい。給食がない学校に通う子どもと不公平が生まれるから小中学校で給食完全実施が前提だな。高等教育の学費無償化もやってほしいいし、一人親家庭への支援も重要です。高速道路をタダにすると逆走する人が増えるし渋滞するしSA・PAがキャパを超えるからタダにせず、その分エコな電車を安くして欲しい。安全で安心な食糧を自給するために農業・漁業・林業だけで生計が立てられるくらいの所得保障も必要です。その他にも学校予算(消耗品費)を増やして欲しいとか交付税を増やして欲しいとかいろいろあるけど、まずワーキングプアを無くして、普通に生活できる雇用を増やして欲しいと切に願います。
 
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