takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

「子どものための学校事務109号」まもなく発行

2010-06-11 23:18:10 | 学校事務
 全国学校事務職員制度研究会(制度研)の機関誌109号がまもなく発行になります。今回は原稿集約から入稿までを担当することになっていたのですが、仕事や消防で身動きが取れなくなり編集長に多大なご迷惑をおかけしました。その109号の原稿を集めている段階で山形のIさんの原稿に目をとおしたところ胸を打つ文章だったので、発行前ですが少しだけ紹介しておきます。自分の中ではIさんだけでなく、青森のSさん、福島のRさんなど東北の女性は素敵な文章を書くものだなぁと思っています。

以下引用です。

 学校納付金や就学援助を考える上で、「受益者負担」という言葉がとても気にかかる。これまでの「受益者」の意味づけは余りにも狭義的ではなかったか。個人的なことに定義づけることでもっと大きな意味での責任をすり替えられてはいないだろうか。真の受益者は直接教育を受ける者ではなく、教育を受けた国民が納税者になることにより結果的に納税者を増すことになる「国」ではないのだろうか。個人の幸福の結果として潤うことになる真の受益者がもっと適切な負担をしてそれをまた個人へ還元する。そんな循環の道筋を今だからこそ考えてみてはどうだろう。単発的な駆け引きで発せられる施策の先に一人一人の幸福はあるのだろうか? 進学率の上昇が報じられる反面、学校納付金の未納や義務教育年齢の子ども達の生活の困難さも明らかになり、学校は子ども達の、いや、国の未来を明るくする希望の場になっているのだろうか。子ども達がささくれだった椅子に座り、週に数回使うかどうかわからない大型テレビが設置された教室を横目に見ながら、年度末には未納対策に走り回る学校事務職員には納得できない気持ちが残る。おそらく同じような想いの全国の学校事務職員が共通して持っている願いはただ一つではないだろうか。
「お金のことは何も心配しなくていいよ。勉強に必要なものは何でも揃っているから、学校へおいでよ」と、一度でいいから心から叫んでみたいと。
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