鳥取の旅 ～米子・境港～

　二日目はサンライズ出雲の発車時刻まで時間があったので日中は観光しようと考えていた。具体的にどこに行くかは決めてなかったので気ままな一人旅と言ったところか。９時にチェックアウトして西へ行くか東へ行くか迷ったが、西なら出雲大社かとも考えたが縁結びの神様には用がないし、数年前に子連れで来た時に松江市内は循環バスで一とおり回ったから東へ向うことにした。

　東方面なら行っただけ夜行に乗るまでの時間を稼ぐことができるとも考えた。それで松江から１時間まではかからなかったけれどゲゲゲで賑わっている米子・境港方面へ行くことにした。米子駅構内の観光案内所で観光パンフを眺めて米子市内を散策するか境港まで足をのばすか迷ったが境港行きの電車が１時間に１本しかなかったのでとりあえず境港へ向うことにした。



　境港駅には１２時過ぎに着いたのだけれど太陽がギラギラ照りつけてすぐにでも飲みたい気分だったがとりあえず水木ロードを散策することにした。歩道のあちこちに妖怪のブロンズ像が置いてあっていちいち写真を撮ってたら日が暮れてしまうほどだった。水木しげる記念館まで行って、入らずに引き返して来たのだけれど飲食店のほとんどは海鮮丼の店で街全体で海鮮丼を売りにしているらしいことがわかった。どこに入ろうか迷ったけれどオープンしたばかりで賑わっている「みづき屋」に入ってみた。



　混んでいたけれどカウンターがあいていたのですぐに座ることができた。とりあえずビールと本日のおすすめネタの中から３種類選んで１，０００円の海鮮丼を注文した。



　ホントはウニいくら丼が良かったけれど、ちょっと倹約してマグロ・サーモン・イカの組み合わせにしてみたのだが十分旨かった。あとはお土産を買って境港駅へ戻ってフェリーターミナル内で少し休んで米子に戻って来た。



　米子に戻ってきて残り4時間くらい。何をしてすごそうかと考えたが市内を散策することにした。観光案内所でもらったパンフを見て寺町通りを抜けて海を眺めて帰ってこようと考えた。夕方になっても暑くて昼間からやってる居酒屋があったら入ってしまおうと考えていたのだがあいにくそういう店はなかった。



　海が見える湊山公園まで１キロくらいだったろうか。暑さのせいで疲れ果ててしばらくボーッと海を眺めた。晴れていたらきれいな夕日が見られたろうに。穏やかできれいな海だった。



　帰り足は疲れ果てて市内巡回バスを見つけて飛び乗り米子駅とは逆方面に回るバスで３０分くらいバスに揺られて米子駅に戻ることができた。いよいよ残り１時間半、あとは飲むしかないと考え駅に隣接する建物内にある焼き鳥屋に入った。来る時に飲みが足りず2時間おきに目が覚めた教訓を生かして短時間ではあったがハイペースで飲んだ。焼き鳥やタコワサの他にハタハタがあったので注文してみた。たぶんはじめて食ったと思うんだけど脂がのっていて旨い魚だった。



　残り３０分、キオスクでワンカップやら缶ビールやらを買い込んでサンライズに乗った。岡山に着く前に眠ってしまってそのまま朝まで眠れたのだが、いささか飲み過ぎてまたもや反省。いろいろあったけれど楽しい旅だった。