takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

88回県教組大会

2012-05-26 23:28:16 | 教育
 今年も組合の大会に参加してきた。昨年から1日開催となり前泊はしたものの8時半から19時くらいまでかかり、座っているだけだったがケツは痛いし様々な質問や討論を聞いて疲れ果てた。それにしても本部原案に対して賛否両論から熱い討論をして、修正案を出して採決をするという機会は組合の大会くらいしかなくて考えさせられることがたくさんある。

 様々な討論が繰り出される背景には、路線の違いばかりではなく様々な課題が山積していることの表れだろう。今回一番感じたのは職場で組合が見えにくくなっているということ。執行委員がいる職場はいいのだが、意識的に職場づくりができる組合員がいない職場は組合が見えず、忙しくて息が詰まる職場になり、組合どころではない状況に追い込まれてしまうだろう。
 そういう職場に訪問して話を聞くだけでもいい、飲み会を企画するだけでもいい、はがきに困っていることを書いてもらうだけでもいい。要求をくみ上げて運動を構築することが大事だと考えさせられた。

 管理と競争がキーワードの教育改革は教員免許更新制や道徳・愛国心教育の強制、全国学力テストによる点数競争などの管理強化で文句を言わないYesマンの育成がねらいだから、そのほかの労働条件や教育条件についても要求を言えなくされる。そして教職員が管理と競争で追い立てられたしわ寄せは子どもに行き、やがて管理と競争で子どもを締め上げることにつながりかねない。そういう学校ではなく教職員にゆとりがあって子どもの成長発達に寄り添う大らかな教職員集団でありたいと願うことは幻想だろうかか。困った子どもは困っている。困った親は困っているという立場で子どもや保護者と向き合える関係をつくりたいものだ。
 「知って、知らせて、組織する」ことが職場づくりのポイントだという言葉をどこかで聞いたのを思い出した。まずは自分の職場から、そして困難を抱えている仲間を助けられる組合であるように、なんとかみんなで踏ん張りたいものだ。
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