またさださんの本を買ってしまいました。この本は毎日新聞に毎週連載していた「日本が聞こえる」というコラムを1冊にまとめたものです。これは終章ですが以前にも1冊出ています。
他の本について記事を書いているのでかぶるかもしれませんが、さだまさしという人は「関白宣言」や「防人の詩」で右だの左だのと言われてきたけどイデオロギーに縛られない感性が好きです。被爆地長崎で生まれたということもあり平和に対する一途な思いと、日本人の美しい言語表現や立ち居振る舞いや心遣いを大事にしていること、九州男児であるが故か女とりわけ母親の役割が大事だという思いは、見方によっては保守的なのかもしれないけれどそのあたりのバランス感覚がとても好きです。
この本でもアメリカの植民地もしくは51番目の州などと言われていいのかということ、拉致問題に対して強硬な対応をしてほしいという思い、自分の暮らしや金のことしか頭にない利己主義国民でいいのか、大学生の「やりサー」(レイプサークルか?)の事件に対してバカを育てた大人社会が悪いこと、やれロリコンだの主婦売春だの書かれた雑誌がコンビニの角に並べられ公然と売られ読まれる現状や全てお金と姓が絡んでいるということへの憤り、自分の思いを言って相手の意見を聞くという会話が成立しないことへの嘆き、愛国心が国を憂う気持ちであるとすれば国の未来など憂えたこともない大人たちが育てた子どもたちにどう国を愛せよと言うのかということ、新成人に対するオジサンからのメッセージなどなど彼のこの国を憂う思いが詰まっていていろいろ考えさせられる1冊です。
他の本について記事を書いているのでかぶるかもしれませんが、さだまさしという人は「関白宣言」や「防人の詩」で右だの左だのと言われてきたけどイデオロギーに縛られない感性が好きです。被爆地長崎で生まれたということもあり平和に対する一途な思いと、日本人の美しい言語表現や立ち居振る舞いや心遣いを大事にしていること、九州男児であるが故か女とりわけ母親の役割が大事だという思いは、見方によっては保守的なのかもしれないけれどそのあたりのバランス感覚がとても好きです。
この本でもアメリカの植民地もしくは51番目の州などと言われていいのかということ、拉致問題に対して強硬な対応をしてほしいという思い、自分の暮らしや金のことしか頭にない利己主義国民でいいのか、大学生の「やりサー」(レイプサークルか?)の事件に対してバカを育てた大人社会が悪いこと、やれロリコンだの主婦売春だの書かれた雑誌がコンビニの角に並べられ公然と売られ読まれる現状や全てお金と姓が絡んでいるということへの憤り、自分の思いを言って相手の意見を聞くという会話が成立しないことへの嘆き、愛国心が国を憂う気持ちであるとすれば国の未来など憂えたこともない大人たちが育てた子どもたちにどう国を愛せよと言うのかということ、新成人に対するオジサンからのメッセージなどなど彼のこの国を憂う思いが詰まっていていろいろ考えさせられる1冊です。
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