久しぶりの再会

　久しぶりに元同僚と呑む事ができた。雰囲気のいい店を予約してもらって、近況を語らって良い時間を過ごす事ができた。ついつい酒が進みいつも以上に飲み過ぎちまった。久しぶりに会うとなおさら、今の職場との違いに愕然とする。「オレ聞いてないよ。」的な小さい事を言うヤツなんかいなかったし。いたとしても「言ってないよ。」と切り返せる雰囲気があった。

　何より子どもを見る眼差しがみんなやさしい。子どもの事を絶対に悪く言わないし、家庭の事も決めつけて悪く言わない。だまされてもすっぽかされても人を信じるという思いが伝わってくる教職員だった気がする。（ちょっと美化し過ぎか）特別支援教育に力を入れていたからかもしれないけれど、忘れてきた子どもにだけ町予算で購入したものをあげるのは不平等だなどと考える人はいなかったと思う。忘れてくる子どもには家庭の事情などそれなりの背景があるはずだからそこをしっかりフォローして、忘れてくる子どもにほど手をかけなければならないという思いをみんな持っていたと思う。
　そういう職場で、ある程度の裁量を与えてもらって保護者負担軽減のために予算を使わせてもらって、働きがいのある仕事ができたあの頃を懐かしんだ。

　それぞれが抱えている毒を吐き出して、あまり自分の事を語らない人には聞いてもらって、あっという間に時間が過ぎてしまった。本当はもっともっと毒を出すべきだったのに、あろうことかカラオケに行ってしまいひたすら歌いまくってしまった。カラオケなんかいつでも行けるんだからもっと毒を出してこればよかったと後悔している。

　、、、またやりたいなぁ。