ケイシロウとトークアバウト

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17年おやじ

2019-05-01 16:50:26 | 日記

画像は、アメリカで17年に一度発生する周期ゼミ。名は、17年ゼミと呼ばれる。

このセミは、ガチにやかましく、

1週間も、昼夜を問わず、鳴き続ける。

 

本題や。

俺の知り合いのおやじ(元会社の馬鹿上司)が、伝達障害の持病を持っていた。

その病状は、

17年に一度だけ現れる。

ぶっちゃけ、

このおやじは、

17年に一度、

昼夜問わず、爆泣きするんやった😱❕

このおやじには、二人の子供がいた。

まず、

17歳のオンナ、カオリ。高校テニス部所属のワガママで、むちゃ金使いが荒いと言う。

次に、

14歳の中坊、イサオ。サッカー部所属のワガママ息子。月に一度、両親の財布から、お抜きする悪習がある。

これらの子供達を、

おやじは、出来損ないと罵り、

絶えず、

ガナりまくって、

道徳風を吹きまくった。

二人の子供は、おやじを、陰で、うすら馬鹿と罵った。

そんなおやじが日増しに、元気が無くなって行く。

そう、

呪われた17年がやって来る。

二人の子供は、

この事を全く知らない。

母親のみが、知っている。

そして、

ある夜から、

おやじは、爆泣きし出した。

激しく、激しく、昼夜をシカトする爆泣き。

それは、

凄まじかった!!

カオリとイサオは、勉強どころか、寝ることすら出来ず、

二人して、おやじに「やかましい!!」とガナり付けた。

母親から、おやじの伝達障害の話を聞かされても「だから何!?」と喰ってかかった。

おやじは、飯も食わずに爆泣き❗

トイレに行っても爆泣き❗

風呂入っても爆泣き❗

当然、会社は休む訳やけど、

学校に行かねばならん二人の子供は、おやじが、蓮の咲いているところに行くように、心で念じた。

おやじの爆泣きも、

週の半ばになると、

みんな、

耐えられなくなる。

まず、

カオリが、

テニスラケット持って来て、

玉をおやじの顔面に打ち込んだ!!

それでも、おやじの爆泣きは止まない。

次に、

イサオが、

臭いサッカースパイクをおやじの顔に押し付けた。

けれども、

おやじの爆泣きは止まない。

二人の子供は、罵りを浴びせ、

イサオに関しては、

爆泣きするおやじに、ドロップキックさえカマした。

こうして、

1週間が過ぎた、とある夜、

カオリとイサオが、

爆泣きするおやじの顔に、

洗濯バサミを挟ませていた、その時ー、

おやじの爆泣きが収まった。

沈黙が包む中、

おやじの顔は怒りに赤くなり、

二人の子供の顔は、恐怖に青くなった。

当然ながら、

二人の子供は、

1週間も、

おやじにガナり入れを喰らった!!

おやじのガナり入れ、1週間が終った時、

イサオはカオリに言った、

「姉ちゃん。今度、あいつが泣き出すのは、俺が、31の時だろう!?」

カオリは「そうや」と答えた。

イサオは、カオリを見つめて言った。

「その時、俺らは仲良くしてるかな❓」

カオリは、イサオの手を握って、微笑んだ😊