ケイシロウとトークアバウト

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見えざる仏の手(山火事編)

2019-05-14 15:49:03 | 日記

 

前回のアパートに引き続き、

アメリカの山火事で起こった、

有り得ない出来事。

 

カリフォルニアに住む消防士がニューヨークに遊びに来て、飲み屋に入り、

観光で訪れていたカナダ人の男性と口論した。

この口論は激しくなって、

アメリカ人やカナダ人にフツーに有りがちの、

叩き合いに発展した。

消防士はガチギレして、

「いつかお前を殺す❗」と叫んだ。

カナダ人は、せせら笑って、飲み屋を後にし、

翌日、

アメリカを後にした。

消防士もカリフォルニアに帰った。

三日後、

カリフォルニアの山で、

大森林火災が起きて、

消防士は、緊急出動。

やけど、

あまりの火の強さに、

小型機での消火が話し合われ、可決された。

消防士は、小型機の免許を持っていたので、

小型機を飛ばせ、

上司の言う通りに、

近くの湖から、消火用の水を汲み上げ、

燃えている木々に撒いた。

火は消し止められたが、

一人のダイバーが、

消火された木にぶら下がって、

亡くなっていた。

小型機が、

湖にもぐっていたダイバーに気付かず、

そのまま汲み上げたらしい(とは言ってもケイジロウ、湖はおろか、その周辺まで、火災消火の為に水の汲み上げ勧告は絶対にするよ。もぐっていたんやから、不運の二文字に尽きるね)。

そして、

このダイバーは、

消防士が、

三日前にニューヨークの飲み屋でバトルしたカナダ人やった。

消防士は確かに、

カナダ人に殺害予告をしたけど、

それは、

飲んだ上での話。

ましてや、

凄まじい山火事で、

上の指令によって、

湖の水を汲み上げても、

まさか、

あのカナダ人が潜水してることとか、解るやろか😱

カナダ人自身も、

一旦帰国したのに、

カリフォルニアの湖ダイビングに行くはず友人が、誘ってたダチからドタキャンされたから、

来てくれ、言う泣き付きに心を決めた。

更に、

誘った当人は、

カリフォルニアの直射日光で熱射病に成って、

ホテルのベッドで呻いていた。

せっかく付いてきたのに、

来た意味が無いから、

このカナダ人は一人で湖に行って、潜水した。

その後での出来事。

裁判所は、

消防士に、

殺意がなかった事を認め、

無罪にした。

ホンマに、

不可思議に不可思議な、

見えざる仏の手がもたらした、

山火事消火残酷物語やった。