ムーンライトは偽らない😱

レフティのダチのジュードが、

念願の一人暮らしを始めた。

新築二階建てアパートで、

ジュードは二階の角部屋に住むことになった。

うれしくてたまらないジュードは、

引っ越しの荷解きもせずに、

すぐに、

レフティや他のダチ達を呼んだ。

そして、

夜中まで騒ぎまくってたら、

部屋のドアを竹刀らしき物で叩きあげる音とともに、

「キャラすぞ❗️キャラすぞ❗️キャラすぞ❗️」と甲高いオヤジの声が聞こえた！

ジュードたちは驚いて静かにした。

が、

ドアは相変わらず竹刀らしき物で叩かれ、

「キャラすぞ❗️キャラすぞ❗️キャラすぞ❗️」というオヤジの声が響きまくった！

キャラすぞという言葉が間違いなく殺すぞという意味であることを悟ったレフティとジュードは、

レフティが持ち込んだスタンガンを手にして、

ドア🚪を開けた。

ドアの外には、

小柄なハゲ👩‍🦲たオヤジがあんじょう竹刀を持って、

「キャラすぞ❗️キャラすぞ❗️キャラすぞ❗️」と叫んでいた！

レフティもスタンガンの電流走らせて、

「お前こそキャラすぞ！」と言い返した。

あまりの馬鹿馬鹿しさに、

他のダチ達が制止に入り、

オヤジに深々と頭を下げて、

この一件は落ち着いた。

後で、

ジュードによると、

あのオヤジはトミオという名のDQN系に該当する男で、

ジュードの真下に住んでいた。

トミオは生活音に敏感なので、

泊まりに来る時は気をつけないといけないと説明するジュードに、

レフティは、

「お前の部屋に泊まるくらいなら野宿するぜ」と言い返した。

が、

ジュードは怯むことなく、

「けどトミオは満月🌕にはいねーんだよ！」と言い、

「理由はわかんねーけど満月🌕にはいねーんだよ！」と重ねた。

レフティは、

「じゃあ俺らが満月🌕に泊まりに行くとき、トミオがいたらビール代出せよ！トミオがいなかったら割り勘にすっから」と、

不公平な提案をしたが、

ジュードは大人しく承諾した。

満月🌕となった。

レフティ達が来て、

堂々と騒いだ！

そして、

わざと、

「キャラすぞ❗️キャラすぞ❗️キャラすぞ❗️」と叫んだ！

と、

そこに、

ドア🚪を静かにノックする音が聞こえた。

ジュードが堂々とドア🚪を開けると、

どう見ても厚化粧して女装したトミオが、

ドミノピザ持って立っていた。

そして、

「ホホホ」と笑い、

「おかくはま（お客様🤔❓）ん来られはったんよし、おピザ持って来はりましたん。食べまつってつかあさい」と言って、

ピザを渡すと、

「ホホホホホ」と笑いながら自部屋に帰って行った。

さすがのレフティ達も呆気に取られている中で、

ジュードは、

「アイツはトミコって言うんだよ。けど、満月🌕の時しかいねーのさ。満月🌕以外はトミオがいるのさ」と説明した。

理由はわからないけど、

月の満ち欠けによる人格障害やということが、

判明するにとどまった。

ケイシロウ。

この出来事から、

近隣住民に恵まれることがどんなにエエことか悟れよ。