大分県竹田の骨董品屋さんの店ネコ
母ネコはある程度子ネコが大きくなると、獲物を狩る訓練のために、半殺しの状態で獲物を捕ってきて、
それを、子ネコたちの前に放つ。
これは子ネコたちに獲物の捕り方教えるためだ。
実際、子ネコがこのような教育を受けないで育つと、獲物を狩ることが出来なくなる。
虫などや小鳥は教えられなくてもとらえることは出来るが、殺し方など教えてもらっていないのですぐ逃がしてしまう。
ある本によると、母ネコは子ネコの所に獲物を持ち帰ったときに
子ネコを呼ぶときの声が獲物によって違うと言うことが分かったそうである。
獲物が小型のネズミの場合は、くぐもった声で、大型のネズミ(ドブネズミ)の場合は叫び声に近い声になるそうです。
ドブネズミぐらいの大きさの獲物は、完全に殺していない、怪我の状態では、
子ネコたちに危害をくわえるかもしれないから、子ネコたちに注意を促すのではないかということである。
実際、母ネコが危険と考え、それを知らせる声で呼ぶときは、子ネコたちは特に注意深く行動するそうである。
今のネコはカリポリやら缶詰やら、べつに母ネコに狩りの仕方を教えてもらわなくても食べるに困らない。
母ネコも子ネコに狩りを教える必要もなく、お腹が空いたら飼い主に要求する鳴き方を教えれば済んでしまう。
いづれ、母ネコが獲物を持って帰って、狩りの訓練のため子ネコたちを呼ぶ声も消えてなくなるのでしょうね。
都会のネコたちの間では、もうすでに消えているのかもしれない。