朝の詩 2作目 「優しい気持」

「優しい気持」
　　　　　　　　埼玉県熊谷市　　　　　村山　皓介　　78

何か心に優しい気持
涌いて来る朝
夏の朝　朝顔咲いて
つばめ大きく
弧を描いて飛ぶ
水田の上を
夏の光満ちて
白い雲が流れ
秋近いことを知る

ああ夏が逝く
この夏に何を成したか
この夏に失ったもの
悲しさ募り
優しい気持になる

次の花はもくせいです

(有)タマケアビジネス　伊藤　民雄

朝の詩 「鍋」

遅くなりました。次の詩を紹介します
「鍋」
　　　　　　岡山県北区　　　　　　　安倉　栄美子　　82

戦後大家族のわが家を
支えてくれた大きな鍋
いま　物置の隅で
忘却の眠り
取り出して
意味もなく磨いている
ごしごし　ごしごし
煤は一ミリごと
光りかがやく
その嬉しさに
私は無心
ごしごし　ごしごし
光ってくる　遠い昔

今日の花はあまがきです

(有)タマケアビジネス　伊藤　民雄

「案山子・かかし」 風物 堀の内

「勇気ある行動・ありがとう」
10月1日の横浜線の踏切事故は、助けた村田奈津恵さん
の、危険を顧みない勇気ある行動に称賛いたします。
こころより、ご冥福をお祈りいたします。

“多摩でさがした風物”
「案山子・かかし」　　　　　　　

柚木の小学生・幼稚園が田植え・刈取し、案山子を作った
昔は人が立っている姿だったが、最近では学習した、鳥が、
働いている格好をしないと馬鹿にして被害を増やすらしい

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「式年遷宮は凄い文化だ」

「凄い文化だ」
今年は伊勢神宮では式年遷宮「遷御の儀」が10月２日から始まる。２０年に一度のクライマックスだ。これこそ第62回×20年＝1240年の歴史である。凄い伝統を守り続けた国民的な行事であり喜ばしい神事である。

伊勢の内宮、外宮のあの森閑とした神域に身をおけば、日本の伝統文化の凄さに打たれるはずだ。社殿はいわば稲田の作事小屋や農家のような様式で、雨が降っても祭事や野良仕事が出来るように空間があるようだ。

伊勢の歴史「式年遷宮」を守る続ける人たち、あの大木を育て上げる20年、形を替えない世襲の20年。宮大工を養成する20年、しきたりを忘れない20年、変わらない社殿を作る20年，寄付の勘定を勤める20年、各々大変で興味深いものがある。

テレビでも新聞の報道でも、たまには歴史的価値がある祭事や、地方文化などの特集でも組んで欲しい物だ。だんだんテレビの番組のように、日本人がウスペラな人間になってしまうような気がする
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