櫻井翔くん、2回目の朗読。
今回は、松尾芭蕉「おくのほそ道」です。
紀行文ということもあり、淡々とした雰囲気になるのかなぁと
思っていましたが…。
またしても翔くんの声に囚われてしまった。
TVでも声は聞いているはずなのに、ラジオから響く翔くんの声は
普段のイメージとは違って、なんだかとても色っぽい。
低く響く声がたまにかすれたりして、なんとも言えない気持ちに
なってしまいます。
松尾芭蕉といえば、‘枯れた’雰囲気の人をイメージしますが、
この人の書いた文章を翔くんが読むと、何かに迷っているような
心をどこかに残してしまっているような、それでいて、聞いてる者の
心を惹きつけてやまない、なんだか不思議な感覚に陥ります。
弟子たちと離れ一人で旅を続けているときの不安な様子、終着の地で
たくさんの弟子たちに囲まれてるときの安堵した様子、そんな心の揺
れるさまが手にとるように伝わってくるなんて、いったい、この人は
どれほどの才能を秘めているのでしょう。
全体としては
・朗読
・「おくのほそ道」を歩く
・立松和平さんと対談
という構成でした。
‘「おくのほそ道」を歩く’では、翔くんが実際に行って、見て、
感じたことを彼の言葉で話してくれます。
これが「普段もこんな感じで話すのかな~」という自然な感じで
よかったです。
まずは‘松島’
あまりに絶景すぎて句が読めなかったという芭蕉の言葉に対して
「そうなのかな~?なんかワクワクして楽しくなってしまうなぁ」
「ジグソーパズルを割って広げたような、おもちゃ箱をひっくり
返したような眺めだなぁ」と翔くん。
先人の持った感想とは全然違う感想をさらりと言えるところがいいな。
‘中尊寺’
ここでは、中尊寺の執事の方にお話を聞いています。
こういうときの質問の仕方や、相槌の絶妙さがすばらしいです。
で、「(お寺を見たときに)わ~、すごいっ、ってなってしまって、
手を合わせるのを忘れてしまう。一番大事なことなんだけど」
そうですよね、私もこれからは気をつけたいです。
‘立石寺’
登山口から1015段もの石段を登ったところにあるお寺。
その石段を上っている足音や息遣いが聞こえます。
そして、登りきったところに広がる景色を見て
「想像以上。見たことのない不思議なアンバランスさ。
まさに絶景!!」と感想を述べています。
そして、ここで詠まれた芭蕉の有名な蝉の句に敬意を表し(?)
翔くんもここで一句詠みます。
‘遠くから 秋の入り口 せみひとり’
ちなみに、ボツネタがいくつかあるそうで
‘秋の風 芭蕉と同じ 景色かな’
‘ときを経て 変わらぬ景色 ここにあり’
「ホーム降りて、書いてありそうな言葉なのでボツ」
そう言って笑う翔くんは、すごく自然で‘素’なのかなぁと
思ってしまいます。
‘最上川’
ここでは、川下りをしながら、「最上川舟歌」を歌ってもらっています。
歌ってくれた方(女性)にお話を聞くんですが、ここでも、本当に丁寧で、
きちんと聞こうとする姿勢が伝わってきます。
こんなふうに聞かれたら、話しやすいだろうなぁ。
そして、最後の地ということで、ここでも一句。
‘山を焼き 水面に伸びる 滝の白’
最上川を船で下りながら見た滝の白さが印象的だったそうです。
この、普段っぽい話し方の翔くん、対談の時のメリハリのある
知的な話し方の翔くん、そして、朗読のときの独特の雰囲気のある翔くん。
どれも翔くんなんだけど、その受ける印象の違いに驚いてしまいます。
言葉の持つ力をいつも意識している翔くんならではなのでしょうか?
TVだと、ついつい顔ばかり(?)に目がいってしまいますが、
こうして純粋に声にひたれるラジオというのも、たまにはいいですね。
このシリーズ、今回で2回目ですが、ゆっくりのんびりのペースでいい
ですから、長く続けてくれるとうれしいです。
最後に…。
自己紹介で「嵐のラップ詞担当 櫻井翔です」と言っちゃう
あなたが大好きです
人間失格~櫻井翔
今回は、松尾芭蕉「おくのほそ道」です。
紀行文ということもあり、淡々とした雰囲気になるのかなぁと
思っていましたが…。
またしても翔くんの声に囚われてしまった。
TVでも声は聞いているはずなのに、ラジオから響く翔くんの声は
普段のイメージとは違って、なんだかとても色っぽい。
低く響く声がたまにかすれたりして、なんとも言えない気持ちに
なってしまいます。
松尾芭蕉といえば、‘枯れた’雰囲気の人をイメージしますが、
この人の書いた文章を翔くんが読むと、何かに迷っているような
心をどこかに残してしまっているような、それでいて、聞いてる者の
心を惹きつけてやまない、なんだか不思議な感覚に陥ります。
弟子たちと離れ一人で旅を続けているときの不安な様子、終着の地で
たくさんの弟子たちに囲まれてるときの安堵した様子、そんな心の揺
れるさまが手にとるように伝わってくるなんて、いったい、この人は
どれほどの才能を秘めているのでしょう。
全体としては
・朗読
・「おくのほそ道」を歩く
・立松和平さんと対談
という構成でした。
‘「おくのほそ道」を歩く’では、翔くんが実際に行って、見て、
感じたことを彼の言葉で話してくれます。
これが「普段もこんな感じで話すのかな~」という自然な感じで
よかったです。
まずは‘松島’
あまりに絶景すぎて句が読めなかったという芭蕉の言葉に対して
「そうなのかな~?なんかワクワクして楽しくなってしまうなぁ」
「ジグソーパズルを割って広げたような、おもちゃ箱をひっくり
返したような眺めだなぁ」と翔くん。
先人の持った感想とは全然違う感想をさらりと言えるところがいいな。
‘中尊寺’
ここでは、中尊寺の執事の方にお話を聞いています。
こういうときの質問の仕方や、相槌の絶妙さがすばらしいです。
で、「(お寺を見たときに)わ~、すごいっ、ってなってしまって、
手を合わせるのを忘れてしまう。一番大事なことなんだけど」
そうですよね、私もこれからは気をつけたいです。
‘立石寺’
登山口から1015段もの石段を登ったところにあるお寺。
その石段を上っている足音や息遣いが聞こえます。
そして、登りきったところに広がる景色を見て
「想像以上。見たことのない不思議なアンバランスさ。
まさに絶景!!」と感想を述べています。
そして、ここで詠まれた芭蕉の有名な蝉の句に敬意を表し(?)
翔くんもここで一句詠みます。
‘遠くから 秋の入り口 せみひとり’
ちなみに、ボツネタがいくつかあるそうで
‘秋の風 芭蕉と同じ 景色かな’
‘ときを経て 変わらぬ景色 ここにあり’
「ホーム降りて、書いてありそうな言葉なのでボツ」
そう言って笑う翔くんは、すごく自然で‘素’なのかなぁと
思ってしまいます。
‘最上川’
ここでは、川下りをしながら、「最上川舟歌」を歌ってもらっています。
歌ってくれた方(女性)にお話を聞くんですが、ここでも、本当に丁寧で、
きちんと聞こうとする姿勢が伝わってきます。
こんなふうに聞かれたら、話しやすいだろうなぁ。
そして、最後の地ということで、ここでも一句。
‘山を焼き 水面に伸びる 滝の白’
最上川を船で下りながら見た滝の白さが印象的だったそうです。
この、普段っぽい話し方の翔くん、対談の時のメリハリのある
知的な話し方の翔くん、そして、朗読のときの独特の雰囲気のある翔くん。
どれも翔くんなんだけど、その受ける印象の違いに驚いてしまいます。
言葉の持つ力をいつも意識している翔くんならではなのでしょうか?
TVだと、ついつい顔ばかり(?)に目がいってしまいますが、
こうして純粋に声にひたれるラジオというのも、たまにはいいですね。
このシリーズ、今回で2回目ですが、ゆっくりのんびりのペースでいい
ですから、長く続けてくれるとうれしいです。
最後に…。
自己紹介で「嵐のラップ詞担当 櫻井翔です」と言っちゃう
あなたが大好きです
人間失格~櫻井翔